みずがめ座R星のソースを表示

{{天体 基本
| 色 = 恒星
| 和名 = みずがめ座R星
| 英名 = [[:en:R Aquarii|R Aquarii]]
| 星座 = [[みずがめ座]]
| 視等級 = 5.2 - 12.4{{R|gcvs}}
| 変光星型 = [[ミラ型変光星|ミラ型]] + アンドロメダ座Z型{{R|gcvs}}
| 画像ファイル = R Aquarii.jpg
| 画像説明 = [[ハッブル宇宙望遠鏡]]が初めてとらえた、みずがめ座R星の中心構造。出典: [[アメリカ航空宇宙局|NASA]], [[欧州宇宙機関|ESA]] &amp; [[宇宙望遠鏡科学研究所|STScI]]{{R|stsci-1990-15}}
}}
{{天体 発見
| 色 = 恒星
| 発見年 = [[1811年]]{{R|ma79}}
| 発見者 = [[カール・ハーディング]]{{R|ma79}}
| 発見場所 = {{仮リンク|リリエンタール (ニーダーザクセン州)|en|Lilienthal, Lower Saxony |label=リリエンタール}}{{R|vsots}}
}}
{{天体 位置
| 色 = 恒星
| 元期 = [[J2000.0]]
| 赤経 = {{RA|23|43|49.4629939776}}{{R|simbad}}
| 赤緯 = {{DEC|-15|17|04.184232557}}{{R|simbad}}
| 視線速度 = -20.7 km/s{{R|min14}}
| 固有運動 = 赤経: 37.13 ± 0.47 [[秒 (角度)|ミリ秒]]/[[年]]{{R|min14}}<br />赤緯: -28.62 ± 0.44 ミリ秒/年{{R|min14}}
| parallax = 4.59
| p_error = 0.24
| parallax_footnote = {{R|min14}}
| 星図位置画像 = Aquarius constellation map.svg
| 位置画像left = 14
| 位置画像top = 62
| 画像説明 = みずがめ座R星の位置（丸印）
}}
{{天体 軌道
| 色 = 恒星
| 公転周期 = 15,943 ± 471 [[日]]{{R|gm09}}
| 離心率 = 0.25 ± 0.07{{R|gm09}}
| 軌道傾斜角 = 70&deg;{{R|su85}}
| 軌道長半径 = 14.2 - 16.8 [[天文単位|AU]]{{R|gm09}}
}}
{{天体 物理
| 色 = 恒星
| 半径 = ~400 [[太陽半径|''R''<sub>☉</sub>]]{{R|gm09}}{{R|注1|group="注"}} / 5 {{e|3}} km{{R|cf03}}
| 質量 = 1 - 1.5 / 0.6 - 1 [[太陽質量|''M''<sub>☉</sub>]]{{R|gm09}}
| 表面重力 = 0.003 G{{R|mayer13}}{{R|注2|group="注"}}
| スペクトル分類 = M7 III + WD{{R|nichols07}}
| 光度 = 4,780{{R|mayer13}} / 0.04{{R|mk95}} [[太陽光度|''L''<sub>☉</sub>]]
| 表面温度 = 2,800 / 80,000 [[ケルビン|K]]{{R|cf03}}
| 色指数_BV = 1.5（[[1969年|1969]]極大）{{R|eggen70}}<br />0.9（[[1981年|1981]]極小）{{R|celis82}}
| 色指数_UB = 0.7（1969極大）{{R|eggen70}}<br />-0.7（1981極小）{{R|celis82}}
| 色指数_RI = 1.8（1969極大）{{R|eggen70}}<br />3.2（1981極小）{{R|celis82}}
}}
{{天体 別名称
| 色 = 恒星
| 別名称 = [[掃天星表|BD]]-16 6352, [[ヘンリー・ドレイパーカタログ|HD]] 222800, [[ヒッパルコス星表|HIP]] 117054, [[輝星星表|HR]] 8992, IRC -20642, [[スミソニアン天文台星表|SAO]] 165849{{R|simbad}}
}}
{{天体 終了|恒星}}

