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:[[画像:Brass photoetch sheet.jpg|thumb|right|200 px|[[ホワイトエンサインモデルズ]]の1/350[[ホーネット (CV-8)|ホーネット]]用の物]] [[模型]]用[[部品]]としての'''エッチングパーツ'''は金属板に[[光硬化樹脂]]を塗布し、[[マスキング]]したうえ[[露光]]する事によって不要な部分を薬液([[塩化第二鉄]]水溶液)によって[[エッチング|食刻]]し、必要な形状の部品を作製したものをいう。なお、エッチングパーツとは[[和製英語]]で、英米ではフォトエッチ(''Photo etch'')という呼称が一般的である。 [[スチロール]]と[[真鍮]]や[[ステンレス鋼|ステンレス]]などの金属板との[[強度]]の差から、[[プラモデル|インジェクションキット]]よりも精密度が数段高いパーツを提供できることで、[[ハイエンド]]ユーザーに人気がある。作製には通常のインジェクションキットとは異なる技量が必要になることや、キットその物に近い(場合によってはキットの価格の倍以上の物も存在する)高価な価格設定により気軽に扱えるものではなかったが、最近は低価格化と製作技法・道具の普及によって市販のプラモデルに付属するまでになっている。 その製造プロセスの特性上、平面的な部品の生産には適しているが三次元的、立体的な形状の部品の製作には適さない。また、比較的高価な為、別売りのオプションパーツとして供給される例が多い。 == 概要 == エッチングパーツは、主に薄くて形状の複雑な部分の再現に用いられる。例として、[[戦車]]の[[フェンダー (自動車)|フェンダー]]やライトガード、金網状のエンジン覆い(グリルメッシュ)、[[航空機]]の計器パネルやアクセスパネル、[[自動車]]・[[オートバイ|バイク]]の[[ディスクブレーキ]]や[[エンブレム]]、等がある。計器パネルなどは塗装済みの製品も登場している。おそらくもっとも多量に使用するのは、1/350、1/700という小スケールが主流で、プラスチック成型では精密な再現が難しい部分が非常に多い艦船模型であり、手すり、レーダー、窓枠、機銃、[[ラッタル]]、艦載機の着陸脚・プロペラ等、非常に多くの部品をエッチングパーツに置き換えることがある。 抜き落としの為に裏と表の両方からエッチングを施した両面エッチングや、立体的な形状を再現するために数回に分けて感光樹脂の塗布、露光、エッチングを施す例もある。 [[画像:Shimakaze model.jpg|400px|thumb|[[タミヤ]]の[[ウォーターラインシリーズ|WL新シリーズ]]駆逐艦[[島風 (島風型駆逐艦)|島風]]のエッチングパーツを使用した作例]] 主な入手経路は、ディテールアップパーツ専門メーカーが製造した市販品の購入であるが、模型自体に同梱していたりもする。 なお、近年メーカー純正というエッチングパーツがあり、これは模型を製造販売している会社が自らの商品につかってもらうために製作しているエッチングパーツである。ディテールアップ専用メーカーの物より安価である場合が多いが、数も少なく、また応用も利きにくいためにシェアは低い。 エッチングパーツを販売しているディテールアップパーツ専門メーカーとして主なものは、英[[ホワイトエンサインモデルズ]]、米[[ゴールドメダルモデルズ]]、[[トムスモデルズ]]、[[チェコ]]の[[エデュアルド]]といった海外勢、日本では[[ファインモールド]]社が有名。(専門ではないが)台湾のドリームモデルのように塗装の手間を省ける彩色済みパーツを扱うメーカーもある。また、[[青島文化教材社]]なども製作しているがシェアは大きくなく、ファインモールド以外は日本勢のシェアは低いといわざるを得ない業界でもある。 価格帯はさまざまであるが、安いものでは1000円以下、高いものでは10000円を軽く越えるものもあり、基本的には判の大きさで変わると考えてもよい。 中には上記のように彩色済みの物もあるが、その場合は諸経費により通常の物より高価になる。 :[[Image:Etching parts(Model aircraft).jpg|200px|thumb|[[エデュアルド]]の1/72[[F-15 (戦闘機)|F-15C]]用で計器板やディスプレイに着色してある物]] エッチングパーツの材質は、[[ステンレス]]、[[真鍮]]が代表的である。そのため普通のプラモデル用ニッパーでは事実上切ることはできず(切ると刃こぼれを起こすため)、専用のエッチング用ハサミや、カッターの腹で切るのが一般的。接着も[[瞬間接着剤]]や[[ハンダ付け]]が必要で、塗装前に錆防止や模型用塗料定着のためのメタルプライマーを塗布するなど、プラスチックとは違ったやり方が必要である。そのため、以前は値段とあいまって上級ユーザーのものであったが、近年は値段の低下と使用技術の普及により一般化してきている。また、先述したように塗装済みの物が販売されるなど、メーカー側も一般化を進めようとしているようである。 なお、エッチングパーツは、方法上は版画のエッチング技法と一緒であるため、自作している者もいる(ただし資金と設備が必要である)が、使用済みの薬品の処理の問題などがあり、まだ一般的とはいえない。 == 製造法 == 数種類があり、光硬化樹脂(感光樹脂)をマスキングに用いるフォトエッチングや、レーザープリンターによるトナー画像を[[アイロン]]で転写する方法<ref>[http://yamimoarch.shikisokuzekuu.net/e-etch/WL-new-etch1.html オリジナルエッチングパーツ製作法]</ref><ref>[https://kita37.exblog.jp/1899392/ レーザープリンターでエッチング]</ref><ref>[http://zao.jp/airon/ アイロン道場]</ref>、金属板に直接[[インスタントレタリング]]等でマスキングする方法がある。 [[プリント基板]]の作成とほぼ同じプロセスが用いられる。素材は[[黄銅]]や[[洋白]]が用いられるが、圧延時の残留応力によりエッチングすると反る場合があるので、一度加熱処理して[[焼鈍]]により残留応力を取り除く。その後、感光液を塗布する。その後、マスキングパターンを露光する。工業的には紫外線ランプを用いるが、太陽光等でもかまわない。両面エッチングの場合は、ずれないように注意して両面を露光する。現像後、加熱処理してから塩化第二鉄水溶液でエッチングする。銅のエッチング時の化学反応は以下のとおりである。 塩化鉄(III)の3価の鉄イオンが銅に電子を与えて2価になり、銅は銅イオンになる。塩化鉄(III)は塩化鉄(II)になる。 :<math>\rm FeCl_3 + Cu \longrightarrow FeCl_2 + CuCl</math> :<math>\rm FeCl_3 + CuCl \longrightarrow FeCl_2 + CuCl_2</math> その後、マスキングパターンを除去する。廃液は、中和用の処理剤を使用したり、電気分解する、処理業者に依頼するなどの手段で適切に処理する必要がある。 ==関連項目== * [[エッチング]] * [[エアロベース]] == 脚注 == <references /> {{模型}} {{デフォルトソート:えつちんくはつ}} [[Category:模型]] [[Category:エッチング]] {{Entertainment-stub}}
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