仮説のソースを表示

{{otheruses||数学・物理学用語の仮設|仮設 (数学)}}
{{otheruses||仏教用語の仮設（けせつ）|施設 (仏教用語)}}
'''仮説'''（かせつ、{{lang-en-short|''hypothesis''}}）とは、[[真]][[偽]]はともかくとして、何らかの[[現象]]や法則性を[[説明]]するのに役立つ[[命題]]{{refnest|group="注"|『岩波　哲学・思想事典』p.239　「それ自体の真偽は確かめられていないが、色々な現象を説明したり、法則を導き出したりするために役立つものとして、仮に推論の前提に置かれる命題。」}}のこと。仮に設けられた説として'''仮設'''とも書く{{Sfn|板倉聖宣|1966a|p=264}}。仮説はその正否を実験的に検証しうるような、具体的に明確な内容を持つものであり、その仮説に反するような新しい[[実験]]事実が出てきても、その仮説を工夫してのらりくらりと変えて、いつまでたっても誤りを認めないような説は仮説ではなくドグマである{{Sfn|板倉聖宣|1966a|p=269}}{{refnest|group="注"|たとえばデカルトの渦動説やプリーストリーの熱素説などがそのようなドグマと言える{{Sfn|板倉聖宣|1966a|pp=268-269}}。}}。天動説から地動説、創造説から進化論などの科学上の認識を大きく変えた理論は、いずれも大胆な仮説を立てることから始まっている{{Sfn|井藤伸比古|2021}}。
{{wiktionary|学説}}

== 概説 ==
仮説はどのような実験事実が現れたらその仮説は正しいと言えるのか、また、間違っていると言えるのかが、あらかじめ明確になっていなければならない{{Sfn|板倉聖宣|1966a|p=271}}。その仮説が提唱された当時は技術上の理由から検証手段が整わなくてもかまわないが、原理的にはそのような検証手段が明確でなければならない{{Sfn|板倉聖宣|1966a|p=271}}。いかなる実験事実が現れても、その仮説と矛盾しないなどと、のらりくらりとした仮説は、何も具体的なことを主張するものではないから、全く空疎な命題であり、ドグマである{{Sfn|板倉聖宣|1966a|p=271}}{{refnest|group="注"|たとえばプリーストリーの熱素説（フロギストン説）では、当初、フロギストンは物質であるから重さがなければならないとされたが、燃焼の際、質量減少が起こることが発見されると、マイナスの重さを持つものと変更された。それはもはや以前に考えられていたフロギストンではないから、本来は仮説を新しく出し直さなければならない{{Sfn|板倉聖宣|1966a|p=270}}。}}。

仮説と称するものが真に仮説であり得るかどうかは、その仮説の正否が一回限りの現象によって証明されるものではなく、原理的には何回でも問い正しうるものでなければならず、追試できないものは仮説と呼ぶことはできない{{Sfn|板倉聖宣|1966a|p=272}}。

仮説の検証は一般的な形で直接的にされることはない。一つ一つの個性的な実験によって初めて検証される。つまり、仮説の検証は必然的に、具体的な事象に対する予想の形を取って行われる。一般に一つの実験だけで仮説の正しさを確定することはできない{{Sfn|板倉聖宣|1966a|p=273}}。仮説の検証は「予想ー実験」の繰り返しで進められる{{Sfn|板倉聖宣|1966b|p=208}}。仮説はその理論的予言が一連の実験事実と一致することが確かめられ、その真実性が確かめられたと考えられるようになると、それは理論あるいは法則と呼ばれるようになる{{Sfn|板倉聖宣|1966b|p=208}}。

その仮説によって別の新たな現象の予測にも成功するにつれて、しだいにより「正しい[[法則]]」（＝[[パラダイム]]）などと人々から認知されるようになってゆく<ref>『岩波　哲学・思想事典』p.239</ref>。