'''みずがめ座R星'''（みずがめざRせい、R Aquarii、R Aqr）は、[[みずがめ座]]の[[変光星]]である。当初は、一般的な[[長周期変光星]]であると考えられていたが、後に[[共生星]]という特殊な[[連星]]系であることが明らかになった。[[星系]]を構成する2つの星の他に、それらを取り巻く[[星間ガス|ガス]]や[[星周塵|塵]]の顕著な構造がみられることで知られる{{R|vsots}}。

== 観測史 ==
[[ファイル:Raquariis.jpg|thumb|left|みずがめ座R星（出典: Adam Block / Mount Lemmon SkyCenter / [[アリゾナ大学|University of Arizona]]）]]
みずがめ座R星は、[[ドイツ|独]]{{仮リンク|リリエンタール (ニーダーザクセン州)|en|Lilienthal, Lower Saxony|label=リリエンタール}}にある[[ヨハン・シュレーター]]の観測所で助手を務めた[[カール・ハーディング]]が、[[1810年]]に発見した。みずがめ座R星という名称は、[[アルゲランダー記法|変光星の命名方法]]において、みずがめ座で最初に確認された変光星であることを示す{{R|vsots}}。

みずがめ座R星は、一見して1[[年]]3[[週間]]周期で6等から11等まで変光する、普通の[[ミラ型変光星]]のように思われた{{R|s+t}}。しかし、[[1919年]]10月、[[ウィルソン山天文台]]での[[分光法|分光観測]]によって、みずがめ座R星の[[スペクトル]]は、輝線も示すミラ型星のスペクトルだけではなく、[[星雲]]でみられる輝線が含まれることが明らかになった{{R|merrill}}。更に、大型[[望遠鏡]]による分光観測が繰り返され、ミラ型星のスペクトルと星雲の輝線に加え、[[OB型星]]のような青い高温の連続光成分が含まれていることがわかってきた{{R|ma79}}。このような、[[赤色巨星]]のスペクトルと高温ガスの輝線が同時に観測される天体は、共生星と呼ばれる{{R|astro-dic_ss}}。その後、変光そのものに関しても変光幅が突如小さくなる現象が確認され、ミラ型星以外に変光に寄与する成分があることがわかった{{R|ma79}}。[[紫外線]][[宇宙望遠鏡|観測衛星]]による観測で、星雲成分と高温度星成分のスペクトルの詳しい性質がわかってくると、みずがめ座R星系には高密度の小さなガス集合体と[[白色矮星]]が存在し、連星系であると考えられるようになった{{R|whitelock83}}。

一方、星周領域では、[[1921年]]11月に[[ローウェル天文台]]で[[撮影]]された[[写真乾板|写真]]から、星雲状構造の存在が明らかになった{{R|lampland}}。その後、[[エドウィン・ハッブル|ハッブル]]が星雲の膨張を検出し、[[ウォルター・バーデ|バーデ]]が時間をおいて撮影した写真の比較から、膨張していることを証明した{{R|ma79}}。1980年代になると、[[可視光]]と[[電波]]で、星雲状構造の内側に[[宇宙ジェット|ジェット]]の存在が発見された{{R|wg80|km82|sopka82}}。その後、20世紀前半にローウェル天文台で撮影されたみずがめ座R星の写真乾板にも、ジェット構造が写っていたことがわかった{{R|hollis99}}。

