テスラ (単位)のソースを表示

{{単位
|名称=テスラ
|英字=tesla
|記号=T
|単位系=SI
|種類=[[SI組立単位|組立単位]]
|物理量=[[磁束密度]]
|組立=Wb/m<sup>2</sup>
|定義=磁束の方向に垂直な面の1 m<sup>2</sup>につき1 Wbの磁束密度
|語源=[[ニコラ・テスラ]]
}}

'''テスラ'''（{{lang-en-short|tesla}}、記号: '''T'''）は、[[磁束密度]]の[[物理単位|単位]]である。

その名称は[[ニコラ・テスラ]]にちなむ。[[1960年]]の[[国際単位系]] (SI) 導入の際、それまでの[[CGS単位系]]に基づく[[ガウス (単位)|ガウス]]をSIに基づくものに置き換えるために定められた。1万ガウスと等価。

==定義==
1テスラは、「磁束の方向に垂直な面の1[[平方メートル]]につき1[[ウェーバ]]の磁束密度」（[[計量単位令]]による）と定義される<ref>{{Cite web|和書|title=計量単位令（平成四年政令第三百五十七号）別表第一|url=https://laws.e-gov.go.jp/document?lawid=404CO0000000357#77|publisher=e-Gov|quote=2017年4月1日時点での施行分<!-- 「施行日: 基準日時点」となっている場合は2017年4月1日時点での最新の法令が掲載 ( https://web.archive.org/web/20171215065243/https://laws.e-gov.go.jp/search/html/referenceDate.pdf ) 。2019年5月17日に改正、e-Govは未反映。 -->|date=2017-04-01|accessdate=2019-12-21}}</ref>。すなわちウェーバ毎平方メートル(Wb/m<sup>2</sup>)に等しい。他の単位では以下のように表現できる。

T = Wb·m<sup>−2</sup> = [[ボルト (単位)|V]]·[[秒|s]]·[[メートル|m]]<sup>−2</sup> = [[ニュートン (単位)|N]]·A<sup>−1</sup>·m<sup>−1</sup> = [[キログラム|kg]]·[[クーロン|C]]<sup>−1</sup>·s<sup>−1</sup> = kg·[[アンペア|A]]<sup>−1</sup>·s<sup>−2</sup><ref>{{PDFlink|[https://www.nmij.jp/library/units/si/R8/SI8J.pdf 国際文書 国際単位系 (SI) 第 8 版日本語版 (2006)]}} p. 29。</ref>

==換算==
CGS単位系のガウス(G)は[[マクスウェル (単位)|マクスウェル]]毎[[平方センチメートル]](Mx/cm<sup>2</sup>)と定義され、{{val|1|u=m2}} = {{val|e=4||u=cm2}}、{{val|1|u=Wb}} ≒ {{val|e=8}} Mxであるので、1 T の磁束密度はガウス単位系では約 10<sup>4</sup> G に相当する。

* 1T = 10000 G
* 1 G = 10<sup>−4</sup> T = 100 μT (microtesla)

厳密には、''B'' = 1 T である磁束密度があるとき、ガウス単位系におけるこの磁束密度を''B''<sub>emu</sub>とすると、
{{Indent|1=
<math>\frac{B_\mathrm{emu}}{B} = \sqrt{\frac{4 \pi \times 10^{-7}}{\{\mu_0\}}} \times 10^4 \  \frac{\text{G}}{\text{T}}</math>
}}
で換算される。
ルートの部分はほぼ1であるが10<sup>−10</sup>程小さい。

[[地磁気]]に用いられるガンマ(γ)は、10<sup>−9</sup> T = 1 nTに等しい。

{{SI multiples
|symbol=T
|unit=テスラ
|note=よく使われる単位を太字で示す
|m=|mc=|n=
}}

== 脚注 ==
{{Reflist}}

{{SI電磁気単位}}
{{SI units navbox}}
{{sci-stub}}

{{DEFAULTSORT:てすら}}
[[Category:電磁気の単位]]
[[Category:SI組立単位]]
[[Category:物理学のエポニム]]
[[Category:ニコラ・テスラ]]