塩化スルホン酸のソースを表示

{{出典の明記|date=2013年10月7日 (月) 23:18 (UTC)}}
{{Infobox 無機化合物
| 画像=[[画像:Chlorosulfuric-acid.png|120px|構造式]]
| IUPAC名=Sulfurochloridic acid
| 別名=クロロスルホン酸、クロロ硫酸
| 組成式=HSO<sub>3</sub>Cl
| 式量=116.52
| 形状=油状液体
| 結晶構造=
| CAS登録番号=7790-94-5
| 密度=1.753 | 相=液体
| 水への溶解度=  | 温度=
| 融点=-80 | 融点注=
| 沸点=151&ndash;152 | 沸点注=
| 出典=
}}
'''塩化スルホン酸'''（えんかスルホンさん）は[[化学式]] HSO<sub>3</sub>ClもしくはSO<sub>2</sub>Cl(OH)で表される[[無機化合物]]である。クロロ硫酸（chlorosulfuric acid）、クロロスルホン酸（chlorosulfonic acid）とも呼ばれる。

== 性質 ==
無色ないし淡黄色の油状の液体で、強い[[刺激臭]]がある。水と激しく反応して、[[塩化水素]]と[[硫酸]]に分解する。
: <chem>HSO3Cl\ + H2O -> HCl\ + H2SO4</chem>

[[吸湿性]]が強く、空気中で発煙する。皮膚に接触した場合には激しい薬傷を生じ、煙を吸入すると肺を侵す。[[毒物及び劇物取締法]]上、[[劇物]]に指定されている。

== 合成 ==
クロロスルホン酸は濃硫酸に対する[[五塩化リン]]の作用によって合成できる。
:<math>\mathrm{H_2SO_4 + PCl_5 \ \rightarrow \ HSO_3Cl + POCl_3 + HCl}</math>

クロロスルホン酸は[[三酸化硫黄]]に[[塩酸]]を導入することでも合成できる。
:<math>\mathrm{SO_3 + HCl \ \rightarrow \ HSO_3Cl}</math>

== 用途 ==
[[合成洗剤]]原料をはじめ、[[医薬品]]や[[染料]]等の原料や、スルホン化剤として用いられる。
ステルス爆撃機のエンジン排気に起因する飛行機雲の発生を抑えるために、排気中の水分を吸着させる目的で排気中に散布する。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
<div class="references-small"><references /></div>

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== 参考文献 ==
<div style="background-color: #f0f0f0">
※記事を書く上で参考とした文献はここでまとめる。文献の提
示がない場合はコメントアウトとしておく。
</div>
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{{硫黄の化合物}}
{{Chem-stub}}
{{DEFAULTSORT:えんかするほんさん}}
[[Category:塩素の化合物]]
[[Category:スルホン酸]]
[[Category:無機化合物]]
[[Category:劇物]]