== 星系 ==
[[ファイル:Artists Impression of R Aquarii, A Symbiotic Star.jpg|thumb|left|みずがめ座R星の想像図。出典: [[アメリカ航空宇宙局|NASA]], [[欧州宇宙機関|ESA]] &amp; D. Berry ([[宇宙望遠鏡科学研究所|STScI]]){{R|stsci-1990-15}} ]]
みずがめ座R星は、[[太陽]]からの距離がおよそ710[[光年]]{{Refnest|group="注"|[[ガイア計画|ガイア衛星]]が測定した[[年周視差]]（3.1223[[秒 (角度)|ミリ秒]]）から計算すると、距離はおよそ1,000[[光年]]となって、小さからぬかい離がある。この原因はよくわかっていないが、そもそもどちらが測定した年周視差も、[[ミラ型変光星|ミラ型星]]の[[視直径]]より小さいもので、この測定方法の避けられない不定性かもしれない<ref>{{Citation |author=Bujarrabal, V.; et al. |date=2018-08 |title=High-resolution observations of the symbiotic system R Aqr. Direct imaging of the gravitational effects of the secondary on the stellar wind |journal=Astronomy &amp; Astrophysics |volume=616 |page=L3 |doi=10.1051/0004-6361/201833633 |bibcode=2018A&A...616L...3B }}</ref>。}}と推定され、最も近く、最も明るい共生星である。従って、共生星の中でも最もよく調べられているものの一つでもある{{R|min14|whitelock83}}。その正体は、ミラ型星と白色矮星の連星系で、白色矮星は[[降着円盤]]を伴っていると考えられる{{R|whitelock83}}。ミラ型星と白色矮星の間の[[離角]]は、[[2014年]]に[[超大型望遠鏡VLT]]で観測した際には45[[秒 (角度)|ミリ秒]]で、実距離では9.8[[天文単位|AU]]に相当する{{R|schmid17}}。連星の[[公転]]周期は約44年で、[[離心率]]が比較的高い歪な[[軌道 (力学)|軌道]]をとっているとみられる{{R|gm09}}。系の中心からは、ジェットが北東方向と南西方向に、10秒程伸びている{{R|kafatos89}}。その外側には、二重の星雲状構造があり、内側は1[[分 (角度)|分]]程度の大きさで南北方向に伸びる[[砂時計]]形、外側は2分程度の大きさで東西方向に伸びる砂時計形をしている{{R|su85}}。

=== ミラ型星 ===
ミラ型星は、[[スペクトル分類|スペクトル型]]がM7 IIIという赤色巨星で、[[質量]]は[[太陽質量|太陽]]と同程度から太陽の1.5倍程度と推定される{{R|nichols07|gm09}}。周囲からは、[[一酸化ケイ素]]や[[水]]の[[メーザー]]が検出されており、これはミラ型星ではよくみられるものだが、共生星に含まれるミラ型星としては珍しい{{R|gm09}}。一酸化ケイ素メーザーは、一般的なミラ型星と同程度の強度だが、水のメーザーは一般的なミラ型星より弱い{{R|kamohara08}}。

==== 変光 ====
みずがめ座R星系のミラ型星は、変光周期は約387日、変光幅は概ね4[[等級 (天文)|等級]]以上である。[[1974年]]7月に、最も暗い極小が観測され、その時の明るさは12.4等だった。ミラ型の規則的な変光の他に、極小時の等級がより長期的な周期で変化し、更には突発的に変光幅が小さくなる現象が1870年前後、1890年前後、1905年から1910年頃、[[1928年]]から[[1934年]]、1974年から[[1983年]]に観測されている{{R|ma79|vsots}}。この様な、ミラ型の長周期変光からの逸脱は、みずがめ座R星が共生星であることに由来し、連星の公転運動及びそれに従って起こる、白色矮星の周りに広がるガスや塵によるミラ型星の部分的な[[掩蔽]]によるものと解釈され、それを踏まえた光度曲線の分析から公転周期がおよそ44年と見積もられた{{R|wgm81}}。公転周期については、その後推定方法の違いによって、別の値も提唱されたが、最新の分析ではおよそ43.6年で当初の推定と整合する結果となっている{{R|gm09}}。

=== 白色矮星 ===
白色矮星は、質量が太陽の6割程度から太陽と同程度とみられる{{R|gm09}}。[[X線]]での観測からは、磁場が比較的強い白色矮星と予想される{{R|nichols07}}。表面温度は、観測されたイオンのスペクトルの励起温度から、80,000K程度あるとみられる{{R|cf03}}。白色矮星の周囲には、ミラ型星から移動した物質により、降着円盤が形成されている。この降着円盤を動力源として、連星から双極的に伸びるジェットが駆動されているとみられる{{R|ns09|mse18}}。

=== 星雲 ===
[[ファイル:VLT view of binary system R Aquarii from 2012.tif|thumb|left|[[2012年]]に[[超大型望遠鏡VLT|VLT/FORS2]]で[[撮影]]されたみずがめ座R星。出典: ESO{{R|potw1850a}}]]
みずがめ座R星の周りには、二重の構造を持つ星雲が広がっている。星雲は砂時計状の形をしており、長く伸びた軸の方向は、外側の星雲が東西方向に2分程度、内側の星雲は南北方向に1分程度だが、共通の中心がみずがめ座R星にあり、膨張していることもわかっているので、みずがめ座R星から放出された物質によって形成されたと考えられる{{R|su85|ns09}}。星雲の年齢は、外側がおよそ650年、内側がおよそ240年くらいとみられる{{R|liimets18|min14}}。