== 仮説概念の歴史 ==
{{要出典範囲|date=2022年5月|ヨーロッパ諸語において 'hypothesis' という用語が現代のように「仮に立てる説」という意味で使われるようになったのは、[[近世]]以降である。それ以前は、現在の呼び方で「[[幾何学]]の[[公理]]」と呼ばれている絶対的[[前提]]・[[命題]]が 'hypothesis' と呼ばれていたこともある。}}

{{要出典範囲|date=2022年5月|近世においては、イギリス系の科学者たちとヨーロッパ大陸系の科学者たちとの間で仮説の位置づけについて大きな見解の相違が生じた。}}

イギリスの[[アイザック・ニュートン]]は「科学的知識は観察事例の蓄積によって[[帰納]]的に構築されるべきだ」と判断し、「事例に先行して立てられる命題、すなわち仮説は、科学的探究の中では扱われるべきではない」と考えた。例えば「[[万有引力]]の[[法則]]」は、帰納法によって導かれるのである{{refnest|group="注"|これに対する反論として、板倉聖宣はニュートンの万有引力は「大胆な仮説」であり、すべての科学的認識は仮説演繹ではなく仮説実験的に成立するとしている{{Sfn|板倉聖宣|1966b}}。}}から、科学的知識である。だが、「万有引力の法則を支える原因は何か？」という疑問について、何ら具体的事例がないにもかかわらずあれこれと仮説を立てるのは科学的ではない（つまりある意味で非科学である）と考えた。ニュートンのこのような考え方は、『[[自然哲学の数学的諸原理]]』（第2版、1713年）の「'''われ、仮説を作らず ([[ヒポテセス・ノン・フィンゴ|Hypotheses non fingo]])'''」の表現に典型的に現れている{{refnest|group="注"|ニュートンは、デカルトの「渦動説」のような宇宙に満ちた微粒子の運動を仮定して天体運動を説明しようとするような試みがすべてうまくいっていないのを見て、私はそのような仮説（ドグマ）は作らないと言ったのであって、ニュートン自身は『光学』で「光の粒子説」を仮説として提出している。これは原理的に実験で検証可能なものであるから仮説である。後世の科学史家は「ニュートンが仮説を否定した」と誤解している{{Sfn|板倉聖宣|1966b}}。}}。

{{要出典範囲|date=2022年5月|一方、ドイツの[[ゴットフリート・ライプニッツ]]は、確実だと証明できる[[法則]]は実際上ないと考え、証明できないという性質を持つ命題・仮説の利用は理論の構築に不可欠である、と見なした。}}

{{要出典範囲|date=2022年5月|その後、自然哲学者・科学者たちの間に広まっていったのは、仮説を肯定するライプニッツ流の考え方である。現在では、仮説は[[科学理論]]の構築のための一般的な方法として広く利用されている。}}
{{See also|仮説実験的認識論}}
{{See also|仮説演繹法}}
{{See also|科学的認識の成立条件}}

== 仮説の好戦性 ==
{{要出典範囲|date=2022年5月|時に仮説は攻撃的である。新しい仮説は往々にして古い仮説を否定する形で提出され、両者の間に強い対立を作る。当然にその両者の当否を判断することになるが、これは往々にして相手をいかに否定するかを競う形になる。}}

{{要出典範囲|date=2022年5月|極端な例の一つに、[[免疫]]の仕組みに関する理論がある。[[エドワード・ジェンナー]]が[[種痘]]という形で発見した免疫は、[[ルイ・パスツール]]によって一般化され、弱毒化した[[病原体]]である[[ワクチン]]を[[予防接種]]することによる感染予防という方法が開発された。その働きの本体がどこにあるかの追求から、それが[[血清]]にあることがわかり、これが[[血清療法]]を生んだ。ところが、[[イリヤ・メチニコフ]]は食細胞を発見してこれが病気を予防する働きをしていると判断すると、それまでの血清の働きに関する知見いっさいを否定した。ここから両派による自己の正当性を証明し、相手方が間違っているとの証拠を示す競争がおこり、両派の対立は感情的なものにまでなったという。}}

