プランクエネルギーのソースを表示

{{物理定数
|名称=
|英語=Planck energy
|画像=
|記号={{Math|''E''{{sub|P}}}}
|値=1{{Math|''J''{{sub|P}}}}={{Val|1.9561|e=9|ul=J}}{{R|ep}}
|不確かさ=2.3{{e-|5}}
|語源=
}}
'''プランクエネルギー'''（{{lang-en-short|Planck energy}}）は、[[プランク単位系]]における[[エネルギー]]である。プランクエネルギー {{Math|''E''{{sub|P}}}} （単位 : {{Math|''J''{{sub|P}}}}）は、次式で定義される。
:<math>1\,\mbox{J}_p=\sqrt{\frac{\hbar c^5}{G}}\,\mbox{J}</math>
ここで、{{Mvar|c}} は[[真空]]中の[[光速]]、<math>\hbar</math> は[[ディラック定数]]、{{Mvar|G}} は[[万有引力定数]]である。

プランクエネルギーは、[[質量]]とエネルギーの等価性を表す[[アルベルト・アインシュタイン|アインシュタイン]]の方程式 [[E=mc2|{{Math|''E'' {{=}} ''mc''²}}]] より導き出されたものである。すなわち、1プランクグラムの物体が有する[[静止エネルギー]]が1プランクジュールである。

1プランクジュールは、およそ以下の値に相当する。
* [[1 E9 J|1.9561{{E|9}}]] [[ジュール|J]]
* {{val|1.220910|(29)|e=19|ul=GeV}}（2014[[科学技術データ委員会|CODATA]]推奨値<ref name="ep">[[#ep|CODATA Value]]</ref>）
* {{Val|543.3|ul=kWh}}
* [[トリニトロトルエン|TNT火薬]] {{Val|467.519|ul=Kg}} が爆発した時に放出されるエネルギー

== 統一場理論 ==
プランクエネルギーのスケールでは、自然界の[[基本相互作用|四つの力]]（[[重力]]、[[電磁相互作用|電磁力]]、[[強い相互作用|強い力]]、[[弱い相互作用|弱い力]]）が統一され一つの力として記述される、[[統一場理論]]の成立が期待されている。しかし、現在人類が観測できている最大のエネルギーレベルは {{Math|{{Val|10|ul=TeV}} {{=}} 1{{E|4}} GeV}}（[[大型ハドロン衝突型加速器|LHC]]を参照）程度で、プランクエネルギーレベルの現象は実測が事実上不可能である。[[理論物理学]]により様々な予想が立てられてはいるが、実証の見込みはまだたっていない。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 出典 ===
{{reflist}}

== 関連項目 ==
* [[プランク定数]]

== 外部リンク ==
* {{Cite web|url=http://physics.nist.gov/cgi-bin/cuu/CCValue?plkmc2gev|title=CODATA Value: Planck mass energy equivalent in GeV|publisher=[[アメリカ国立標準技術研究所|NIST]]|accessdate=2016-11-22|ref=ep}}

{{physics-stub}}

{{DEFAULTSORT:ふらんくえねるき}}
[[Category:エネルギーの単位]]
[[Category:自然単位系|えねるき]]
[[Category:物理定数]]
[[Category:マックス・プランク]]
[[Category:物理学のエポニム]]