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'''屈折力'''(くっせつりょく、[[:en:optical power]])とは、[[光学]]における用語で、[[レンズ]]などの(軸まわりに回転対称な)光学系の屈折の度合いのことである。[[計量法]]における物象の状態の量(物理量)としては、「'''屈折度'''(くっせつど)」という([[法定計量単位#確立された計量単位のない17の物象の状態の量]]、82)屈折度)。パワーと言うこともある。また屈折に限らず反射光学系にも用いる。 焦点距離を[[メートル]]であらわしたとき、屈折力の[[計量単位]]は、「毎メートル」または[[ディオプトリ|ディオプトリー]](D)である。空気中(<math>n=1.000</math>)では、屈折力は[[焦点距離]]の逆数に等しい。凹レンズならば焦点距離は負であらわすので、屈折力も負になる。 一般に、[[ガウス光学]]の仮定(軸まわりに回転対称な光学系で[[近軸近似]]が成り立つ場合)において、単一の屈折面の屈折力φは以下のようになる。 {{Indent|<math> \phi = -{n \over f} = {n' \over f'} = {n' - n \over r} </math>}} ただし、 :''n, n''' : (物体側・像側の)媒質の屈折率 :''f, f''' : (物体側・像側の)焦点距離 :''r'' : 屈折面の曲率半径 2つの屈折面が密接しているとき、全体の屈折力はそれぞれの屈折面の屈折力の和になる。 ==参考文献== *鶴田匡夫、『応用光学I』、培風館、1990、ISBN 4-563-02331-0。 {{physics-stub}} {{Normdaten}} {{DEFAULTSORT:くつせつりよく}} [[Category:幾何光学]]
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