ヨウ化ナトリウムのソースを表示

{{出典の明記|date=2019年7月}}
{{Chembox
|   Name = ヨウ化ナトリウム
|   ImageFile = Sodium iodide.jpg
|   ImageSize = 150px
|   ImageName = ヨウ化ナトリウム
|   ImageFile1 = Sodium-iodide-3D-ionic.png
|   ImageSize1 = 150px
|   ImageName1 = Sodium iodide
| Section1 = {{Chembox Identifiers
|   CASNo = 7681-82-5
|   RTECS = WB6475000
  }}
| Section2 = {{Chembox Properties
|   Formula = NaI
|   MolarMass = 149.89g/mol
|   Appearance = 白色固体
|   Density = 3.67g/cm<sup>3</sup>, 固体
|   Solubility = 184g/100ml(25℃)
|   MeltingPt = 660℃
|   BoilingPt = 1304℃
  }}
| Section3 = {{Chembox Structure
|   Coordination = 
|   Structure = 
  }}
|Section7 = {{Chembox Hazards
|外部MSDS=
|EU分類={{Hazchem T}}有害<br />{{Hazchem N}}環境への危険性
|主な危険性=刺激物につき胎児に傷つける可能性があります。
|IngestionHazard=
|InhalationHazard=
|眼への危険性=
|皮膚への危険性=
|NFPA-H=1
|NFPA-F=
|NFPA-R=1
|NFPA-O=
|Rフレーズ=
|Sフレーズ=
|RSPhrases=
|JP-PDSCL=
|引火点=不燃性につきなし。
|引火点C=
|引火点注=
|発火点=不燃性につきなし。
|発火点C=
|許容曝露限界=
|PEL=
|NOAEL=
|LD50=
|LC50=
}}
| Section8 = {{Chembox Related
|   OtherAnions = [[フッ化ナトリウム]]、[[塩化ナトリウム]]、[[臭化ナトリウム]]
|   OtherCations = [[ヨウ化リチウム]]、[[ヨウ化カリウム]]、[[ヨウ化ルビジウム]]、[[ヨウ化セシウム]]
  }}
}}
'''ヨウ化ナトリウム'''（ヨウかナトリウム、sodium iodide）は化学式が NaI と表される、白い固体状の[[酸と塩基|塩]]である。[[ナトリウム]]のヨウ化物。[[フィンケルシュタイン反応]]と呼ばれるハロゲン交換反応の反応剤として、有機[[ヨウ素]]化合物の合成に用いられる。[[ヨード欠乏症]]の治療、放射線の検出などへの用途も知られる。

吸湿性を持ち、空気中で[[潮解]]する。さらに空気酸化を受けてヨウ素の赤紫色を帯びる。<!--訳者加筆分-->

== 用途 ==
有機合成において、塩化アルキルをヨウ化アルキルへ変換するハロゲン交換反応に用いられる。[[アセトン]]溶液を用いる[[フィンケルシュタイン反応]] (Finkelstein reaction)、[[ポリメラーゼ連鎖反応]] (PCR法) にて利用される。アセトン中で塩化アルキルとヨウ化ナトリウムを作用させると、ハロゲン交換の結果生じる[[塩化ナトリウム]]がアセトンに不溶で析出するため、反応の[[平衡反応|平衡]]がヨウ化アルキルが生じる生成系へと偏っていく。
: <chem>R-Cl\ + NaI -> R-I\ + NaCl\downarrow</chem>

臭化アリールをヨウ化アリールに変換する場合には、過剰量のヨウ化ナトリウムが[[ヨウ化銅(I)]] (CuI) とともに用いられる。<!--訳者加筆分-->

ヨウ化ナトリウムは、[[ヨード欠乏症]]の治療と予防のために使われる。
また、ヨウ化ナトリウムは[[シンチレータ]]（[[放射線]]が当たることによって[[蛍光]]を示す性質を持つ物質）であるため、高純度の単結晶は主に[[タリウム]]などの[[ドープ|ドーピング]]処理で活性化された後、放射線の検出に利用される([[シンチレーション検出器]])。<ref>[http://www.neotron.co.jp/crystal/12/Nal.html タリウム活性化ヨウ化ナトリウム,NaI(Tl),光学結晶]　（株）ネオトロン</ref>

核医学の分野では、ヨウ素が[[甲状腺]]に集積することを利用し、Na<sup>123</sup>Iなどを甲状腺[[シンチグラフィ]]に用いる。

== 脚注 ==
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[ヨウ化カリウム]]

{{ヨウ化物}}
{{ナトリウムの化合物}}
{{Chem-stub}}

{{DEFAULTSORT:ようかなとりうむ}}
[[Category:ナトリウムの化合物]]
[[Category:ヨウ化物]]