ラーベス相のソースを表示
←
ラーベス相
ナビゲーションに移動
検索に移動
あなたには「このページの編集」を行う権限がありません。理由は以下の通りです:
この操作は、次のグループに属する利用者のみが実行できます:
登録利用者
。
このページのソースの閲覧やコピーができます。
[[File:C14-MgZn2.jpg|thumb|ラーベス相の一つであるMgZn<sub>2</sub>(C14)の[[ユニットセル]]。AサイトのMgが緑色、BサイトのZnが灰色。]] [[File:LavesPolyhedron.png|thumb|ラーベス多面体]] '''ラーベス相'''(Laves phases)とは[[金属間化合物]]の相の一つであり、組成AB<sub>2</sub>から成る。ドイツの鉱物学者、[[フリッツ・ラーベス]]から名付けられた。 ラーベス相は、物性物理学的、化学的にみて特徴的な振る舞いをするため、特に現代[[冶金学]]分野において注目を集めている。理論的アプローチにおいては、多くの仮説や近似が試みられてきたが実用的知見はいまだ得られていない。 大きな特徴としては、高い[[電気伝導性]]をもち、にもかかわらず[[金属]]がもつ普遍的性質の一つである[[塑性]]、[[展性]]が著しく低いということが挙げられる。 ==性質== この相はAB<sub>2</sub>の幾何学的配置によってさらに3つに分類される。MgCu<sub>2</sub>(C15)、ヘキサゴナルMgZn<sub>2</sub>(C14) 及びヘキサゴナルMgNi<sub>2</sub>(C36)であり、後者2つは基本構造は同じまま、[[六方晶]]の配置が異なっている。一般にAサイトに配置された原子は[[ダイヤモンド構造]]と同様な配置となり、Bサイトの原子はAサイト周りに4面体を形成する<ref>[http://cst-www.nrl.navy.mil/lattice/struk/laves.html The Laves Phase Structures] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20090302090348/http://cst-www.nrl.navy.mil/lattice/struk/laves.html |date=2009年3月2日 }}. nrl.navy.mil. Accessed on 2009-2-26.</ref> 。 ラーベス相の上記三種類の分類において、2種の金属元素を剛体球として考えると、そのサイズ比が<math>\sqrt{3/2} \approx 1.225</math>であったときに最密となり <ref name=Hyninnen /> 、AB<sub>2</sub>の組成の金属間化合物の結晶を生じる。このサイズ比において充填率は0.710となる <ref name=Zhu>{{doi|10.1007/s11661-999-0292-5}}</ref> 。 実際に合成されたラーベス相をもつ化合物の上記サイズ比は1.05-1.67である <ref name=Zhu/> 。 このラーベス相は例えば2種のサイズをもつ[[コロイド]]粒子の[[自己組織化]]においても観察される <ref name=Hyninnen>{{doi|10.1038/nmat1841}}</ref> 。 2種類の金属A、Bの原子半径の比がr<sub>A</sub>/r<sub>B</sub>=1.2247に近いとき、金属Aと金属Bの間にAB<sub>2</sub>の組成の金属間化合物の結晶が生じる。たとえばラーベス相を生じる KNa<sub>2</sub>、CaMg<sub>2</sub>では原子半径比はそれぞれ、1.25、1.23である。ラーベス相は一般的に硬くてもろく、高融点である。 ==References== {{Reflist}} == 関連項目 == *[[水素吸蔵合金]] == 外部リンク == *[http://laves.mpie.de/laves_phases.html The Nature of Laves Phases] {{DEFAULTSORT:らへすそう}} [[Category:物質科学]]
このページで使用されているテンプレート:
テンプレート:Doi
(
ソースを閲覧
)
テンプレート:Reflist
(
ソースを閲覧
)
テンプレート:Webarchive
(
ソースを閲覧
)
ラーベス相
に戻る。
ナビゲーション メニュー
個人用ツール
ログイン
名前空間
ページ
議論
日本語
表示
閲覧
ソースを閲覧
履歴表示
その他
検索
案内
メインページ
最近の更新
おまかせ表示
MediaWiki についてのヘルプ
特別ページ
ツール
リンク元
関連ページの更新状況
ページ情報