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[[画像:Brewsters-angle.png|250px|right]] '''ブルースター角'''(ブルースターかく、''Brewster's angle'')、または'''偏光角'''(へんこうかく、''polarization angle'')は[[屈折率]]の異なる物質の界面においてp偏光の反射率が0となる入射角である。非偏光がブルースター角で入射したとき、反射光は完全に[[偏光]]となる。発見者の[[ディヴィッド・ブルースター]]の名前からブルースター角と呼ばれる。 屈折率の異なる2つの物質の界面にある角度をもって光が入射するとき、電場の振動方向が入射面に平行な偏光成分p偏光と、垂直な偏光成分s偏光とでは、反射率が異なる。入射角を0度から徐々に増加していくと、p偏光の反射率は最初減少し、ある角度(ブルースター角)で0となり、その後増加する。s偏光の反射率は単調に増加する。このような反射率の偏光・入射角依存性は、[[フレネルの式]]で表される。 ブルースター角は2つの物質の屈折率から求められ次式のようになる。 :<math>\theta_B = \mathrm{Arctan} \left( \frac{n_2}{n_1} \right) </math> n1は入射側の屈折率、n2は透過側の屈折率である。例えば、屈折率1の空気中から屈折率が1.5のガラスに入射する光のブルースター角は約56度である。 入射角がブルースター角のとき、透過光(屈折光)と反射光とのなす角は90度となる。 ==応用== 例えばガスレーザーにおいてレーザー媒質となるガスを封入する管の窓など、反射損失を極めて小さくしたい場所に、入射角がブルースターとなる窓が用いられることがある。このような窓をブルースター窓という。 ==関連項目== * [[フレネルの式]] * [[反射]] * [[偏光]] {{DEFAULTSORT:ふりゆうすたあかく}} [[Category:幾何光学]] [[category:物理光学]] [[category:偏光]]
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