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一酸化セレン
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{{Infobox 無機化合物 | name=一酸化セレン | 画像=Se=O | IUPAC名= | 別名= | 組成式=OSe | 式量=94.96 | 形状= | 結晶構造= | CAS登録番号=[14832-90-7] | 密度= | 相 = | 水への溶解度= | 温度= | 融点= | 融点注= | 沸点= | 沸点注= | 出典= }} '''一酸化セレン'''(いっさんか—、selenium monoxide)は、[[セレン]]の[[酸化物]]の一種にあたる[[無機化合物]]で、組成式は SeO。 == 合成 == 一酸化セレンは、Se=O の構造の分子とされ、二臭化ジセレニド (BrSeSeBr)と[[酸化銀]](I) (Ag<sub>2</sub>O) との反応や、[[二酸化セレン]] (SeO<sub>2</sub>) と単体セレン (Se) との反応で得られたという報告があった<ref>Lenher, V. ''J. Am. Chem. Soc.'' '''1898''', ''20, 555.</ref>。 : <chem>Br-Se-Se-Br\ + Ag2O -> SeO\ + 2 AgBr\ ?</chem> : <chem>SeO2\ + Se -> 2 SeO\ ?</chem> しかしその後の追試の結果から、それらの反応による一酸化セレンの生成について懐疑的な意見が提示された<ref>Schenk, P. W. ''Z. Anorg. Allgem. Chem.'' '''1937''', ''233'', 401-2.</ref>。 近年、単体セレンを酸素や[[オゾン]]と反応させると、他の種類のセレン酸化物に混じって Se=O の構造の分子も生成することなど<ref>Brabson, G. D.; Andrews, L.; Marsden, C. J. ''J. Phys. Chem.'' '''1996''', ''100'', 16487-16494 and refs therein.</ref><ref>McDermott, W. E.; Benard, D. J. ''Chem. Phys. Lett.'' '''1979''', ''64'', 60-2.</ref>、分光学の進歩にともなって反応性の高い分子として存在し得ることが確認された。 == 関連項目 == * [[セレン]] * [[二酸化セレン]] == 参考文献 == <references/> {{セレンの化合物}} {{chem-stub}} {{デフォルトソート:いつさんかせれん}} [[Category:セレンの化合物]]
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