{{要出典範囲|date=2022年5月|仮説はこのように極端な形を取る例が少なくない。これはその対立によってこそ議論や研究が進む面があるからで、時に学者はすべて事実に合致しなくても、必要と判断すれば仮説を提出する。[[グレゴール・ヨハン・メンデル]]は彼の遺伝法則に合わない実験結果があることを知っていた。「[[発生学]]の父」とも言われる[[カール・エルンスト・フォン・ベーア]]の言葉に次のようなものがある。}}
{{Cquote|{{要出典範囲|date=2022年5月|不正確でもきっぱりと断言された一般的な問題の結論は、その不正確な面を訂正しようとする意欲に駆り立てられるから、正確ではあるが控え目な主張よりは科学の発達にとって有益なものである}}}}

== 数学における仮説 ==
{{main|予想 (数学)}}
{{要出典範囲|date=2022年5月|自然現象ではなく抽象概念を扱う学問である[[数学]]においては、証明されたものは正しい命題であり、[[定理]]である。誤りであることが証明されたものも問題ない。しかし、「こういうことが成立する」と誰かが予想し、しかしまだ誰も証明していない、かといって[[反例]]も見あたらない場合、これは「いつか証明されることが期待される問題」ということになる。これを仮説（または[[予想 (数学)|予想]]）と言うことがある。代表的な例として、リーマン仮説（Riemann Hypothesis、日本では[[リーマン予想]]という呼称が一般的）がある。}}

{{要出典範囲|date=2022年5月|別の用例として、たとえば[[連続体仮説]]がある。これは「証明も[[反証]]もできないことが知られている」という点で、上の仮説（予想）とは意味合いが異なる。}}

=== 統計学における仮説 ===
{{要出典範囲|date=2022年5月|[[統計学]]では、仮説とは、成立もしくは不成立が確定していない命題を指す。記号は <math>{\rm H}_i</math> もしくは <math>\rm{\theta}_i</math> が用いられる。統計的[[仮説検定]]でこの手法が用いられる。}}

{{要出典範囲|date=2022年5月|帰無仮説のような仮説を、成立しうるものか、それともありそうにないものなのかを[[検定統計量|統計量]]によって判定する、[[仮説検定]]という手法が行われる。}}

== 仮説の例 ==
{{出典の明記|section=1|date=2022年6月3日 (金) 12:34 (UTC)}}
;言語（言語学）
*[[言語の起源]] : [[言語の起源#言語の起源の仮説|ワンワン説 / プープー説 / ドンドン説 / エイヤコーラ説]]（[[フリードリヒ・マックス・ミュラー|マックス・ミュラー]]が提唱）。[[言語の起源#言語の起源の仮説|タータ説]]（サー・リチャード・パジェットが提唱）。 / [[言語の起源#「母語」仮説|「母・語」仮説]] / [[言語の起源#儀式・発話の共進化|儀式・発話の共進化説]]（ロイ・ラパポート他提唱） / [[言語過程説]]{{refnest|group="注"|[[時枝誠記]]は「言語過程観」と呼んでいた。}}

;認識（哲学・論理学）
*言語と[[認識]]の関係 : [[サピア・ウォーフの仮説]]
*過去の存在の確かさ、不確かさ：[[世界五分前仮説]]（[[認識論]]、[[懐疑主義]]）
*真偽：[[閉世界仮説]] / {{仮リンク|開世界仮説|en|Open-world assumption}}

;数（数学）
*自然数の中に[[素数]]はどのように分布しているのか？ ： [[ベルトランの仮説]]
** [[リーマン予想|リーマン仮説]]（ζ(s) の自明でない零点 s は、全て実部が 1/2 の直線上に存在するか否か、[[数論]]）
** 「素数はランダムに分布している」説 / 「素数の分布にはなんらかの規則性がある」説{{Sfn|PC Watch|2016}}
*可算濃度と連続体濃度の関係 : [[連続体仮説]]（[[集合論]]）

