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{{出典の明記|date=2017年10月}} '''クレローの方程式'''(クレローのほうていしき、Clairaut's equation)とは、次の形の[[微分方程式]]である。 :<math>y(x)=x\frac{dy}{dx}+f\left(\frac{dy}{dx}\right)</math> この方程式の名は[[アレクシス・クレロー]]にちなんだものである。また、次の一階[[偏微分方程式]]もクレローの方程式と呼ばれる。 :<math>\displaystyle u=xu_x+yu_y+f(u_x,u_y)</math> == 解法 == === 常微分方程式 === [[常微分方程式]] :<math>y(x)=x\frac{dy}{dx}+f\left(\frac{dy}{dx}\right)</math> を解くには、まず両辺を ''x'' について微分する。 :<math>\frac{dy}{dx}=\frac{dy}{dx}+x\frac{d^2 y}{dx^2}+f'\left(\frac{dy}{dx}\right)\frac{d^2 y}{dx^2}</math> 整理して :<math>0=\left(x+f'\left(\frac{dy}{dx}\right)\right)\frac{d^2 y}{dx^2}</math> を得る。これより、 :<math>0=\frac{d^2 y}{dx^2}</math> であるか、または :<math>0=x+f'\left(\frac{dy}{dx}\right)</math> である。前者の場合、ある定数 ''C'' があって ''C'' = ''dy''/''dx'' となる。これを元の方程式に代入すると、 :<math>y(x)=Cx+f(C)\,</math> という[[関数 (数学)|関数]]の[[族 (数学)|族]]が得られる。これをクレローの方程式の'''一般解'''という。 後者の場合、 :<math>0=x+f'\left(\frac{dy}{dx}\right)</math> という式からはただひとつの解 ''y''(''x'') しか得られず、これを'''特異解'''と呼ぶ。特異解の[[グラフ (関数)|グラフ]]は一般解のグラフの[[包絡線]]になっている。 === 偏微分方程式 === クレローの一階偏微分方程式 : ''u'' = ''xu<sub>x</sub>'' + ''yu<sub>y</sub>'' + ''f''(''u<sub>x</sub>'',''u<sub>y</sub>'') は、シャルピの解法により解ける。 : ''p'' = ''u<sub>x</sub>''、''q'' = ''u<sub>y</sub>''、''F''(''x'',''y'',''u'',''p'',''q'') = ''u'' - ''xp'' - ''yq'' - ''f''(''p'',''q'') とおけば、同方程式は ''F''(''x'',''y'',''u'',''u<sub>x</sub>'',''u<sub>y</sub>'')=0 である。 : ''F<sub>x</sub>'' = -''p''、''F<sub>y</sub>'' = - ''q''、''F<sub>u</sub>'' = 1 : ''F<sub>p</sub>'' = -''x'' - ''f<sub>p</sub>''、''F<sub>q</sub>'' = -''y'' - ''f<sub>q</sub>'' だから、補助方程式は、 : <math> \frac {dx} {x + f_p} = \frac {dy} {y + f_q} = \frac {du} {xp + pf_p + yq + qf_q} = \frac {dp} {0} = \frac {dq} {0} </math> である。 後二式は ''dp'' = ''dq'' = 0 の意味だから、''u<sub>x</sub>'' = ''a''、''u<sub>y</sub>'' = ''b'' とおくと、 : ''u'' = ''ax'' + ''by'' + ''f''(''a'',''b'') … (1) である。 よって、''a''、''b'' を積分定数と解すれば、(1) が'''完全解'''となる。 完全解の平面族に包絡面が存在すれば、その包絡面の方程式は'''特異解'''を与える。 実際、(1) を ''a''、''b'' で偏微分した関係式 : ''x'' + ''f<sub>a</sub>''(''a'',''b'') = ''y'' + ''f<sub>b</sub>''(''a'',''b'') = 0 と (1) から ''a''、''b'' を消去できる場合には、解が得られる。 また、任意関数 ''g'' により、完全解の平面族の積分定数に関係 ''b'' = ''g''(''a'') を与えたとき、その平面族に包絡面が存在すれば、その包絡面の方程式は'''一般解'''を与える。 実際、(1) に ''b'' = ''g''(''a'') を代入した式を ''a'' で微分した関係式 : ''x'' + ''g''’(''a'')''y'' + ''f<sub>a</sub>''(''a'',''g''(''a'')) + ''f<sub>b</sub>''(''a'',''g''(''a''))''g''’(''a'') = 0 と (1) から ''a'' を消去できる場合には、解が得られる。 == 外部リンク == *{{MathWorld|title=Clairaut's Differential Equation|urlname=ClairautsDifferentialEquation}} {{DEFAULTSORT:くれろのほうていしき}} [[Category:常微分方程式]] [[Category:数学に関する記事]] [[Category:数学のエポニム]]
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