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'''デバイ緩和'''（デバイかんわ、[[英語|英]]：Debye relaxation）とは、単一の[[緩和時間]]をもつ[[誘電緩和]]のこと。

物質に外部電場を与えると、[[分極]]が生成する。電場の振動数が大きくなると、生成する分極に遅れが生じる。これは応答までに時間がかかることに起因する。物質が単一の指数関数<math>e^{-t/\tau}</math>のような時間応答するとき、[[誘電率]]は以下のように表せる。
:<math>\varepsilon(\omega)=\varepsilon(\infty)+\frac{\varepsilon(0)-\varepsilon(\infty)}{1+i\omega\tau}</math>

デバイ緩和は、液体や高分子などでよく成り立つ。

物理学者[[ピーター・デバイ]]が誘電緩和という物理概念を導入したことから、誘電緩和はデバイ緩和ともいう。

== 関連項目 ==

* [[誘電体]]
* [[ピーター・デバイ|ピータ―・デバイ]]
{{デフォルトソート:てはいかんわ}}
[[Category:誘電体]]
[[Category:電磁気学]]