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{{出典の明記|date=2020-05}} {{特殊文字|説明=各種チェックマーク、一部[[バツ印]]、[[ハングル]]}} {{記号文字|✓}} '''チェックマーク'''({{lang-en-short|tick, tick mark, checkmark, check mark}})は、「{{Unicode|✓}}」(または、「v」や「レ」)のように下か右下に伸びたあと右上にはねる線であらわされる図形・記号である。[[イギリス英語]]では {{lang|en|tick}} と呼ばれる。 解答用紙などにおいて[[解答]]者の答えに対する正誤を表す印や、[[申請]]書類などの選択肢における選択の有無、作業手順書などにおける個々の作業が済んでいることを表す印として使用される。[[日本]]では「/([[スラッシュ (記号)|スラッシュ]])」のような字形で書かれることも多い。 ==文化圏による違い== チェックマークは容易に書くことができる構成のため、特に[[英語圏]]における[[肯定]]の[[シンボル]]として広く利用されている。しかしながら、他の国々では、このマークはより複雑である。 [[解答]]用紙などの解答に対してチェックマークが付いていた場合、[[日本]]ではその解答が間違っている(不正解)という意味で使用されることが多いが、[[欧米]]や[[中華人民共和国|中国]]ではその解答が正解であるという意味で使用されることが多い。 * [[日本語圏]]や[[朝鮮語圏]] ** 正:[[丸印]](○) ** 誤:スラッシュ(/)または[[バツ印]]([[×]], {{Unicode|✗}})<ref>[https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/column/kanji_genzai038 第38回 アメリカを加えた「○」「×」のまとめ | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム]</ref> :: 日本では、チェックマーク({{Unicode|✓}})も不正解の意味として使われることがある。特に学校教育の場面では、スラッシュやバツ印よりもチェックマークが使われる傾向にある。 * [[ヨーロッパ言語圏]]や[[中国語圏]] ** 正:チェックマーク({{Unicode|✓}}) ** 誤:丸印(○)またはバツ印(×, {{Unicode|✗}}) チェックマークが付加されている状態を「[[チェック]]が付く」のように言うことがある。 ただし、かつてのコンピューターにおいては「({{Unicode|✓}})」が使用できなかったため<ref>[https://ja.comprating.com/tabla-c-digo-ansi ANSIコード表 - ソフトウェア - 2021]</ref>、英語圏の[[電子文書]](特に[[プレーンテキスト]])では、[[ASCII]]コードでも利用可能なアルファベットのエックス「[[X]]」および「x」がチェックマークの代わりに使われることもある。[[グラフィカルユーザーインターフェイス]] (GUI) に移行してからも要素の[[チェックボックス]]にも「×」が使われていた<ref>[https://www.sociomedia.co.jp/7304 ソシオメディア | ◯は正解か](2016年12月12日、川添歩)</ref>。 [[GUI]]の[[アイコン]]として使われる、チェックマークとバツ印の組み合わせによる肯定/否定(OK/キャンセルあるいはYes/No)の記号は、しばしば tick and cross と呼ばれる。[[Adobe Photoshop]]など、海外製のソフトウェアのGUIが日本語にローカライズされる際、{{Unicode|✓}}/×のアイコンも〇/×にローカライズされることがある。 [[韓国]]では[[正解]]と不正解にそれぞれ○と×の記号が使われることがあるが、日本とは異なりマルやバツに相当する読み方はされず、[[アルファベット]]の[[O|オー]]と[[X|エックス]]を模して「OX({{lang|ko|오엑스}})」と読まれる<ref>[https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/column/kanji_genzai036 第36回 韓国には「×」がない? | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム](2009年4月16日、笹原宏之、[[三省堂]])</ref>。 [[漢文]]における[[レ点]]も似た字形を書くが、チェックマークとは異なる。なお、日本ではチェックマークが使えないコンピュータ環境などにおいては、[[片仮名]]の「[[レ]]」で代用される場合がある。 {{要出典範囲|date=2018-06|スウェーデンの学校では、✓は答えが間違いであることを示すのが一般的であるのに対して、"R"(スウェーデン語で「正しい」を意味する {{lang|sv|''rätt''}} から)が答えが正しいことを示すために使われる}}。<!--カナダのケベック州でも、✓は間違った答えを示すために使われるのが一般的である。A stylistic "B", from the French ''Bien'' or ''Bon'' (i.e. "good") is used to indicate a correct answer.{{Citation needed|reason=Raised in Quebec and have never seen this, certainly not common, skeptical about Swedish schools|date=June 2018}}--> フィンランド語では、✓は{{lang|fi|''väärin''}}、すなわち「誤」を意味する(斜めになった v と似ているため)。逆に、「正」は<math>\cdot \! / \! \cdot</math>とマークされる。 オランダでは、"V" が物事が欠けているのを示すために使われるのに対して、[[承認の飾り書き]]が節または要点を承認するために使われる。 == 符号位置 == {| class="wikitable" style="text-align:center;" !記号!![[Unicode]]!![[JIS X 0213]]!![[文字参照]]!!名称 {{CharCode|10003|2713|1-7-91|チェックマーク<br>CHECK MARK|font=JIS2004フォント}} {{CharCode|10004|2714|-|HEAVY CHECK MARK|font=Unicode}} {{CharCode|9745|2611|-|BALLOT BOX WITH CHECK|font=Unicode}} {{CharCode|9989|2705|-|WHITE HEAVY CHECK MARK|font=絵文字フォント}} {{CharCode|128504|1F5F8|-|LIGHT CHECK MARK|font=絵文字フォント}} {{CharCode|128505|1F5F9|-|BALLOT BOX WITH BOLD CHECK|font=絵文字フォント}} |} ==歴史== チェックマークは[[ローマ帝国]]期に作られていたと考えられている。"V" はラテン語で真実を意味する単語 {{lang|la|''veritas''}} を縮めるために使われた。これは、肯定の返答、真実、または表中の項目への承認を示すために使われた。長い期間をかけて、このマークのデザインは変化した。 == 脚注 == {{Reflist}} == 関連項目 == {{Commonscat|Check marks}} * [[チェックリスト]] * [[チェックシート]] * [[チェックボックス]] * [[レ点]] * [[丸印]] * [[×]] * [[国際化と地域化]] {{DEFAULTSORT:ちえつくまあく}} [[Category:約物]]
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