アップクォークのソースを表示

{{出典の明記|date=2021-5-28 09:37(UTC)}}
{{Infobox particle
| 背景色 =
| 名前 = アップクォーク
| 画像 = 
| 説明 = 
| 型数 =
| 分類 =
| 組成 = [[素粒子]]
| 統計 = [[フェルミ粒子]]
| グループ = [[クォーク]]
| 世代 = 第一世代
| 相互作用 = [[強い相互作用]]<br />[[弱い相互作用]]<br />[[電磁相互作用]]<br />[[重力相互作用]]
| 粒子 = 
| 反粒子 = 反アップクォーク({{粒子の記号|反u}})
| ステータス = 
| 理論化 = [[マレー・ゲルマン]] (1964)<br>[[ジョージ・ツワイク]] (1964)
| 発見 = [[SLAC]] (1968)
| 記号 = {{粒子の記号|u}}
| 質量 = 1.7 - {{val|3.3|ul=MeV/c2}}<ref name="PDG2010">
{{cite web
  |author=K. Nakamura ''et al.'' ([[Particle Data Group]])
  |url=http://pdg.lbl.gov/2010/tables/rpp2010-sum-quarks.pdf
  |title=PDGLive Particle Summary 'Quarks (u, d, s, c, b, t, b', t', Free)'
  |publisher=[[Particle Data Group]]
  |year=2010
  |accessdate=2010-08-11
}}</ref>
| 平均寿命 = 
| 崩壊粒子 = 安定
| 電荷 = +{{frac|2|3}} [[素電荷|e]]
| 荷電半径 = 
| 電気双極子モーメント = 
| 電気的分極率 = 
| 磁気モーメント = 
| 磁気的分極率 = 
| 色荷 = 持つ
| スピン = {{frac|1|2}}
| スピン状態数 = 
| レプトン数 = 
| バリオン数 = 
| ストレンジネス = 
| チャーム = 
| ボトムネス = 
| トップネス = 
| アイソスピン = 
| 弱アイソスピン = {{nowrap|[[カイラリティ|LH]]: +{{frac|1|2}}, [[カイラリティ|RH]]: 0}}
| 弱アイソスピン_3 = 
| 超電荷 = 
| 弱超電荷 = {{nowrap|[[カイラリティ|LH]]: +{{frac|1|3}}, [[カイラリティ|RH]]: +{{frac|4|3}}}}
| カイラリティ = 
| B-L =
| X荷 =
| パリティ = 
| Gパリティ = 
| Cパリティ = 
| Rパリティ = 
}}
'''アップクォーク''' (up quark, 記号:'''u''') は、[[物質]]を構成する主要な[[素粒子]]の一つで、第一世代の[[クォーク]]である。

== 概要 ==
アップクォークは、+2/3[[電気素量|e]] の[[電荷]]を持つ最も軽い[[クォーク]]であり、裸の[[質量]]は 1.5 - 4 MeVである。[[素粒子物理学]]の[[標準模型]]では、[[陽子]]はアップクォーク2個とダウンクォーク1個、[[中性子]]はアップクォーク1個とダウンクォーク2個で構成されていて、アップクォークは[[ダウンクォーク]]とともに[[核子]]を作るクォークとなっている<ref group="注">核子の質量の大部分はクォークを結合している[[グルーオン]]場のエネルギーに由来しており、構成するクォークの質量の和とは大きな隔たりがある。</ref>。

クォークは、[[マレー・ゲルマン]]と[[ジョージ・ツワイク]]が[[1964年]]に[[クォークモデル]]を提唱したことで存在が予言された。[[1968年]]には、 [[SLAC]] の[[深非弾性散乱実験]]で、核子がより小さい物体から構成されていることを示す初めての証拠がみつかった。

[[ベータ崩壊|β⁺崩壊]]でダウンクォークへ崩壊する。

== アップクォークから作られるハドロン ==
* 正[[パイ中間子]] (<math>\pi^+</math>) はアップクォークと反[[ダウンクォーク]]からなる[[メソン]]。負[[パイ中間子]] (<math>\pi^-</math>) は反アップクォークとダウンクォークからなるメソン。正および負ロー中間子 (<math>\rho^{\pm}</math>) も同じ。
* 中性パイ中間子 (<math>\pi^0</math>) はアップクォーク - 反アップクォークとダウンクォーク - 反ダウンクォークが[[線形結合]]したメソン。中性ロー中間子 (<math>\rho^{0}</math>) やオメガ中間子 (<math>\omega</math>) も同じ。
* イータ中間子 (<math>\eta</math>) 及びイータプライム中間子 (<math>\eta^{\prime}</math>) はアップ - 反アップ、ダウン - 反ダウン、ストレンジ - 反ストレンジの[[線形結合]]から構成される。
* これまでに発見された[[バリオン]]の多くはアップクォークを1個以上含んでいる。特にデルタ粒子 (<math>\Delta</math>) は、アップクォークとダウンクォークだけで構成される、[[核子]]と似た複合粒子である。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Notelist2}}
=== 出典 ===
{{reflist}}

== 参考文献 ==
・培風館「物理学辞典」1994年4月20日 改訂第２刷

== 関連項目 ==
* [[クォーク]]
* [[アイソスピン]]

{{クォーク}}

{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:あつふくおく}}
[[Category:クォーク]]