アルミノケイ酸塩のソースを表示

{{出典の明記|date=2020-03-12}}
[[File:Zeolite_skeleton.svg|250px|thumb|alt=アルミノシリケート化学構造|典型的なアルミノケイ酸塩におけるアルミ原子まわりの化学構造。アルミ原子はマイナス1の[[形式電荷]]を有し、周囲が負に帯電している。]]
'''アルミノケイ酸塩'''（アルミノケイさんえん、aluminosilicate）は[[ケイ酸塩]]中にある[[ケイ素]]原子の一部を[[アルミニウム]]原子に置き換えた構造を持つ[[化合物]]である。

ケイ素と[[酸素]]が三次元的に網目状に連なった構造を持つケイ酸塩の中で、Si<sup>4+</sup> を Al<sup>3+</sup> で置き換えることにより失われる正電荷を補償する形で[[アルカリ金属]]イオン (M<sup>+</sup>) などの[[カチオン]]を含んでおり、その一般式は　
<!-- xM<sub>2</sub>O&middot;yAl<sub>2</sub>O<sub>3</sub>&middot;zSiO<sub>2</sub>&middot;nH<sub>2</sub>O -->
:<chem>\mathit{x}\,M2O{\cdot}\mathit{y}\,Al2O3{\cdot}\mathit{z}\,SiO2{\cdot}\mathit{n}\,H2O</chem>
と表される。含まれるカチオンの種類により多様な性質を示す。

[[地殻]]中のアルミニウムの多くはこの形で[[鉱物]]として存在している。

== 天然鉱物の例 ==
*[[ムライト]]
*[[カオリナイト]]
*[[イライト]]
*[[長石]]
*[[ゼオライト]] (沸石)

== 食品添加物 ==
以下は食品添加物として[[EU]]にて認可されている。
{|class="wikitable"
! 名称 !! CAS番号 !! [[日本化学物質辞書]]番号 !! [[E番号]] !! 天然鉱物例
|-
| アルミノケイ酸ナトリウム<br/>{{enlink|Sodium aluminosilicate}}||[http://www.commonchemistry.org/ChemicalDetail.aspx?ref=1344-00-9 1344-00-9]|| {{日化辞番号|J388.994G}} || E554 || [[曹長石]]
|-
| アルミノケイ酸カリウム<br/>{{enlink|Potassium aluminosilicate}}||[http://www.commonchemistry.org/ChemicalDetail.aspx?ref=1327-44-2 1327-44-2]||  || E555 || [[微斜長石]]
|-
| アルミノケイ酸カルシウム<br/>{{enlink|Calcium aluminosilicate}}||[http://www.commonchemistry.org/ChemicalDetail.aspx?ref=1327-39-5 1327-39-5]|| {{日化辞番号|J2.967.633J}} || E556 || [[灰長石]]
|}
== 関連項目 ==
* [[ケイ酸塩]]
* [[鉱物学]]、[[鉱物]]
* [[粘土鉱物]]

<!-- == 参考文献 == -->
<!-- == 外部リンク == -->

{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:あるみのけいさんえん}}
[[Category:鉱物学]]
[[Category:アルミニウムの化合物]]
[[Category:ケイ酸塩]]
[[Category:アルミノケイ酸塩|*]]
[[Category:食品添加物]]
{{Chem-stub}}