作用温度のソースを表示

'''作用温度'''(さようおんど、{{lang-en-short|operative temperature}}、{{スペル|OT|lang=en}})とは効果温度ともいい、人体に対する温熱環境を評価する[[指標]]のひとつである。

== 概要 ==
気温が同じ室内であっても、壁面温度と周囲気流の状態により体感温度は違うことを加味し、周囲壁面との[[放射熱伝達]]と周囲気流との[[対流熱伝達]]と同じ量の熱交換を行なう様な均一温度の閉鎖空間での仮想気温が作用温度である。人体の発熱は評価されないため、気流による冷却効果は評価できない。そのため、この指標は暖房時に用いられる。

== 計算式 ==
作用温度は以下の式で表される。
:<math>t_o={h_ct_a+h_rt_r \over h_c+h_r}</math>
::<math>t_o</math>：作用温度[℃]
::<math>h_c</math>：対流熱伝達[W/(m<sup>2</sup>・℃)]
::<math>h_r</math>：放射熱伝達[W/(m<sup>2</sup>・℃)]
::<math>t_a</math>：気温[℃]
::<math>t_r</math>：平均放射温度[℃]<ref>MRT（{{lang-en-short|mean radiant temperature}}）</ref>

==脚注==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[快適性評価]]

{{気象要素}}{{Tech-stub}}
{{DEFAULTSORT:さようおんと}}
[[Category:建築環境工学]]
[[Category:暖房換気空調]]
[[Category:指標]]
[[Category:温度]]