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[[File:1,3-dithiane structure.svg|120px|thumb|1,3-ジチアンの構造式]] '''ジチアン''' (dithiane) とは[[有機硫黄化合物]]で、硫黄を2個含む飽和複素6員環化合物のこと。あるいはその構造を含む化合物群。有機合成において 1,3-ジチアン環が重要であり、ビルディングブロックとして、または保護基として用いられる。 == 1,3-ジチアン == ルイス酸の触媒下、[[カルボニル化合物]]に [[1,3-プロパンジチオール]]を縮合させると 1,3-ジチアン構造として保護できる。1,3-ジチアン環は酸や塩基、還元剤や求核剤に対して耐性を示す。脱保護は[[硝酸銀]]などの酸化剤を用いる<ref>Greene, T. W.; Wuts, P. G. ''Protecting Groups in Organic Syntheses'' 3rd ed., Wiley, 1999.</ref>。 : <chem>{RR'C(=O)} + HSCH2CH2CH2SH -> RR'C(S2C3H6)</chem> [[アルデヒド]] (RCHO) を 1,3-ジチアン保護した場合、2個の硫黄に挟まれた C-H 水素は [[N-ブチルリチウム|''n''-ブチルリチウム]]のような強塩基で引き抜くことができる。溶媒は THF などを用い、低温で行われる。このようにして発生させたリチオ体は[[ハロゲン化アルキル]]や[[カルボニル化合物]]、あるいは[[エポキシド]]などの[[求電子剤]]と反応して炭素-炭素結合を作る。1,3-ジチアン環を脱保護するとカルボニル基が再生し、形式的にはアシルアニオン (RC(=O)<sup>-</sup>) が求電子剤と結合した生成物が得られる。[[極性変換]]の一手法である<ref name="March">Smith, M. B.; March, J. ''March's Advanced Organic Chemistry'' 5th ed., Wiley, New York, 2001, pp. 556.</ref>。 [[File:Dithiane chemistry.png|400px|center|1,3-ジチアンを用いた有機合成]] 1,3-ジチアン保護は[[ラネーニッケル]]により還元して脱硫黄化した[[メチレン基]]とすることもできる<ref name="March" />。 == 脚注 == {{Reflist}} {{DEFAULTSORT:しちあん}} [[Category:保護基]] [[Category:含硫黄複素環式化合物]]
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