宇宙文明のソースを表示
←
宇宙文明
ナビゲーションに移動
検索に移動
あなたには「このページの編集」を行う権限がありません。理由は以下の通りです:
この操作は、次のグループに属する利用者のみが実行できます:
登録利用者
。
このページのソースの閲覧やコピーができます。
'''宇宙文明'''(うちゅうぶんめい)は、[[地球人]]もしくは[[宇宙人|異星人]]による星間[[文明]]のこと。[[サイエンス・フィクション|SF]]が好むテーマのひとつであるが、[[学術]]的にも、[[地球外知的生命体探査|SETI]]([[地球外知的生命体探査]])の対象として研究されている。 [[銀河系]]に存在する[[宇宙]]文明の数を[[推量]]する方法として、[[ドレイクの方程式]]が知られている。 == カルダシェフによる分類 == [[1964年]]、[[ソビエト連邦|ソ連]]の[[天文学者]]、[[ニコライ・カルダシェフ|ニコライ・S・カルダシェフ]]は、宇宙に存在しうる技術文明を[[文明]]の進展度によって3種類に分類する「文明の三段階進化説」を提唱した<ref name="hukue2">[[福江純]](編)、2004、『最新 宇宙学―研究者たちの夢と戦い―』P40</ref><ref>[http://quasar.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/~fukue/POPULAR/99ce/advance/class/class.htm 高度宇宙文明 宇宙文明の類別と段階] 福江純</ref><ref name=":0">[https://articles.adsabs.harvard.edu/cgi-bin/nph-iarticle_query?1964SvA.....8..217K&data_type=PDF_HIGH&whole_paper=YES&type=PRINTER&filetype=.pdf Kardashev, Nikolai (1964). "Transmission of Information by Extraterrestrial Civilizations". Soviet Astronomy. 8: 217. Bibcode:1964SvA.....8..217K]</ref>。この分類を一般には「[[カルダシェフ・スケール]]」<ref name=":1">[https://web.archive.org/web/20160406022504/http://www.nhk.or.jp/cosmic/broadcast/160407.html コズミックフロントNEXT『ついに発見!?宇宙人の高度文明』] NHK{{リンク切れ|date=2018-12}}</ref>「カルダシェフの尺度」<ref>[https://www.excite.co.jp/news/article/Tocana_201604_post_9486/ 科学者が断言「ブラックホールは高度な宇宙人の住処だ」 安全で快適な“事象の地平面”とは!?]</ref>と呼称する。端的に表現すると「[[エネルギー]]利用量のより多い文明を3段階のグループの中でより高度なグループに分類する評価方法」である。 発達した技術文明は、高度な星間[[通信]]能力(交信可能距離r<nowiki>[</nowiki>[[光年]]<nowiki>]</nowiki>と送信速度R<nowiki>[</nowiki>[[ビット毎秒|bps]]<nowiki>]</nowiki>で評価)を開発し、運用する能力を獲得するという観点からの分類である。星間通信は技術的な課題だけでなく運用に伴う莫大なエネルギー消費P<nowiki>[</nowiki>[[ワット|W]]<nowiki>]</nowiki><ref name=":0" />という難題を有しており、それらに対応できる文明は、各種資源の確保、エネルギーの生産、材料や部品への加工、活動領域の[[拡張]]などの文明が実現すべき目標を高度な次元で達成しているとカルダシェフは[[日本放送協会|NHK]]の番組内で述べている<ref name=":1" />。 === 3分類について定義の引用と具体的内容 === from P218<blockquote>[...]Calculations show that the total quantity of energy expended by all of mankind per second at the present time is about 4×10<sup>19</sup> erg,and[...]