みずがめ座R星周りの星雲は、ミラ型星から放出された物質が白色矮星に降着し、その物質が[[臨界]]{{要曖昧さ回避|date=2021年1月}}を超えて[[新星]]のような爆発を起こしたことで飛散したと考えられる{{R|mayer13|liimets18}}。みずがめ座R星で発生した新星を探す試みもなされており、『[[明月記]]』に登場する[[930年]]の[[客星]]や、[[1073年]]或いは[[1074年]]に[[朝鮮]]で記録された客星が、その候補として挙げられた{{R|km82|yang05}}。しかし、力学的に見積もられた星雲の年齢は、それより若いものになっている{{R|liimets18}}。

=== ジェット ===
[[ファイル:R Aquarii peculiar stellar relationship captured by SPHERE.jpg|thumb|left|VLTのSPHERE/ZIMPOLで観測されたみずがめ座R星。[[連星]]がはっきり分離され、双極的な[[宇宙ジェット|ジェット]]が出ている様子が詳しくみてとれる。出典: [[ヨーロッパ南天天文台|ESO]] / Schmid et al.{{R|eso1840}} ]]
みずがめ座R星のジェットは、連星を中心に、北東方向と南西方向へ対称的に、10秒程度の長さまで伸びている。ジェットは真っ直ぐではなくS字状に曲がっており、その形は[[歳差]]運動によってできたとみられる{{R|mse18}}。

北東方向のジェットは、1970年代に可視光で発見されたもので、一方南西方向のジェットは、電波によって発見された{{R|wg80|kafatos89}}。北東方向のジェットには、可視光に対応する部分ですぐに電波源も見つかり、南西方向のジェットも、可視光で同じ場所に星雲の輝線が検出された{{R|sopka82|hwo90}}。ジェットの中には明るい塊が点在しており、ジェットで放出された物質と、星周物質が衝突し、[[衝撃波]]が発生しているとみられる{{R|ns09}}。

[[ハッブル宇宙望遠鏡]]や[[チャンドラX線天文台|チャンドラ]]によって、系の中心に近い部分でのジェットの細かい構造がみえてくると、ジェットは連星から15AU程度の距離で既に細く絞られていることや、ジェット中の明るい塊は連星から遠ざかる程移動速度が大きくなっていることなどもわかった{{R|ph94|hpl97}}。VLTによる観測では、更に中心近傍までみることができ、ジェットの大元が白色矮星にあることや、連星近傍では長く伸びた、或いは強く捻じ曲げられた繊維状構造があるなど複雑な構造をしていること、ジェット内の物質の密度が非常に高いことなども明らかになってきた{{R|schmid17}}。
{{-}}

== ギャラリー ==
<gallery>
ファイル:Symbiotic System R Aquarii.png|ハッブル宇宙望遠鏡の[[広視野カメラ3]]で観測されたみずがめ座R星。内側の環状の星雲状構造の詳細がよくわかる。出典: Judy Schmidt{{R|apod180711}}
ファイル:ESOcast 188 Light.webm|VLTのSPHERE/ZIMPOLによるみずがめ座R星観測の解説[[動画]]。出典:ESO{{R|eso1840}}
</gallery>

== 脚注 ==
=== 注釈 ===
{{Reflist |group="注" |refs=
<ref name="注1">平均[[半径]]は、およそ2[[天文単位|AU]]と見積もられており、1[[太陽半径]] ≈ 0.004649 AU であることから、2 ÷ 0.004649で計算。</ref>
<ref name="注2">出典での表記は、<math>\log g [\mbox{cgs}] = -0.5</math></ref>
}}

