チャーム (量子数)のソースを表示

{{フレーバー}}

'''チャーム''' (charm) ''C''は、[[亜原子粒子|粒子]]の性質を表す[[フレーバー量子数]]である。存在するとしたら魅力的だということから名付けられた。チャームは、粒子を構成する[[チャームクォーク]] ({{粒子の記号|c}}) の数と反チャームクォーク ({{粒子の記号|反c}}) の数の差として定義される:
:<math>C = n_\text{c} - n_{\mathrm{\overline{c}}}.\ </math>

慣習として、フレーバー量子数の符号は対応するフレーバーのクォークが持つ[[電荷]]の符号と一致する。電荷 ({{Nowrap|''Q'' {{=}} +{{Frac|2|3}}}}) を持つチャームクォークの場合は、チャーム ({{Nowrap|''C'' {{=}} +1}}) を持つ。反チャームクォークは、反対の電荷 ({{Nowrap|''Q'' {{=}} &minus;{{Frac|2|3}}}})、およびフレーバー量子数 ({{Nowrap|''C'' {{=}} &minus;1}}) を持つ。

全てのフレーバーに関係する量子数と同様に、チャームは[[強い相互作用]]および[[電磁相互作用]]において保存するが、[[弱い相互作用]]の下では保存しない（[[CKM行列]]を参照）。クォーク一つだけの崩壊を含む一次の弱い崩壊では、チャームは1 ({{Nowrap|{{!}}''C''{{!}} {{=}} ±1}}) だけ変化する。一次過程は（二つのクォークの反応を含む）二次過程よりも一般的であるので、これは弱い崩壊の近似的な"[[w:selection rule|選択則]]"として用いることができる。

== 関連項目 ==
* [[チャームクォーク]]
* [[チャーモニウム]]

== 外部リンク ==
* [https://arxiv.org/PS_cache/arxiv/pdf/0906/0906.1271v2.pdf Lessons in Particle Physics] Luis Anchordoqui and Francis Halzen, University of Wisconsin, 18th Dec. 2009

{{DEFAULTSORT:ちやむ}}
[[Category:フレーバー量子数]]

{{Physics-stub}}

[[de:Flavour#Quark-Flavours]]