;物理現象、天文現象（物理学・天文学）
*[[熱]]の本質・正体 : 運動説 / [[カロリック説]]
*[[燃焼]]の本質・正体 : [[四元素説]] / [[フロギストン説]] / 「酸素との結合」説 
*[[光]]の正体 : [[光の粒子説|粒子説]] / [[光の波動説|波動説]] / [[光子|光子説]] / [[粒子と波動の二重性|二重説]]
*光の伝播のしくみ : [[エーテル (物理)|エーテル理論]]　/  [[特殊相対性理論]]
*[[重力]]のしくみ : [[渦動説]] / [[万有引力]] / [[重力場]]。「[[遠隔作用|遠隔作用説]]」/「[[近接作用|近接作用説]]」
*物質的現象の本質： [[原子論|原子仮説]] / {{仮リンク|エネルギー論|en|Energetics}}{{refnest|group="注"|[[ヴィルヘルム・オストヴァルト]]や[[エルンスト・マッハ]]などが支持。[[マッハ主義]]とか経験主義と呼ばれ20世紀初頭に特に欧州大陸で勢力があった。マッハらは感覚で認識できないものを考えるのは非科学的だとして、ボルツマンやマクスウェルの熱現象を分子運動論で考える原子論に反対した。}} / 「真空のエネルギー [[:en:Vacuum energy|Vacuum energy]]」論、[[ダークエネルギー]]論
*宇宙の起源、宇宙の歴史 （[[宇宙論]]）: [[定常宇宙論]] / [[振動宇宙論]] / [[ビッグバン仮説]] / [[サイクリック宇宙論]]
*[[太陽系の起源]]（[[太陽系起源説]]）：[[ルネ・デカルト|デカルト]]の[[渦動説]] / [[星雲説]]（[[カント]] 1755年、[[ピエール＝シモン・ラプラス|ラプラス]] 1796年） / [[潮汐説]]（[[ジェームズ・ジーンズ|ジーンズ]]と[[ハロルド・ジェフリーズ|ジェフリーズ]]、1916年） / [[電磁捕獲説]]（[[ハンス・アルヴェーン|アルフェン]]、1942年）/ [[乱流渦動説]](「新星雲説」「[[渦動星雲説]]」「ワイゼッカー＝カイパー説」などとも。[[カール・フリードリヒ・フォン・ヴァイツゼッカー|ワイゼッカー]]、1944年）/ [[光圧星雲説]]([[フレッド・ホイップル]]、1947年）/ [[フレッド・ホイル|ホイル]]の星雲説
**{{仮リンク|太陽系の形成と進化に関する仮説の歴史|en|History of Solar System formation and evolution hypotheses}}　も参照可。
*月の起源：[[月#起源|親子説]] / [[月#起源|兄弟説]] / [[月#起源|他人説]] / [[ジャイアント・インパクト説]]
*[[銀河の形成と進化|銀河はどのように形作られ、どのようなしくみで形が変化しているのか？]] : 「星がたくさんできたので、中心のブラックホールが大きくなれた」仮説 / 「まず巨大なブラックホールがあったから、その周囲で星の形成がさかんになったのだ」仮説
**[[銀河の回転曲線問題]] : [[暗黒物質]]（[[ダークマター]]）/ [[修正ニュートン力学]]  <!--（[[力学]]）-->
**[[矮小楕円銀河]]の起源 :　[[矮小楕円銀河#起源についての2つの仮説|「階層的合併」説 / 「銀河ハラスメント」説]]
*[[エルゴード仮説]]（[[確率論]]、[[統計力学]]）
*[[宇宙検閲官仮説]]（[[ブラックホール]]、[[一般相対性理論]]）