=== 出典 ===
{{Reflist |colwidth=30em |refs=
<ref name="stsci-1990-15">{{Cite web |url=https://hubblesite.org/contents/news-releases/1990/news-1990-15.html |title=R Aquarii - A Nearby Exploding Star |date=1990-10-04 |website=HubbleSite |publisher=[[宇宙望遠鏡科学研究所|STScI]] |accessdate=2024-09-26 }}</ref>
<ref name="gcvs">{{Citation |author=Samus, N. N.; et al. |date=2009-01 |title=[[変光星総合カタログ|General Catalogue of Variable Stars]] |work=VizieR On-line Data Catalog:B/gcvs |bibcode=2009yCat....102025S }}</ref>
<ref name="ma79">{{Citation |last1=Mattei |first1=Janet Akyüz |author-link=ジャネット・アクユズ・マッテイ |last2=Allen |first2=James |date=1979-06 |title=Variable Star Notes (R Aquarii - A Unique Long-Period Variable) |journal=Journal of the Royal Astronomical Society of Canada |volume=73 |pages=173-175 |bibcode=1979JRASC..73..173M }}</ref>
<ref name="vsots">{{Cite web |url=https://www.aavso.org/vsots_raqr |title=R Aquarii |date=2010-04-13 |publisher=[[アメリカ変光星観測者協会|AAVSO]] |accessdate=2019-05-04 }}</ref>
<ref name="simbad">{{Cite web |url=https://simbad.u-strasbg.fr/simbad/sim-id?Ident=R+Aquarii |title=R Aqr -- Symbiotic Star |work=[[SIMBAD]] |publisher=[[ストラスブール天文データセンター|CDS]] |accessdate=2018-12-15 }}</ref>
<ref name="min14">{{Citation |author=Min, Cheulhong; et al. |date=2014-04 |title=Accurate parallax measurement toward the symbiotic star R Aquarii |journal=[[欧文研究報告|Publications of the Astronomical Society of Japan]] |doi=10.1093/pasj/psu003 |bibcode=2014PASJ...66...38M |arxiv=1401.5574 }}</ref>
<ref name="gm09">{{Citation |last1=Gromadzki |first1=M. |last2=Mikołajewska |first2=J.
|date=2009-03 |title=The spectroscopic orbit and the geometry of R Aquarii |journal=[[アストロノミー・アンド・アストロフィジックス|Astronomy &amp; Astrophysics]] |volume=495 |issue=3 |pages=931-936 |doi=10.1051/0004-6361:200810052 |bibcode=2009A&A...495..931G |arxiv=0804.4139}}</ref>
<ref name="su85">{{Citation |last1=Solf |first1=J. |last2=Ulrich |first2=H. |date=1985-07 |title=The structure of the R Aquarii nebula |journal=Astronomy &amp; Astrophysics |volume=148 |issue=2 |pages=274-288 |bibcode=1985A&A...148..274S }}</ref>
<ref name="cf03">{{Citation |last1=Contini |first1=Marcella |last2=Formiggini |first2=Liliana |date=2003-02 |title=R Aquarii spectra revisited by SUMA |journal=[[王立天文学会月報|Monthly Notices of the Royal Astronomical Society]] |volume=339 |issue=1 |pages=148-156 |doi=10.1046/j.1365-8711.2003.06160.x |bibcode=2003MNRAS.339..148C }}</ref>
<ref name="mayer13">{{Citation |author=Mayer, A.; et al. |date=2013-01 |title=Large-scale environments of binary AGB stars probed by Herschel. I. Morphology statistics and case studies of R Aquarii and W Aquilae |journal=Astronomy &amp; Astrophysics |volume=549 |page=A69 |doi=10.1051/0004-6361/201219259 |bibcode=2013A&A...549A..69M |arxiv=1211.3595 }}</ref>
<ref name="nichols07">{{Citation |author=Nichols, J. S.; et al. |date=2007-05 |title=Discovery of Rapid Hard X-Ray Variability and New Jet Activity in the Symbiotic Binary R Aquarii |journal=[[アストロフィジカルジャーナル|Astrophysical Journal]] |volume=660 |issue=1 |pages=651-661 |doi=10.1086/512138 |bibcode=2007ApJ...660..651N }}</ref>
<ref name="mk95">{{Citation |last1=Meier |first1=Steven R. |last2=Kafatos |first2=Menas |date=1995-09 |title=Ultraviolet Temporal Variability of the Peculiar Star R Aquarii |journal=Astrophysical Journal |volume=451 |pages=359-371 |doi=10.1086/176225 |bibcode=1995ApJ...451..359M }}</ref>
<ref name="celis82">{{Citation |last=Celis S. |first=L. |date=1982-12 |title=Red variable stars. I - UBVRI photometry and photometric properties |journal=Astronomical Journal |volume=87 |pages=1791-1802 |doi=10.1086/113268 |bibcode=1982AJ.....87.1791C }}</ref>
