リニアエンコーダのソースを表示

{{複数の問題
| 特筆性 = 2023年6月19日 (月) 10:41 (UTC)
| 出典の明記 = 2023年6月19日 (月) 10:41 (UTC)
}}{{Expand language|langcode=en|langcode2=de|date=2023年6月}}[[ファイル:Linear Scale Scheme.svg|代替文=リニアエンコーダの略図|サムネイル|リニアエンコーダの略図]]

'''リニアエンコーダ'''（{{lang-en-short|linear encoder}}）とは、直線的な移動量を測ることができる[[エンコーダ]]のことである<ref>{{Citation2 |df=ja |language=de |author=Ernst, Alfons |title=Digitale Längen- und Winkelmesstechnik - Positionsmesssysteme für den Maschinenbau und die Elektronikindustrie |series=Die Bibliothek der Technik |volume=165 |edition=4 |date=2001 |publisher=Verlag moderne Industrie |ISBN=3-478-93264-5}}</ref>。直線エンコーダともいうことがある。

== 解説 ==
一般には回転変位（回転角）を検出する[[ロータリエンコーダ]]のほうがよく使われているが<ref>[https://tohan-denshi.co.jp/technical-information/1070/ エンコーダについて | 東阪電子機器]</ref>、[[フライス盤]]、[[ボール盤]]など、位置決め精度が要求される[[工作機械]]では直線変位を検出するリニアエンコーダが使われている<ref name="akm_sensor">[https://www.akm.com/jp/ja/products/rotation-angle-sensor/tutorial/type-mechanism-1/ #02 エンコーダーの種類と仕組み | 技術解説 | 回転角センサー | 製品情報 | 旭化成エレクトロニクス]</ref>。

非接触方式のエンコーダは、物差しとなるスケール（目盛）と、位置情報を検出するヘッド（検出器）で構成される。リニアエンコーダの検出方式はロータリエンコーダ同様、光の反射を用いる光学式と磁気を用いる磁気式がある。ただしロータリエンコーダとは異なり、光学式の場合は[[スリット]]（格子あるいはグレーティングとも）が直線状に配置されている。スリットから光が通るかどうかをスリットの<math>\left ( \frac{1}{4} \right )+ \left ( \frac{n}{2} \right)</math>周期で測定することでスリットの偏移方向と移動量を取得できる。

測定方法は、ロータリエンコーダと同様であるが、測定できるものが[[角度]]ではなく、直線的な移動量となる。

なお、回転運動を直線運動に変換し、ロータリエンコーダで検出した回転変位を直線変位に変換する方法もある。[[ボールベアリング]]を使用した[[ボールねじ]]は高い位置決め精度を実現できるため、工作機械や計測器、コピー機、プリンターで用いられている<ref name="akm_sensor"/>。

== 脚注 ==
{{Reflist}}

== 参考文献 ==
* {{cite book |author-first=David S. |author-last=Nyce |title=Linear Position Sensors: Theory and Application |location=New Jersey, USA |publisher=[[John Wiley & Sons Inc.]] |date=2003}}
* {{cite book |author-first=Walcher |author-last=Hans |title=Position Sensing: Angle and Distance Measurement for Engineers |publisher=[[Butterworth-Heinemann]] |date=1994}}
{{DEFAULTSORT:りにあえんこおた}}
[[Category:センサ]]
[[Category:計測機器]]