</blockquote><blockquote>In line with the estimates arrived at,it will prove convenient to classify technologically developed civilizations in three types; Ⅰ- technological level close to the level presently attained on the earth,with energy consumption at ≈ 4×10<sup>19</sup> erg/sec. Ⅱ- a civilization capable of harnessing the energy radiated by its own star(for example,the stage of successful construction of a "Dyson sphere");energy consumption at ≈4×10<sup>33</sup> erg/sec. Ⅲ - a civilization in possession of energy on the scale of its own galaxy,with energy consumption at ≈4×10<sup>44</sup> erg/sec.</blockquote><blockquote><cite>Kardashev, Nikolai (1964). "Transmission of Information by Extraterrestrial Civilizations". Soviet Astronomy. 8: 217. Bibcode:1964SvA.....8..217K</cite></blockquote>(前略)推定によると今この時間に<u>全人類が1秒間で消費したエネルギーの総量は、およそ4×10</u><sup>19</sup><u><nowiki>[</nowiki>[[エルグ|erg]]<nowiki>]</nowiki></u>であり、さらに・・・ (中略) (人類のエネルギー消費は文明が続く限り増加するという)予測に基づくと技術的に発達した文明を3つの類型に分類することが便宜的だと考える。 * '''タイプI文明''' :地球上において[[1964年]]当時に到達していた水準とほぼ同じの技術レベル :文明のエネルギー消費量<u><math>P_{type1}\approx4\times10^{19}</math></u>[erg/[[秒|sec]]]([[CGS単位系]]での表示) :<math>=4\times10^{12}</math><nowiki>[</nowiki>J/[[秒|s]]<nowiki>]</nowiki>([[SI組立単位]]での表示) :<math>=4\times10^{12}</math>[W] * '''タイプII文明''' :[[恒星]]が放出するエネルギーを利用できる文明(例えば[[ダイソン球]]の建設に成功した段階) :文明のエネルギー消費量<math>P_{type2}\approx4\times10^{33}</math>[erg/sec] :<math>=4\times10^{26}</math>[J/s] :<math>=4\times10^{26}</math>[W] * '''タイプIII文明''' :文明自体が所属する[[銀河]]規模のエネルギーを有している文明 :文明のエネルギー消費量<math>P_{type3}\approx4\times10^{44}</math>[erg/sec] :<math>=4\times10^{37}</math>[J/s] :<math>=4\times10^{37}</math>[W] === 補足 === *カルダシェフによる定義では、[[化石燃料]]などの従来のエネルギー資源を1964年時点の地球文明が使って利用できたエネルギー量をタイプIのエネルギー使用量<math>P_{type1}</math>[W]に用いている。また、タイプII、IIIの場合は「[[太陽定数|地球が太陽から受け取るエネルギー]]」を基準にしており、[[銀河系]]にはエネルギー源として利用できる[[主系列星|太陽規模の恒星]]が1000億個(10<sup>11</sup>個)あるという前提に立っている。よって、この定義のもとでは地球の人類文明は1964年の時点でタイプIにカテゴライズされる。 [[BP (企業)|BP]]によると、2012年度の世界の最終エネルギー消費量は[[原油]]換算で12,477[100万[[トン]]/[[年|年間]]<nowiki>]</nowiki>である<ref>[http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2014html/2-1-1.html 『エネルギー白書2014』]経済産業省エネルギー庁</ref>。