<ref name="eggen70">{{Citation |last=Eggen |first=O. J. |author-link=オリン・エッゲン |date=1970-12 |title=Stellar-Population Samples at the Galactic Poles. II. UBVRI Photometry of M Stars Near the South Pole |journal=Astrophysical Journal Supplement |volume=22 |pages=289-318 |doi=10.1086/190224 |bibcode=1970ApJS...22..289E }}</ref>
<ref name="s+t">{{Citation |last=MacRobert |first=Alan |date=2017-10-07 |title=The Drama-Ridden Couple of R Aquarii |publisher=[[スカイ&テレスコープ|Sky &amp; Telescope]] |url=https://www.skyandtelescope.com/observing/celestial-objects-to-watch/variable-stars/the-drama-ridden-couple-of-r-aquarii/ |accessdate=2018-12-28 }}</ref>
<ref name="merrill">{{Citation |last=Merrill |first=P. W. |author-link=ポール・メリル |date=1920-08 |title=The Spectrum of R Aquarii at Minimum Brightness |journal=Publications of the Astronomical Society of the Pacific |volume=32 |issue=188 |pages=247-248 |doi=10.1086/122978 |bibcode=1920PASP...32..247M }}</ref>
<ref name="astro-dic_ss">{{Cite web|和書|url=https://astro-dic.jp/symbiotic-star/ |title=共生星 |website=天文学辞典 |publisher=[[日本天文学会|公益社団法人 日本天文学会]] |date=2018-08-16 |accessdate=2019-04-05 }}</ref>
<ref name="whitelock83">{{Citation |author=Whitelock, P. A.; et al. |date=1983-04 |title=The infrared variability and nature of symbiotic stars. III - R Aquarii |journal=Monthly Notices of the Royal Astronomical Society |volume=203 |pages=351-361 |doi=10.1093/mnras/203.2.351 |bibcode=1983MNRAS.203..351W }}</ref>
<ref name="lampland">{{Citation |last=Lampland |first=C. O. |author-link=カール・ランプランド |date=1922-08 |title=Observations of the Faint Nebular Structure Around R Aquarii |journal=Publications of the Astronomical Society of the Pacific |volume=34 |issue=200 |pages=218-219 |doi=10.1086/123205 |bibcode=1922PASP...34..218L }}</ref>
<ref name="wg80">{{Citation |last1=Wallerstein |first1=George |last2=Greenstein |first2=Jesse L. |author2-link=ジェシー・グリーンスタイン |date=1980-06 |title=The spectrum of the nebulosity around the symbiotic long-period variable, R Aquarii |journal=Publications of the Astronomical Society of the Pacific |volume=92 |pages=275-283 |doi=10.1086/130663 |bibcode=1980PASP...92..275W }}</ref>
<ref name="km82">{{Citation |last1=Kafatos |first1=Minas |last2=Michalitsianos |first2=Andrew G. |date=1982-08 |title=The peculiar variable star R Aquarii and its jet |journal=[[ネイチャー|Nature]] |volume=298 |issue=5874 |pages=540-542 |doi=10.1038/298540a0 |bibcode=1982Natur.298..540K }}</ref>
<ref name="sopka82">{{Citation |author=Sopka, R. J.; et al. |date=1982-07-01 |title=Radio and optical observations of the R Aquarii jet |journal=Astrophysical Journal Letters |volume=257 |pages=L35-L39 |doi=10.1086/183825 |bibcode=1982ApJ...258L..35S }}</ref>
<ref name="hollis99">{{Citation |author=Hollis, J. M.; et al. |date=1999-04 |title=The R Aquarii Jet in Hindsight |journal=Astrophysical Journal |volume=514 |issue=2 |pages=895-898 |doi=10.1086/306979 |bibcode=1999ApJ...514..895H }}</ref>
<ref name="schmid17">{{Citation |author=Schmid, H. M.; et al. |date=2017-06 |title=SPHERE/ZIMPOL observations of the symbiotic system R Aquarii. I. Imaging of the stellar binary and the innermost jet clouds |journal=Astronomy &amp; Astrophysics |volume=602 |page=A53 |doi=10.1051/0004-6361/201629416 |bibcode=2017A&A...602A..53S }}</ref>
