ハーゲンローザー彗星 (168P)のソースを表示

{{Otheruseslist|168P|175P|ハーゲンローザー彗星 (175P)|小惑星|ハーゲンローザー (小惑星)}}
{{天体 基本
| 幅 = 
| 色 = 彗星
| 和名 = ハーゲンローザー彗星
| 英名 = 168P/Hergenrother
| 分類 = [[周期彗星]]
| 軌道の種類 = 短周期彗星
}}
{{天体 発見
| 色 = 彗星
| 発見日 = [[1998年]][[11月22日]]
| 発見者 = [[カール・ハーゲンローザー]]
}}
{{天体 軌道
| 色 = 彗星
| 元期 = TDB 2456149.5<ref name="JPL">[https://ssd.jpl.nasa.gov/tools/sbdb_lookup.html#/?sstr=168p 168P/Hergenrother ''JPL Small-Body Database Browser'']</ref>
| 軌道長半径 = 3.622566(8) [[天文単位|AU]]<ref name="JPL"/>
| 近日点距離 = 1.4149692(9) AU<ref name="JPL"/>
| 遠日点距離 = 5.83016(1) AU<ref name="JPL"/>
| 離心率 = 0.6094014(8)<ref name="JPL"/>
| 公転周期 = 2518.389(9) 日<ref name="JPL"/><br/>(6.89 年<ref name="JPL"/>)
| 平均軌道速度 = 0.1429485(5) 度/日<ref name="JPL"/>
| 軌道傾斜角 = {{0}}21.93020(6) 度<ref name="JPL"/>
| 近日点引数 = {{0}}13.9565(3) 度<ref name="JPL"/>
| 昇交点黄経 = 356.46929(6) 度<ref name="JPL"/>
| 平均近点角 = 352.42741(4) 度<ref name="JPL"/>
| 前回近日点通過 = JED 2456202.4742(5)<ref name="JPL"/><br/>([[2012年]][[10月1日]]<ref name="JPL"/>)
| 次回近日点通過 = JED 2458720.863<br/>([[2019年]][[8月25日]])
}}
{{天体 別名称
| 色 = 彗星
| 別名称 = 168P,<br/>P/2005 N2,<br/>P/1998 W2<ref name="JPL"/>.
}}
{{天体 終了
| 色 = 彗星
}}

'''ハーゲンローザー彗星''' (168P/Hergenrother) は、[[周期彗星]]の1つである<ref name="JPL"/>。

== 発見 ==
ハーゲンローザー彗星は、[[1998年]][[11月22日]]に[[カール・ハーゲンローザー]] ([[:en:Carl W. Hergenrother|Carl W. Hergenrother]]) によって発見された。[[2005年]]に回帰が確認された事で、168番目の周期彗星として登録された<ref name="JPL"/>。

== 核の分裂 ==
ハーゲンローザー彗星は、[[2012年]][[10月1日]]に[[近日点]]を通過したが、その後の観測によって、[[核 (彗星)|核]]が分裂し始めている事が発見された<ref name="astro">[https://www.astroarts.co.jp/news/2012/11/08comet/index-j.shtml ハーゲンローザー彗星、分裂を始める ''AstroArtz'']</ref>。核は少なくとも4個に分裂しているのが、[[11月2日]]の[[ジェミニ天文台|ジェミニ望遠鏡]]の観測によって判明した<ref name="astro"/>。核が分裂し、塵が大量に放出された事によって、ハーゲンローザー彗星の[[等級 (天文)|視等級]]は、直前の15.2等級から8等級へと、実に約760倍も明るくなった<ref>[http://www.aerith.net/comet/catalog/0168P/2012-j.html ハーゲンローザー彗星 168P/Hergenrother (2012) ''吉田誠一のホームページ'']</ref><ref><math>(\sqrt[5]{100})^{15.2-8}\approx 758.6</math></ref>。核が分裂するまでの数週間、核からは何度か目立つ塵の放出が観測されていた<ref name="astro"/>。そして、分裂した破片は明らかに本体の核と比べて暗く、恐らく核の表面から分裂した破片であると考えられている<ref name="astro"/>。

== 天体との接近 ==
ハーゲンローザー彗星は、近日点距離が2億1168万km(1.415[[天文単位|AU]])と、[[火星]]軌道の内側に入り込む程度の、近日点距離が遠い彗星であり、[[遠日点]]距離は[[木星]]軌道より外側の8億7216万km(5.830AU)である。このため、軌道が変化しない限りは[[地球]]には極端には接近しない。地球に前回最も接近したのは[[2012年]][[9月25日]]の6327万km(0.423AU)であり、次回これほど接近するのは[[2080年代|2087年]][[9月24日]]の5086万km(0.340AU)まで待たねばならない<ref name="JPL"/>。

[[火星]]には、[[2026年]][[4月26日]]にわずか930万km(0.062AU)まで接近する予定である<ref name="JPL"/>。

[[木星]]には、[[1980年]][[11月14日]]に2816万km(0.188AU)まで接近しており、次回この程度まで接近するのは[[22世紀|2123年]][[1月5日]]の2337万km(0.156AU)である<ref name="JPL"/>。重力の強い木星に頻繁に接近するため、ハーゲンローザー彗星の軌道は長期的には安定しないと考えられる。

== 関連項目 ==
* [[周期彗星の一覧]]
* [[ハーゲンローザー彗星 (175P)]]

== 出典 ==
<references/>

{{周期彗星ナビゲーター|CINEOS彗星|NEAT彗星 (169P)}}

{{DEFAULTSORT:はあけんろおさあすいせい}}

[[Category:彗星]]
[[Category:短周期彗星]]
[[Category:天文学に関する記事]]