原油の[[密度]]の[[反比例|逆比]]は1.176<nowiki>[</nowiki>[[キロ|k]][[リットル|l]]-原油/ton-原油]<ref name=":2">[http://www.paj.gr.jp/statis/kansan/ 『換算係数一覧』,石油連盟]</ref>、[[発熱量|標準発熱量]]は38.28<nowiki>[</nowiki>[[メガ|M]][[ジュール|J]]/l-原油]<ref name=":2" />なので、2012年現在の人類の消費エネルギー<math>P_{man2012}</math>は <math>P_{man2012}=</math>12,477[100万トン/年間]×10<sup>6</sup>[ton/100万トン]×1.176[kl-原油/[[トン|ton]]-原油]×10<sup>3</sup>[l/kl]×38.28[MJ/l-原油]×<math>{1 \over 365\times24\times 3600}</math><nowiki>[</nowiki>[[年|year]]/[[秒|s]]] <math> =</math>1.282×10<sup>13</sup>[J/s]<math> =</math>12.82×10<sup>12</sup>[W] <math> =</math>12.82×10<sup>19</sup>[erg/sec] (CGS単位系での表示) となる。1964年当時と比較して世界のエネルギー使用量が3倍に膨れ上がってもなお、2012年現在、タイプII文明の水準からはほど遠いことが分かる。 *カルダシェフの論文のテーマは、「もしも文明が生産した全てのエネルギーを星間通信に利用したとき、どれだけ遠くの文明とどれだけ高速な[[無線]]通信回線を構築できるか」という点にある(後述)。<small>(したがって、分類に用いるエネルギー量Pには最終エネルギー使用量を用いるのがより正確と考えられる。[[一次エネルギー]]<ref>[http://www.goo.ne.jp/green/business/word/energy/S00337.html]</ref>消費ではロス、つまり、星間通信に用いることができないエネルギー消費もカウントしているため。)</small> *カルダシェフは「地球のようなタイプIに分類される未熟な文明は、何光年も離れた文明にメッセージを送信しても届かないだろうが、[[異星人]]からのメッセージを受信する設備や技術は2、30年もあればできる。だから、タイプII、IIIに分類できるような高度な星間通信能力を持った文明からのコンタクトに期待して、我々人類は高性能の[[受信]]施設を建設しようではないか」と主張しているのである。 == 宇宙文明との星間通信 == 地球外の文明と情報交換を行う試みとしては、[[アレシボ・メッセージ]]や[[ボイジャー探査機]]の[[ボイジャーのゴールデンレコード|ゴールデンレコード]]、[[電波望遠鏡]]による人工的な[[電波]]の探索など[[SETI|SETIプロジェクト]]に代表される様々な取り組みが行われてきた。 カルダシェフは、1964年に発表した論文の中で送信機の[[出力]]Pにより通信可能距離rと通信速度Rが決まることを示し、それを用いて、タイプI~IIIの文明が獲得しうる星間通信の能力について論じた。 === 星間通信能力 === 受信アンテナの[[ノイズ|入力雑音]]に相当する雑音温度を<math>T_{N}</math><nowiki>[</nowiki>[[ケルビン|K]]<nowiki>]</nowiki>、交信距離r<nowiki>[</nowiki>[[メートル|m]]<nowiki>]</nowiki>、送信[[帯域幅]]<math>\Delta f</math><nowiki>[</nowiki>[[ヘルツ|Hz]]<nowiki>]</nowiki>、受信アンテナの有効面積A<nowiki>[</nowiki>[[平方メートル|m<sup>2</sup>]]<nowiki>]</nowiki>、[[ボルツマン定数|ボルツマン定数k]][J/K]とし、雑音による信号の超過が100倍ある状態が通信できる限界であると見なすと、次式が成り立つ。 [[ファイル:Table1_R_vs_P,r.jpg|サムネイル|Table1 高度文明の持ちうる星間通信能力]] <math>100\times kT_{N}=\frac{PA}{4\pi r^2\Delta f} </math> よって、送信機出力P[W]と交信可能距離r[m]、通信速度R[bps]の関係は <math>R=\Delta f=\frac{PA}{400\pi r^2 k T_N}</math> ・・・・・・・・・・・(1) この式から分かることは以下のとおりである。 # 受信側の文明が大きさA[m<sup>2</sup>]の[[アンテナ]]を利用しているとき、送信に必要なエネルギーP[W]は、交信距離r[m]の二乗と送信速度R[bps]に比例して大きくなる。 # 受信アンテナが大きいほど、遠距離かつより低い技術水準の他文明から発せられた通信電波を認識し、その内容を得ることができる。 カルダシェフは、”文明が生産したエネルギー全てP[W]を使って運用する送信設備”を仮定し、A=10<sup>5</sup>[m<sup>2</sup>]、<math>T_{N}</math>=1[K](通信条件により適宜変更している)を(1)式に適用して考察を行った。そして、タイプIに分類される文明(たとえば地球)は何光年も離れた文明にメッセージを送信しても届かず、タイプII、IIIの文明は1000万光年以上はなれた文明とも十分な星間通信を行えると述べている。([[:ファイル:R vs P,r.jpg|Table1]]) === 補足 === *カルダシェフは受信アンテナの面積A=10<sup>5</sup>[m<sup>2</sup>]としているが、これは、おおよそ[[東京ドーム]](46,755m<sup>2</sup>)2個分の面積と同じ広さである。世界最大の電波望遠鏡は2016年に完成した中国・[[貴州省]]の[[500メートル球面電波望遠鏡]](196,000m<sup>2</sup>)であり、日本最大は[[長野県]][[佐久市]]の[[宇宙航空研究開発機構|JAXA]][[臼田宇宙空間観測所]](2,827m<sup>2</sup>)である。 == カール・セーガンによるカルダシェフ・スケールの再定義 == カルダシェフ・スケールにより、文明の発展度の基準が定義された。しかし、各年代の地球文明の発展度を相対的に評価することを考慮したものではなかった。 === カルダシェフ文明等級 === そこで、[[カール・セーガン]]は1973年にカルダシェフ・スケールにカルダシェフ文明等級<math>K</math>[-]を導入し、さらにの分類基準となるエネルギー消費量<math>W</math>[W]の値を再定義した。 <math>K=\frac{\log_{10}W-6}{10} </math>・・・・・・・・・・・(2) この定式化よって文明の技術レベルはエネルギー消費量<math>W</math>の関数として表現され、各年代の地球文明の技術レベルを実数値<math>K</math>で比較することが可能となった。 === 各分類について定義と具体的内容 === * '''I型文明'''(<math>K<2</math>) :文明等級Kが2未満の文明。[[:en:Planetary_civilization|惑星文明]]とも称される。I型文明は、1つの惑星上で利用できる程度の規模のエネルギーを<!-- 「使いこなす」は文語的な表現で具体性に欠く。”省エネ”もエネルギーを使いこなす意味と捉えることができるが、その方向性の技術発展だと、エネルギー消費の多い文明が高ランクに評価されるカルダシェフスケールの概念に反してしまう。 -->余すことなく利用している文明である。地球に降り注ぐ[[太陽エネルギー]]は、全部で1.740×10<sup>17</sup> [W]になる。この膨大なエネルギーのうち人類が利用できる量は1000<nowiki>[</nowiki>[[テラ|T]]W]ほどと考えられており<ref>[https://unit.aist.go.jp/rcpv/ci/about_pv/e_source/esource_2.html 『太陽光発電の資源量』産業技術総合研究所]</ref>、I型文明のエネルギー生産において[[太陽光発電|太陽光エネルギーの利用]]が重要になると考えられる。[[地球]]に文明を営んでいる人類は[[21世紀]]初頭現在、この段階にある。(2)式に[[BP (企業)|BP]]が2007年に算出した世界のエネルギー消費量を入力すると、Kの値は約0.73である。<!-- [[国際エネルギー機関]]は2004年の時点で0.71程度だとしている。--><!-- この原文では0.71とは何なのかが分からない --> :文明のエネルギー消費量<u><math>W_{type1}=10^{16}\sim</math></u> * '''II型文明'''(<math>2\leq K<3</math>) :文明等級Kが2~3に該当する文明。II型文明は、惑星が周回する母星たる恒星(人類でいえば[[太陽]])が発散しているエネルギーを全て使える段階にある文明を指す。[[フリーマン・ダイソン]]が提唱した、恒星を覆う球殻天体[[ダイソン球]]を建造するような文明が、この段階にあると言える。 :文明のエネルギー消費量<u><math>W_{type2}=10^{26}\sim</math></u> * '''III型文明'''(<math>3\leq K</math>) :III型文明は、<!-- 「飛び越えて」の意味がよく分からない。 -->銀河全体の発するエネルギーを全て使えるような段階の文明である。こうした文明では、銀河全域にまで植民されて巨大な文明が栄えていることであろう。銀河クラスの文明の維持には、恒星間の交流のため、[[超光速航法]]や[[超光速通信]]の開発も必須である。 :文明のエネルギー消費量<u><math>W_{type3}=10^{36}\sim</math></u> === 補足 === *カルダシェフ自身による定義では『星間通信能力』の観点から文明の技術水準を評価しているが、カール・セーガンによる定義は『エネルギーの生産能力』をより重視した評価基準といえる。 *物理学者[[ミチオ・カク|加來 道雄]](ミチオ・カク)は、地球の人類文明が各ステージに到達するまでの時間をI型文明:100~200年、II型文明:2~3千年、III型文明:10万年と予測している<ref>[http://mkaku.org/home/articles/the-physics-of-interstellar-travel/ The Physics of Interstellar TravelTo one day, reach the stars.]</ref>。一方、カルダシェフはII型文明:3200年、III型文明:5800年と予測している<ref name=":0" />。III型文明に関して見解に大きな隔たりがある。カルダシェフは、人類のエネルギー消費量の増加率が一定であるという前提で算出しており(後述)、これは未来永劫に人類のエネルギー生産拡大に何ら問題を生じないという楽観的な視点に立っている。たとえ問題が生じても高度文明からの技術供与があるかもしれない<ref name=":0" />とも論文中で述べている。一方、カクは、直径が10万光年もある[[銀河系]]全体に渡って活動域を広げるということは光速の壁(アインシュタインの[[特殊相対性理論]]に基づく限り如何なる物体も[[光速]]を超えることはできない)にぶつかるということに他ならず、それゆえ、III型文明への移行には時間を要すると結論付けている。 *文明等級Kがエネルギー消費量Wの関数であることを利用して地球文明の発展の仕方を予想することができる。カルダシェフは、エネルギー消費量の増加率を年間1%と仮定し、この方法を用いて上記の予測をしている。 以下に、カルダシェフが提示したt年後のエネルギー増加率の計算式<ref name=":0" />を示す。<blockquote>''<math>x\ll1</math> のとき <math>(1+x)^t\thickapprox e^{tx}</math> ・・・・・・・・・・・(3)''</blockquote><blockquote>''x:消費エネルギーの年間増加率[-] t:経過年[year] [[ネイピア数|e:ネイピア数]][-]''</blockquote> カルダシェフは、この式と1964年のエネルギー消費量の[[積]]がt年後のエネルギー消費量であるとしている<ref name=":0" />。 ここで西暦<math>Y</math>[年]の世界のエネルギー予測消費量を<math>W_p</math>[W]、西暦<math>Y_0</math>[年]の世界のエネルギー消費量を<math>W_0</math>[W]、1964年のエネルギー消費量を<math>W_{man1964}</math>[W]とするとカルダシェフの用いた計算は以下の式で一般化できる。 <math>\begin{cases} t=Y-Y_0\\ \\ W_{man1964}=W_0 \end{cases}</math> <math>W_p</math>は(3)式と<math>W_{man1964}</math>の積を上式で置換したものなので <math>W_p=W_0\times(1+x)^{Y-Y_0}</math> ここで<math>x\ll1</math>ならば <math>(1+x)^{Y-Y_0}\doteqdot e^{x(Y-Y_0)}</math>の近似<ref name=":0" />を適用でき <math>W_p=W_0e^{x(Y-Y_0)}</math>・・・・・・・・・・・(4) (2)、(4)式より 西暦<math>Y</math>年の地球文明の予測文明等級<math>K_p</math>は <math>K_p=\frac{\log_{10}W_p-6}{10} </math> <math>K_p=\frac{\log_{10}\{W_0e^{x(Y-Y_0)}\}-6}{10} </math> <math>K_p=\frac{\log_{10}W_0+\log_{10}e^{x(Y-Y_0)}-6}{10} </math> <small>(予測には上式を用いる。以降は予測値<math>K_p</math>のグラフ形状が異なる理由、すなわち、各識者の文明発展速度の予測に差が出る理由の説明である。)