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<!-- need diagram with A B C D arms --> [[File:Mostek Wiena.svg|right|thumb|ウィーンブリッジの回路図。U<sub>we</sub>は正弦波電源電圧を表し、U<sub>wy</sub>は測定電圧を表す。]] '''ウィーンブリッジ'''は1891年に[[マックス・ヴィーン]]により開発された[[ブリッジ回路]]の1つ<ref>{{Harvnb|Wien|1891}}</ref>。4つの[[抵抗器]]と2つの[[コンデンサ]]から構成される。 ウィーンブリッジが発明された当時は、ブリッジ回路は部品の値を既知の値と比較して測定する一般的な方法であった。しばしば未知の部品をブリッジの辺の1つに入れ、他の辺を調整したり、電圧源の周波数を変えたりすることでブリッジをゼロにすることが行われていた。例えば[[ホイートストンブリッジ]]参照。 ウィーンブリッジは多くの一般的なブリッジの1つである<ref>{{Harvnb|Terman|1943|p=904}}</ref>。抵抗値と周波数によりコンデンサの容量を精密に測定するのに使用されている<ref>{{Harvnb|Terman|1943|p=904}} citing {{Harvnb|Ferguson|Bartlett|1928}}</ref>。音声周波数を測定するためにも使用される。 抵抗''R''と容量''C''は等しい必要はない。ある周波数で直列''R''<sub>2</sub>–''C''<sub>2</sub>辺のリアクタンスがシャント''R''<sub>''x''</sub>–''C''<sub>''x''</sub>辺の正確な倍数となる。2つの''R''<sub>3</sub>と''R''<sub>4</sub>が同じ比に調整されていれば、ブリッジは平衡状態となる。 ブリッジは :<math>\omega^2 = {1 \over R_x R_2 C_x C_2}</math>かつ<math> {C_x \over C_2} = {R_4 \over R_3} - {R_2 \over R_x} \, .</math> となるときに平衡状態となる<ref>{{Harvnb|Terman|1943|p=905}}</ref>。 この式は''R''<sub>2</sub> = ''R''<sub>''x''</sub>かつ''C''<sub>2</sub> = ''C''<sub>x</sub>を選ぶと''R''<sub>4</sub> = 2''R''<sub>3</sub>となる。 実際には''R''と''C''の値が完全に等しくなることはないが、上式は2とxの辺が固定の値の場合、ブリッジはいくつかの''ω''といくつかの''R''<sub>4</sub>/''R''<sub>3</sub>の比で平衡状態となることを示している。 ==関連項目== *[[:en:Total harmonic distortion analyzer]] *{{仮リンク|ウィーンブリッジ発振器|en|Wien bridge oscillator}} ==出典== {{Reflist}} *{{Citation |last= Ferguson |first= J. G. |author-link= |last2= Bartlett |first2= B. W. |author2-link= |title= The Measurement of Capacitance in Terms of Resistance and Frequency |url=https://archive.org/details/bstj7-3-420 |journal= Bell System Technical Journal |volume= 7 |issue= 3 |date= July 1928 |page= 420–437 |doi= 10.1002/j.1538-7305.1928.tb01234.x}} *{{Citation |last= Terman |first= Frederick |author-link= フレデリック・ターマン |title= Radio Engineers' Handbook |year= 1943 |publisher= McGraw-Hill |doi=}} *{{Citation |last=Wien |first=M. |author-link= マックス・ヴィーン |title= Messung der Inductionsconstanten mit dem "optischen Telephon" (Measurement of Inductive Constants with the "Optical Telephone") |language=German |journal= [[Annalen der Physik|Annalen der Physik und Chemie]] |year= 1891 |volume= 280 |issue= 12 |page= 689–712 |doi= 10.1002/andp.18912801208 |bibcode= 1891AnP...280..689W |url=https://zenodo.org/record/1423878 }} ==外部リンク== *https://web.archive.org/web/*/http://www.ecelab.com/wien-bridge.htm {{DEFAULTSORT:ういいんふりつし}} [[Category:電気工学]]
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