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{{出典の明記|date=2011年10月}} {{統計力学}} '''カルノーサイクル'''({{lang-en-short|Carnot cycle}})は、[[温度]]の異なる2つの[[熱源]]の間で動作する[[可逆]]な[[熱力学サイクル]]の一種である。[[ニコラ・レオナール・サディ・カルノー]]が[[熱機関]]の研究のために[[思考実験]]として 1824 年に導入したものである <ref name="押田">S. カルノー(広重徹訳)、『カルノー・熱機関の研究』、みすず書房(1973).</ref>。 カルノーの導入以降しばらくは注目されなかったが、19 世紀後半に[[ウィリアム・トムソン]]により再発見された後に本格的な[[熱力学]]の起点となり、[[熱力学第二法則]]、[[エントロピー]]等の重要な概念が導き出されることになった。 カルノーサイクルは実際には実現不可能だが、限りなく近いものを作ることは可能であり、[[スターリングエンジン]]はこれに近い。 <!-- 一般に、あらゆる可逆熱サイクルは同じ効率を持つ。可逆熱サイクルは最も効率のよいサイクルである。可逆サイクルよりも効率のよい熱サイクルは存在しない。 --> == サイクル == [[File:Carnot_VP.PNG|class=skin-invert-image|thumb|right|250px|カルノーサイクルのP-V線図]] [[File:Carnot_TS.png|class=skin-invert-image|thumb|right|250px|カルノーサイクルのT-S線図]] 次の各過程が[[準静的過程|準静的]]([[可逆|可逆的]])に行われるものとする。 * 1-2 [[断熱圧縮]] * 2-3 温度 <math>T_{\mathrm H}</math> で <math>Q_{\mathrm H}</math> の熱を等温吸熱、膨張 * 3-4 [[断熱膨張]] * 4-1 温度 <math>T_{\mathrm L}</math> で <math>Q_{\mathrm L}</math> の熱を等温放熱、圧縮 == 理論熱効率 == 高低差のある斜面を水が流れ落ちるのと同じように、熱も高温側から低温側に移動する。その移動により、実際に熱機関で利用可能な仕事が発生する。水力発電所は、高低差を利用して水を流しながら発電するが、熱機関も同様に、熱を移動させながらでないと作動しない。 カルノーサイクルの理論[[熱効率]](カルノー効率) <math>\eta_{\mathrm{th}}</math> は、2つの熱源の温度のみで決まり、 :<math> \eta_{\mathrm{th}} \equiv \frac{W}{Q_{\mathrm H}} = 1-\frac{T_{\mathrm L}}{T_{\mathrm H}} </math> となる。ここで''W'' は有効仕事: :<math> W \equiv Q_{\mathrm H} - Q_{\mathrm L} \ </math> である。 これは、[[理想気体]]による[[等温過程|等温]]膨張において、高温・低温部それぞれの体積変化による仕事量を計算し、その比を取ると、 :<math> \frac{Q_{\mathrm L}}{Q_{\mathrm H}} = \frac{T_{\mathrm L}}{T_{\mathrm H}} </math> となることから導かれる。 このことから低温熱源の温度が[[絶対零度]]ならば熱効率は1となり、熱を仕事に完全に転換できる[[永久機関#第二種永久機関|第二種永久機関]]が作れることになるが、実際には様々な理由から不可能であることが証明されている(断熱膨張を無限大まで行わねばならないこと、絶対零度に到達することは実際には不可能であること)。 [[エントロピー]]変化は、 :<math> \Delta S_{\mathrm H} = \frac{Q_{\mathrm H}}{T_{\mathrm H}} , \quad \Delta S_{\mathrm L} = -\frac{Q_{\mathrm L}}{T_{\mathrm L}} </math> であり、さきの熱効率の関係式から全サイクルでは差し引き 0 となる。 == 脚注 == {{Reflist}} == 関連文献 == * {{Cite journal |和書 |author=熊野寛之 |date=2020 |title=やさしい熱力学 第8回:熱力学第二法則とカルノーサイクルの特徴 |journal=日本機械学会誌 |volume=123 |issue=1221 |pages=28-29 |publisher=[[日本機械学会]] |doi=10.1299/jsmemag.123.1221_28 |ref=none}} == 関連項目 == * [[逆カルノーサイクル]] * [[冷凍サイクル]] * [[ヒートポンプ]] * [[冷凍機]] * [[カルノーの定理 (熱力学)]] == 外部リンク == * {{機械工学事典|id=10:1002352}} * {{Kotobank}} {{Tech-stub}} {{DEFAULTSORT:かるのおさいくる}} [[Category:熱力学サイクル]] [[Category:ニコラ・レオナール・サディ・カルノー]] [[Category:物理学のエポニム]]
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