トーマス・シックのソースを表示

{{孤立|date=2025年1月}}
'''トーマス・シック'''（Thomas Schick, [[1969年]][[5月22日]] - ）は、代数的トポロジーと微分幾何学を研究しているドイツの数学者である。
[[ファイル:Schick_thomas_2012.jpg|サムネイル|トーマス・シック（2012年　オーバーヴォルファッハにて）]]

== 経歴 ==
[[アルツァイ]]出身。[[ヨハネス・グーテンベルク大学マインツ|ヨハネス・グーテンベルク大学]]を卒業し、1996年にヴォルフガング・リュックの指導の下、博士号を得た（''境界幾何学の多様体の分析、ホッジデラム同型写像および<math>L^2</math> -インデックス定理''）<ref>[https://www.mathgenealogy.org/id.php?id=27755 Mathematics Genealogy Project]</ref>。[[博士研究員|ポスト博士課程の学生]]として[[ヴェストファーレン・ヴィルヘルム大学|ミュンスター大学]]で過ごし、助教授として1998年から2000年まで[[ペンシルベニア州立大学|ペンシルバニア州立大学]]で研究を続けていた。2000年にはミュンスターで教授になって、2001年から現在に現在まで[[ゲオルク・アウグスト大学ゲッティンゲン|ゲッティンゲン大学]]で教授としての活動している。

== 研究 ==
専攻は&nbsp;[[アティヤ＝シンガーの指数定理]]の一般化などに使える位相不変量と[[K理論]]。

1997年、彼はグロモフ＝ローソン＝ローゼンベルグ予想<ref>Benannt nach [[:de:H. Blaine Lawson|H. Blaine Lawson]], [[ミハイル・グロモフ|Michail Leonidowitsch Gromow]], [[:de:Jonathan Rosenberg (Mathematiker)|Jonathan Rosenberg]]</ref>に反例を考え出した。<ref>Schick: ''A counterexample to the (unstable) Gromov-Lawson-Rosenberg conjecture.'' In: ''Topology.'' Band 37, 1998, S. 1165–1168, [[arxiv:math/0403063|Preprint.]]</ref>

ゲッティンゲン大学の''高次構造''クーラント研究センターの調整役を果たしていた。 <ref>[https://www.goettinger-tageblatt.de/Campus/Goettingen/Neuartige-Probleme-der-Mathematik-loesen Göttinger Tagblatt zum neu eröffneten Courant Forschungszentrum, 2009.]</ref>センターの目的は、現代の理論物理学（[[弦理論]]、[[量子重力理論|量子重力]]など）で役に立つ数学的構造であった。

シックは2016年以来、ゲッティンゲン科学アカデミーの正会員である。

== 脚注 ==
{{reflist}}

== 外部リンク ==
* [https://www.uni-math.gwdg.de/schick/ ホームページ]（ドイツ語）
* [https://www.uni-goettingen.de/de/3240.html?cid=601 ゲッティンゲン大学の初講義に関するプレスリリース]（ドイツ語）

{{DEFAULTSORT:しつく とおます}}
[[Category:ドイツの数学者]]
[[Category:21世紀の数学者]]
[[Category:20世紀の数学者]]
[[Category:ゲッティンゲン科学アカデミー会員]]
[[Category:ゲオルク・アウグスト大学ゲッティンゲンの教員]]
[[Category:ラインラント＝プファルツ州出身の人物]]
[[Category:1969年生]]
[[Category:存命人物]]
[[Category:数学に関する記事]]