モル体積のソースを表示

{{出典の明記|date=2013年10月17日 (木) 04:41 (UTC)}}
{{物理量
|英語=molar volume
|L=3|N=-1
|SI=[[立方メートル|m<sup>3</sup>]]/[[モル|mol]]}}
'''モル体積'''（モルたいせき）とは、単位[[物質量]]（1 [[モル|mol]]）の{{疑問点範囲|1=[[原子]]または[[分子]]|date=2023年2月23日 (木) 01:57 (UTC)}}が[[標準状態]]で占める体積である<ref>{{Cite Kotobank |word=モル体積 |encyclopedia=デジタル大辞泉 |accessdate=2022-02-05}}</ref><ref>標準状態以外の状態で表される場合もある。</ref>。

[[モル質量]]（[[キログラム|kg]]/mol）÷[[密度]]（kg/[[立方メートル|m<sup>3</sup>]]）でも求められる。
==解説==
===気体===
気体分子のモル体積は[[気体の状態方程式]]で議論され、1 molの気体分子の体積は、気体の種類によらずほぼ一定である。気体の種類による違いは[[実在気体]]の状態方程式（[[ファンデルワールスの状態方程式]]など）の係数の違いになる。

[[理想気体]]のモル体積''V''<sub>m</sub> は種類によらず、[[理想気体の状態方程式|状態方程式]]より
:<math>V_\mathrm{m} = \frac{V}{n}=\frac{RT}{p}</math>
と求められる。
ただし''V'' は体積、''n'' は物質量、''R'' は[[気体定数]]、''T'' は[[熱力学温度]]、''p'' は[[圧力]]である。

たとえば ''T'' = 0[[℃]] = 273.15 [[ケルビン|K]]（標準温度）、''p'' = 1013.25 [[ヘクトパスカル|hPa]]（[[標準気圧]]）のときの値は
:<math>V_\mathrm{m} \simeq 22.4 \, \mathrm{L/mol}</math>
である。

===固体===
[[単体]]の固体結晶については、[[原子間距離]]・[[結晶構造]]と関係する。単体金属結晶の原子間距離は比較的バラツキが少なく、概略{{1e|-5}} m<sup>3</sup>/mol程度であるが、モル体積は結合力の違いによる原子間距離によって変動するので、元素の[[密度]]は、[[原子量]]によってだけでは決まらなくなっている。

== 脚注 ==
{{reflist}}

{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:もるたいせき}}
[[Category:固体物理学]]
[[Category:結晶学]]
[[Category:化学]]
[[Category:体積]]