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{{出典の明記| date = 2023年8月}} [[数学]]の、特に[[関数解析学]]の分野における'''シャッテンノルム'''({{Lang-en-short|Schatten norm}})あるいは'''シャッテン=フォン・ノイマンノルム'''とは、[[トレースクラス|トレースクラスノルム]]や[[ヒルベルト=シュミット作用素|ヒルベルト=シュミットノルム]]と同様に、''p''-可積分性の一般化として考え出された[[ノルム]]である。{{仮リンク|ロバート・シャッテン|en|Robert Schatten}}の名にちなむ。 == 定義 == <math>H_1</math> と <math>H_2</math> を可分なヒルベルト空間とし、<math>T</math> を <math>H_1</math> から <math>H_2</math> への(線型)[[コンパクト作用素]]とする。<math>p\in [1,\infty)</math> に対して、作用素 <math>T</math> のシャッテン p-ノルムは次のように定義される: : <math> \|T\| _{p} := \bigg( \sum _{n\ge 1} s^p_n(T)\bigg)^{1/p}. </math> ここで、<math> s_1(T) \ge s_2(T) \ge \dotsb \ge s_n(T) \ge \dotsb \ge 0</math> は <math>T</math> の[[特異値]]、すなわち、コンパクトエルミート作用素 <math>|T|:=\sqrt{(T^*T)}</math> の固有値であるとする。正作用素 ''T*T'' に関する[[汎函数計算]]により、次式が従う: : <math> \|T\| _{p}^p = \operatorname{tr} (|T|^p) </math> シャッテンノルムが有限であるような作用素は'''シャッテンクラス作用素'''と呼ばれ、そのような作用素からなる空間は <math> S_p(H_1,H_2)</math> と表される。シャッテンノルムについて、空間 <math> S_p(H_1,H_2)</math> は[[バナッハ空間]]であり、''p=2'' の場合は[[ヒルベルト=シュミット作用素]]からなる[[ヒルベルト空間]]である。 == 性質 == シャッテンノルムはユニタリ不変である。すなわち、ユニタリ作用素 <math> U </math> と <math> V </math> に対して、 : <math> \|U T V\| _{p} = \|T\| _{p} </math> が成り立つ。 {{仮リンク|極分解|en|polar decomposition}}により、''p''-次シャッテンクラス作用素の空間は ''B(H)'' 内のイデアルであることが証明される。<math>\|\ \| _{2} </math> はヒルベルト=シュミットノルム([[ヒルベルト=シュミット作用素]]を参照)であり,また <math>\|\ \| _{1} </math> はトレースクラスノルム([[トレースクラス]]を参照)であることに注意されたい。 === 双対性 === ''p'', ''q'' を共役指数 (1/''p'' + 1/''q'' = 1) の対,''S'' ∈ ''S''<sub>''p''</sub>,''T'' ∈ ''S''<sub>''q''</sub>とするとき,対応するシャッテンノルムは次の形式の[[ヘルダーの不等式]]を満たす: : <math> \| S T\| _{S_1} \leq \| S\| _{S_p} \| T\| _{S_q}. </math> ''H'' 上の[[コンパクト作用素]]からなる、[[作用素ノルム]]についてのバナッハ空間を <math> S_\infty</math> とすれば、上の形式のヘルダーの不等式は <math> p \in [1,\infty] </math> に対しても成立することが分かる。このことから、<math> \phi : S_p \rightarrow S_q '</math>, <math> T \mapsto \mathrm{tr}(T\cdot ) </math> は [[well-defined]] な[[縮小写像]]であることが従う(ここで、プライム記号 ' は(位相空間論的な)[[双対]]を表す)。 == 関連項目 == * [[行列ノルム]] {{DEFAULTSORT:しやつてんのるむ}} [[Category:作用素論]] [[Category:関数解析学]] [[Category:数学に関する記事]] [[Category:数学のエポニム]]
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