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局部発振器
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'''局部発振器'''(きょくぶはっしんき、{{lang-en-short|local oscillator}})は、[[スーパーヘテロダイン受信機]]などにおいて、周波数変換のための[[信号 (電気工学)|信号]]を発生する発振器のことである。 元の信号が通信の相手方(リモート)で発生されているものであるのに対し、受信側(ローカル)で信号を発生させるものであることから、この名がある。 == 概要 == 元の信号の周波数の値から、変換先の周波数の値ぶん高い周波数、あるいは低い周波数の正弦波を局部発振器で発生する。これを[[混合器 (ヘテロダイン)|混合器]]で混合すると、入力信号と局部発振の周波数の差と和の信号が生成される。これを[[ヘテロダイン]]と呼ぶ。通常、周波数の差である低い周波数のほうを出力として利用し、これを入力信号の周波数の変換とみて、周波数変換(英: frequency conversion)と言う。差の周波数で変動する[[うなり]]に似ているが、うなりは振幅の和で起こるものであるのに対し、ヘテロダインは積によるものなので注意。うなりでは周波数の和は出てこない。 ダブルコンバージョンやトリプルコンバージョンと言うが、複数個の局部発振器を利用し、複数回の変換をおこなうこともある。 歴史的には、アナログ時代の受信機で局部発振器をよく使っていた(1980年代以降、ダイレクトコンバージョンが見直され実用的に使われるようになった)。[[非線形光学]]の発展により、同じ手法と原理を <math>10^{15}</math> Hz の光信号でも使っている。 == 関連項目 == *[[スーパーヘテロダイン受信機]] *[[ダイレクトコンバージョン受信機]] *[[水晶振動子|TCXO]] *[[電圧制御発振器|VCO]] *[[周波数シンセサイザ|PLLシンセサイザ]] {{DEFAULTSORT:きよくふはつしんき}} [[Category:アナログ回路]] [[Category:発振回路]] [[Category:変調方式]] [[Category:無線機]] [[Category:フィードバック]] {{Electronics-stub}}
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