</small> ここで底の変換公式より <math>\log_{10}\{e^{x(Y-Y_0)}\}= \frac{\log_{e}e^{x(Y-Y_0)}}{\log_{e}10} =\frac{{x(Y-Y_0)}}{\log_{e}10} </math>なので <math>K_p=\frac{\log_{10}W_0+\frac{{x(Y-Y_0)}}{\log_{e}10}-6}{10} =\biggl(\frac{x}{10\log_{e}10}\biggr)\centerdot Y+\left ( \frac{\log_{e}10\log_{10}W_0-xY_0-6log_{e}10}{10\log_{e}10} \right ) </math> <!-- この上の式に関して計算ミスを発見したので訂正したものに差し替えています。<math>xY_0</math>の部分です。以前のものは<math>\log_{e}10</math>がかかっていましたが、約分し忘れてました。 --> 再び、底の変換公式を適用して ∴<math>K_p =\biggl(\frac{x}{10\log_{e}10}\biggr)\centerdot Y +\biggl\{ \frac{\log_{10}(W_0-e)-xY_0-6log_{e}10}{10\log_{e}10} \biggl\} </math> 変数<math>Y</math>が含まれない、すなわち定数となる箇所に注目して実数a,bを用いて置換する。 <math>a=\biggl(\frac{x}{10\log_{e}10}\biggr) </math> <math>b=\biggl\{ \frac{\log_{10}(W_0-e)-xY_0-6log_{e}10}{10\log_{e}10} \biggl\} </math> 上記より <math>K_p=aY+b </math>・・・・・・・・・・・(5) a,bは定数なので(5)式より<math>K_p</math>は傾きa、<math>K_p</math>切片がbである<math>Y</math>の[[一次関数]]([[直線]])と見みることができる。 つまり、カルダシェフのようにエネルギー消費量の増加率が100%より十分に小さく不変であるという仮定をすれば、年代ごとの文明等級の値のグラフは直線状になる。一方、エネルギー消費量の増加率が変わる仮定([[産業革命|技術革新が起こる]]、資源の枯渇によってエネルギーの生産量が減少する<ref>[http://www.mech.nias.ac.jp/biomass/murakami-book-1kou.htm 『昨日今日いつかくる明日~読切り「エネルギー・環境」~』]村上信明,長崎総合科学大学</ref>など)のもとでは直線状になるとは限らない。 == カルダシェフ・スケールに対する批判 == 一方、カルダシェフ・スケールは文明の水準を評価する尺度としてふさわしくないとする批判もある。 * 「人類は、人類文明より高度な文明について知りえてることはないのだから地球外の文明がどのような活動を行っているのかを予測できない。だから、カルダシェフ・スケールは地球外の文明の分類には妥当でないかもしれないし、有用でないかもしれない。」という主張がある。 * 「カルダシェフ・スケールでの評価を上げるには更なる発展が必要であり、どれだけ大規模にエネルギーを利用できるようになったとしても、そのエネルギーを効率的に利用する相応の能力がエネルギーを生産する能力と同様に発達することを意味しない」という主張が効率の観点からなされてる。<!-- [[:en:Kardashev_scale#cite_note-Kard_TransInfoCiv-1]]からの転載です。訳などで不自然な箇所ありましたら訂正お願いします。 --> == フィクションにおける宇宙文明 == ; I型文明 ; II型文明 ; III型文明 : [[銀河連邦 (サイエンス・フィクション)|銀河連邦]]、[[銀河帝国]](→ 各項目を参照) == 出典 == <references/> {{DEFAULTSORT:うちゆうふんめい}} [[Category:宇宙文明|*]] [[Category:SETI]] [[Category:文明論]] [[Category:天文学に関する記事]]
このページで使用されているテンプレート:
テンプレート:リンク切れ
(
ソースを閲覧
)
宇宙文明
に戻る。
ナビゲーション メニュー
個人用ツール
ログイン
名前空間
ページ
議論
日本語
表示
閲覧
ソースを閲覧
履歴表示
その他
検索
案内
メインページ
最近の更新
おまかせ表示
MediaWiki についてのヘルプ
特別ページ
ツール
リンク元
関連ページの更新状況
ページ情報