<ref name="kafatos89">{{Citation |author=Kafatos, M.; et al. |date=1989-11 |title=R Aquarii: Evidence for a Two-sided Radio Jet and a Circumbinary SiO Maser |journal=Astrophysical Journal |volume=346 |pages=991-996 |doi=10.1086/168081 |bibcode=1989ApJ...346..991K }}</ref>
<ref name="kamohara08">{{Citation |author=Kamohara, Ryuichi; et al. |date=2008-10 |title=VERA Observations of SiO Masers in the Symbiotic Star R Aquarii |journal=Publications of the Astronomical Society of Japan |volume=60 |issue=5 |pages=1023-1029 |doi=10.1093/pasj/60.5.1023 |bibcode=2008PASJ...60.1023K }}</ref>
<ref name="wgm81">{{Citation |last1=Willson |first1=Lee Anne |last2=Garnavich |first2=Peter |last3=Mattei |first3=Janet Akyüz |date=1981-05 |title=1978 Eclipse of R Aquarii |journal=Information Bulletin on Variable Stars |volume=1961 |page=1 |bibcode=1981IBVS.1961....1W }}</ref>
<ref name="ns09">{{Citation |last1=Nichols |first1=Joy |last2=Slavin |first2=Jonathan D. |date=2009-07 |title=FUSE Observations Reveal the Nature of the Stellar Jets in R Aqr |journal=Astrophysical Journal |volume=699 |issue=1 |pages=902-910 |doi=10.1088/0004-637X/699/1/902 |bibcode=2009ApJ...699..902N }}</ref>
<ref name="mse18">{{Citation |last1=Melnikov |first1=Stanislav |last2=Stute |first2=Matthias |last3=Eislöffel |first3=Jochen |date=2018-04 |title=The bipolar jet of the symbiotic star R Aquarii: A study of its morphology using the high-resolution HST WFC3/UVIS camera |journal=Astronomy &amp; Astrophysics |volume=612 |page=A77 |doi=10.1051/0004-6361/201731749 |bibcode=2018A&A...612A..77M |arxiv=1802.00503 }}</ref>
<ref name="potw1850a">{{Cite web |url=https://www.eso.org/public/images/potw1850a/ |title=VLT view of binary system R Aquarii from 2012 |date=2018-12-10 |publisher=[[ヨーロッパ南天天文台|ESO]] |accessdate=2018-12-28 }}</ref>
<ref name="liimets18">{{Citation |author=Liimets, T.; et al. |date=2018-05 |title=New insights into the outflows from R Aquarii |journal=Astronomy &amp; Astrophysics |volume=612 |page=A118 |doi=10.1051/0004-6361/201732073 |bibcode=2018A&A...612A.118L }}</ref>
<ref name="yang05">{{Citation |author=Yang, Hong-Jin; et al. |date=2005-05 |title=Korean nova records in A.D. 1073 and A.D. 1074: R Aquarii |journal=Astronomy &amp; Astrophysics |volume=435 |issue=1 |pages=207-214 |doi=10.1051/0004-6361:20042455 |bibcode=2005A&A...435..207Y }}</ref>
<ref name="eso1840">{{Cite web |url=https://www.eso.org/public/news/eso1840/ |title=Dancing with Enemy |date=2018-12-12 |publisher=ESO |accessdate=2018-12-28 }}</ref>
<ref name="hwo90">{{Citation |last1=Hollis |first1=J. M. |last2=Wagner |first2=R. Mark |last3=Oliversen |first3=R. J. |date=1990-03-01 |title=Symmetrical jet action in the R Aquarii binary system |journal=Astrophysical Journal Letters |volume=351 |pages=L17-L20 |doi=10.1086/185669 |bibcode=1990ApJ...351L..17H }}</ref>
<ref name="ph94">{{Citation |last1=Paresce |first1=Francesco |last2=Hack |first2=Warren |date=1994-07 |title=New HST observations of the core of R Aquarii. I: Imaging |journal=Astronomy &amp; Astrophysics |volume=287 |issue=1 |pages=154-162 |bibcode=1994A&A...287..154P }}</ref>
<ref name="hpl97">{{Citation |last1=Hollis |first1=J. M. |last2=Pedelty |first2=J. A. |last3=Lyon |first3=R. G. |date=1997-06 |title=Spatial Resolution of the R Aquarii Binary System |journal=Astrophysical Journal |volume=482 |issue=1 |pages=L85-L88 |doi=10.1086/310687 |bibcode=1997ApJ...482L..85H }}</ref>
<ref name="apod180711">{{Cite web |url=https://apod.nasa.gov/apod/ap180711.html |title=Symbiotic R Aquarii |date=2018-07-11 |website=[[Astronomy Picture of the Day]] |publisher=[[アメリカ航空宇宙局|NASA]] |accessdate=2019-04-10 }}</ref>
}}

