フレミングの左手の法則のソースを表示

{{出典の明記|date=2015年7月}}

[[Image:Fleming's_Left_Hand_Rule.png|thumb|right]]
'''フレミングの左手の法則'''（フレミングのひだりてのほうそく、{{lang-en-short|Fleming's left hand rule}}）は、[[ジョン・フレミング]]が考案した電磁気現象の記憶法で、[[磁場]]中の[[電気伝導体|導体]]に[[電流]]が流れるときにその導体に[[力 (物理学)|力]]（[[ローレンツ力]]）が作用する現象において、磁場と電流と力の向きの関係を左手の指で示す方法である<ref>{{Cite web|last=Electrical4U|title=Fleming's Left And Right Hand Thumb Rules Explained|url=https://www.electrical4u.com/fleming-left-hand-rule-and-fleming-right-hand-rule/|access-date=2024-01-09|website=www.electrical4u.com/|language=en-US}}</ref>。

==内容==

フレミングの左手の法則は、以下の物理量の方向の関係を図式化したものである。

(磁場に関する)ローレンツ力'''''F''''' は、[[磁場]] を'''''B''''' 、 [[電荷量]]''q'' の荷電粒子の [[速度]] を'''''v''''' とすると、

:<math>\boldsymbol{F} = q(\boldsymbol{v} \times \boldsymbol{B})</math>　

で表される。ここで、× は[[クロス積]]である。

また、[[電流]]'''''I''''' の流れる導体が磁場から受ける単位長さ辺りの力（[[アンペール力]]）は、

:<math>\boldsymbol{F}' = \boldsymbol{I} \times \boldsymbol{B}</math>　

と表される。

===フレミングの左手の法則===

左手の[[中指]]と[[人差し指]]と[[親指]]を立て、互いに直交する(90度に交わる)関係にしたとき、

;中指 : [[電流]]の方向。荷電粒子の場合、これは {{mvar|q'''v'''}} の方向であり、電荷が負の場合は速度と逆の方向である。
;人差し指 : [[磁場]]の方向。
;親指 : 導体または荷電粒子が受ける[[力 (物理学)|力]]の方向。

== 覚え方 ==
　フレミングが考案した英語による原形では、
*中指（seCond finger） -- 電'''流'''（Current）
*人差指（First finger） -- 磁'''場'''（Field）
*親指（THuMb） -- '''推'''力（THrust） あるいは導体の'''動き'''（Motion of the conductor）
と、指の名称と対応させて覚えるものだった。

日本語では、それぞれの頭文字をとって中指から'''電・磁・力'''、あるいは親指から、ドラマなどで馴染みのある[[連邦捜査局|米連邦捜査局]]の頭文字と同じ'''FBI'''などという覚え方があるが、どちらの指から始まるのかを別に覚える必要があり、親指が一般に最も力の強い指なので、親指＝力などと覚える。

これは電流の発生によって導体に働く力が発生する現象を示しているが、これの逆の[[電磁誘導]]の法則として[[フレミングの右手の法則]]があり、右と左のどちらがどちらの覚え方かなどについてはそちらを参照のこと。

== 出典 ==
{{reflist}}

== 関連項目 ==
{{Commonscat|Left-hand rule|左手の法則}}
* [[フレミングの右手の法則]]

{{tech-stub}}

{{DEFAULTSORT:ふれみんくひたりてのほうそく}}
[[Category:電気理論]]
[[Category:電磁気学]]
[[Category:自然科学の法則]]
[[Category:ジョン・フレミング]]
[[Category:物理学のエポニム]]