;化学的現象
*[[化学反応]]のしくみやダイナミズム（さらに化学反応の[[反応速度]]はどのようなしくみで決まるのか？という問題） :[[ハモンドの仮説]] / 局所平衡仮説 / 準平衡仮説 / 非再交差仮説
*ゲイ＝リュサックの気体反応の法則とジョン・ドルトンの原子説の間の矛盾：[[アボガドロの仮説]]

;生命現象（生物学・地学ほか）
*[[生命の起源]]（生命はどのように誕生したのか？）：[[天地創造|超自然説（創造説）]] / [[自然発生説]] / [[化学進化説]] / [[DNAワールド仮説]] / [[RNAワールド仮説]] / [[プロテインワールド仮説]] / [[パンスペルミア仮説]]  / [[インテリジェント・デザイン|ID説]]
*[[進化]]（生物の形が[[世代]]とともに変化していること{{refnest|group="注"|「Descent with modification」（『[[種の起源]]』）}}のしくみ: [[用不用説]] / [[自然選択説]] / [[今西進化論]] / [[中立進化説]] 
*[[隔離分布]]（同一生物が大きく離れた地域に分布している理由）: [[陸橋説]] / [[大陸移動説]]　（[[生物地理学]]）
*[[化石]]が存在すること（すでに滅びた生物の痕跡が[[地層]]から発見され続けること）：[[天変地異説]] / [[斉一説]] 
*[[発生]]のしくみ : [[前成説]] / [[後成説]]（[[発生学]]）
*[[人類の進化]]（サルからどのようにして人が生まれたか？）：[[狩猟仮説]] / [[キラーエイプ仮説]]  / [[マキャベリ的知性仮説]] / [[アクア説]]  
*[[周期ゼミ]]([[素数ゼミ]])の寿命がかっきり[[13]]年か[[17]]年である理由：「交雑する可能性が最小限になるからだ」説 / 「捕食者の生活周期との一致を最小限にするようになっているのだ」説 /　「素数になっているのは偶然で、まったく意味はない」説{{Sfn|WIRED|2009}}
*[[赤の女王仮説]]（[[進化]]、[[集団遺伝学]]）
*[[ジャンゼン・コンネル仮説]]（[[生態学]]、[[植物学]]）
*[[中規模撹乱仮説]]（[[生物多様性]]、[[生態学]]）

;人体（医学）
*全身の血管の構造、つながり方 : 「通気系・栄養配分系の2系統」説（[[ガレノス]]の説） / [[血液循環説]]
*なぜ歯の象牙質で痛みを感じるのか？：[[動水力学説]]
*[[匂い]]を感じるしくみ（[[嗅覚]]が区別する対象） ： 「分子の形状」説 [[:en:Shape theory of olfaction|Shape theory of olfaction]] /  「分子の振動」説 [[:en:Vibration theory of olfaction|Vibration theory of olfaction]]

;社会（社会科学）
*人間と人間のつながりの構造: [[六次の隔たり]]

;[[超常現象]]など（[[超心理学]]ほか）
*サイ現象、[[超能力]]、[[ポルターガイスト現象]]、[[ホーンティング]]現象：[[サバイバル仮説]] / [[スーパーPSI仮説]]（[[超心理学]]）。心霊説（[[心霊主義]]）。誤謬説 / インチキ説（懐疑派）。
*[[ファフロツキーズ]]： 竜巻原因説、鳥原因説、飛行機原因説、悪戯説ほか
*[[シンクロニシティ]]、不思議な一致：[[シェルドレイクの仮説]]

<!--[[山羊・羊効果]]-->
=== その他 ===
*「もし恒星間航行を可能とする宇宙人がいるなら、なぜこの地球にやって来ないのか?」（[[フェルミのパラドックス]]）： [[動物園仮説]]
*[[同一人物説]]（歴史上の人物について）