== 参考文献 ==
* {{Citation |和書 |author=R. バーナム Jr. |author-link=ロバート・バーナム・ジュニア |translator=[[斉田博]] |date=1988-02-10 |title=星百科大事典 改訂版 |publisher=[[地人書館]] |pages=1243-1248 |isbn=4-8052-0266-1 }}

== 関連項目 ==
* [[共生新星]]
* [[激変星]]
* [[みずがめ座の恒星の一覧]]

== 外部リンク ==
{{Commonscat|R Aquarii}}
* {{WikiSky |R Aquarii |name=みずがめ座R星 }}
* {{Cite web|和書|url=https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9161_raqr |title=共生する不安定な星、みずがめ座R星 |date=2017-06-09 |publisher=[[AstroArts]] |accessdate=2018-12-15 }}
* {{Cite web|和書|url=http://veraserver.mtk.nao.ac.jp/hilight/2014_min.html |title=共生星 みずがめ座R の年周視差を世界最高精度で決定 |date=2014 |website=[[VERA]] |publisher=[[国立天文台]] |accessdate=2018-12-28 }}
* {{Cite web |url=https://www.aavso.org/vsx/index.php?view=detail.top&oid=846 |title=VSX: Detail for R Aqr |date=2011-06-28 |publisher=[[アメリカ変光星観測者協会|AAVSO]] |accessdate=2018-12-15 }}
* {{Cite web |url=https://www.aavso.org/r-aqr |title=R Aqr |date=2015-12-01 |publisher=AAVSO |accessdate=2018-12-28 }}
* {{Cite web |url=http://aladin.u-strasbg.fr/AladinPreview?-c=23+43+49.4616-15+17+04.202&ident=V*+R+Aqr&submit=Aladin+previewer |title=V* R Aqr |work=Aladin previewer |publisher=[[ストラスブール天文データセンター|CDS]] |accessdate=2019-04-05 }}
* {{Cite web |url=https://apod.nasa.gov/apod/ap170629.html |title=Symbiotic R Aquarii |date=2017-06-29 |website=[[Astronomy Picture of the Day|APOD]] |publisher=[[アメリカ航空宇宙局|NASA]] |accessdate=2019-04-10 }}
* {{Cite web |url=https://apod.nasa.gov/apod/ap960104.html |title=Symbiotic Star System R Aquarii |date=1996-01-04 |website=APOD |publisher=NASA |accessdate=2018-12-28 }}
* {{Cite web |url=http://www.reinervogel.net/artikel/R_Aqr_e.html |title=R Aquarii (Cederblad 211) - Visual observation of a symbiotic star |last=Vogel |first=Reiner |website=telescopes and deep sky |accessdate=2019-04-10 }}
* {{Cite web |url=https://chandra.harvard.edu/photo/2017/raqr/ |title=R Aquarii: Watching a Volatile Stellar Relationship |website=[[チャンドラX線天文台|Chandra X-ray Observatory]] |publisher=[[ハーバード・スミソニアン天体物理学センター|Harvard-Smithsonian Center for Astrophysics]] |accessdate=2018-12-28 }}

{{Sky|23|43|49.4629939776|-|15|17|04.184232557|711}}

{{DEFAULTSORT:みすかめさRせい}}
[[Category:みずがめ座|Rせい]]
[[Category:恒星]]
[[Category:ミラ型変光星]]
[[Category:激変星]]
[[Category:連星]]
[[Category:1810年代発見の天体]]
[[Category:天文学に関する記事]]