仕事率のソースを表示

{{出典の明記| date = 2020年7月}}
{{物理量
|名称=仕事率
|英語=power
|記号=''P''
|次元=[[長さ|L]] {{sup|2}} [[質量|M]] [[時間|T]] {{sup-|3}}
|階=[[スカラー]]
|SI=[[ワット]] (W)
|CGS=[[エルグ]]毎秒 (erg/s)
|FPS=[[フィート・パウンダル]]毎秒 (ft&middot;pdl/s)
|MKSG=[[重量キログラムメートル]]毎秒 (kgf&middot;m/s)
|FPSG=[[フィート重量ポンド]]毎秒 (ft&middot;lbf/s)
|プランク=[[プランク仕事率]]
}}
[[File:時間・距離・速度に関わる次元.png|thumb|時間・距離・速度に関わる次元]]
'''仕事率'''（しごとりつ、{{lang-en-short|Power }}）とは、'''工率'''（こうりつ）や'''パワー'''（{{lang-en-short|power}}）とも呼び、単位[[時間]]内にどれだけの[[エネルギー]]が使われている（[[仕事 (物理学)|仕事]]が行われている）かを表す[[物理量]]である。「[[動力]]性能」という語があるが、その場合これを指すことが多い。

== 定義 ==
仕事率''P''は、仕事を''W''、時間を''t'' としたとき、次式で表される。

{{Indent|<math> P = {dW \over {dt}} </math>}}
重力で考えると、重力に逆らう力の大きさは重力と同じであり、距離が同じであれば重力のする仕事と等しい。ただ、重力は等加速度運動、逆らう仕事は等速直線運動であり、同じ距離を動かすのに時間が異なる。そのため、重力とそれに逆らう力は仕事は等しいが仕事率は異なる。

仕事率と同等の概念として[[電力]]がある。電力は、以下のように[[電流]]と[[電圧]]の積で表すことができる。

{{Indent|<math> P = I \times V </math>}}

このことからもわかるように、[[電気回路]]において[[電動機]]などで電力が消費されると、それと同等の仕事率で別のエネルギーが生成される（仕事が行われる）。これは、[[電力量]]と[[位置エネルギー]]や[[運動エネルギー]]の総量は変化しないという[[エネルギー保存の法則]]によるものである。

仕事率と同等の概念として[[放射束]]もある。[[スペクトル密度]]は[[波動]]が[[放射]]されたときの各[[周波数]]成分における放射束を指す。電力スペクトル密度は「{{lang|en|power spectrum density}}」の訳として使われている。しかし、この「{{lang|en|power}}」は仕事率のことであり[[電気]]と関係ない場合でも用いられるが、歴史的経緯からこう呼ばれる。

== 単位 ==

==脚注==
<references/>

== 関連項目 ==
{{物理学 (横)}}
{{Wiktionary|仕事率}}
*[[仕事率の比較]]
*[[計量単位一覧]]
*[[エネルギー]]
*[[仕事 (物理学)]]

{{Normdaten}}
{{古典力学のSI単位}}
{{DEFAULTSORT:しことりつ}}
[[Category:仕事率|*]]
[[Category:物理量]]
[[Category:エネルギー]]
[[Category:電気理論]]
[[Category:率・割合]]