==注釈==
{{Reflist|group="注"|}}

==出典 ==
{{reflist|2|30em|}}
== 参考文献 ==
*{{Cite journal|和書|author=[[板倉聖宣]]|title=仮説とは何か|journal=科学と方法|publisher=季節社|year=1969|pages=263-279|ref={{Sfnref|板倉聖宣|1966a}}}}（初出『教育』1966年3月号）
*{{Cite journal|和書|author=[[板倉聖宣]]|title=科学的認識の成立過程|journal=科学と方法|publisher=季節社|year=1969|pages=203-218|ref={{Sfnref|板倉聖宣|1966b}}}}（初出『理科教室』1966年6月号）
*{{Cite report|author=井藤伸比古|title=〈仮説実験的認識論〉の起源と系譜－ジョン・ハーシェル、ウィリアム・ヒューウェルと板倉聖宣－|date=2021-08-03|url=https://ubon3.jimdofree.com/%E4%BB%AE%E8%AA%AC%E3%81%A8%E4%BB%AE%E8%AA%AC%E5%AE%9F%E9%A8%93%E7%9A%84%E8%AA%8D%E8%AD%98%E8%AB%96/?fbclid=IwAR0TcnwKvDQLZ0fOdruh8pT0Y7ZTdXN4rP5DFu9nkCFXOyxrrTVY0N6CDdE/|location=いどのい研究室|accessdate=2022-04-26|ref={{Sfnref|井藤伸比古|2021}}}}
* {{Cite book |和書 |author=村上陽一郎 |authorlink=村上陽一郎 |year=1979 |title=新しい科学論——「事実」は理論をたおせるか |series=[[ブルーバックス]] |publisher=[[講談社]] |page= |id= |isbn=978-4061179738 | ref = 村上 1979 }}
*[[アンリ・ポアンカレ]]（1983年）『科学と仮説』改版、[[河野伊三郎]]訳、[[岩波文庫]]、ISBN 4-00-339021-0
*[[竹内薫]]（2006年）『99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』[[光文社新書]]、ISBN 4334033415
*{{Cite web|和書|url=https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/748369.html|title=ランダムと思われていた素数に、ある偏りが見出される|publisher=PC Watch|date=2016-03-15|accessdate=2022-05-20|ref={{Sfnref|PC Watch|2016}}}}
*{{Cite web|和書|url=https://wired.jp/2009/05/25/13%e5%b9%b4%e3%81%8b17%e5%b9%b4%e3%81%a7%e5%a4%a7%e7%99%ba%e7%94%9f%e3%81%99%e3%82%8b%e3%82%bb%e3%83%9f%ef%bc%9a%e8%ac%8e%e3%82%92%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e7%a0%94%e7%a9%b6%e8%80%85%e3%82%89/|title=13年か17年で大発生するセミ：謎を日本の研究者らが分析|publisher=WIRED|date=2009-05-25|accessdate=2022-05-20|ref={{Sfnref|WIRED|2009}}}}

== 関連番組 ==
* 『[[仮説コレクターZ]]』、NHK BSプレミアム 2015年4月より　毎週木曜 21:00-22:00放送

== 関連項目 ==
*[[アブダクション]]
*[[仮説検定]]
*[[帰無仮説]]
*[[作業仮説]]
*[[仮説実験的認識論]]
*[[仮説演繹法]]
*[[プロセスモデル|モデル]]
*[[理論]]
*[[科学的方法]]
*[[パラダイム]]
*[[予想]]

== 外部リンク ==
*[http://web.sc.itc.keio.ac.jp/~funatoka/pavlov/hypothesis.html 仮説] - 哲学事典（[[森宏一]]編集、[[青木書店]]　1981年増補版）からの引用。
*[http://www.helsinki.fi/science/commens/terms/hypothesis.html （推論形式としての）仮説] - [http://www.helsinki.fi/science/commens/dictionary.html パース哲学用語辞典]{{En icon}}

{{科学哲学}}
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:かせつ}}
[[Category:仮説|*]]
[[Category:仮定 (論理学)|*]]
[[Category:科学的方法]]