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{{出典の明記|date=2011年7月}} {{物理学}} '''弾性エネルギー'''(だんせいエネルギー、{{Lang-en|elastic energy}})とは、[[ばね]]や[[ゴム]]などの[[弾性体]]の変形に伴う[[エネルギー]]である。[[位置エネルギー]]の一種である。 == 一次元の線形弾性体 == [[フックの法則]]に従う[[ばね係数]] {{mvar|k}} のばねの伸びが {{mvar|x}} であるときの弾性エネルギーは :<math>U=\frac{1}{2}kx^2</math> で与えられる。 === 導出 === 一端が壁に固定されたフックの法則に従うばね係数 {{mvar|k}} のばねに接続された物体を考える。ばねの伸びが {{mvar|x}} のとき、ばねが物体に及ぼす力は {{math|1=''F'' = −''kx''}} である。 ばねの伸びが {{mvar|Δx}} だけ変化するとき、ばねに接続された物体は {{mvar|Δx}} だけ移動する。 ばねの伸びの変化が充分に小さい場合には、ばねが及ぼす力は殆ど変化しないとみなすことができる。このとき、ばねが物体に行う[[仕事 (物理学)|仕事]]は :<math>W =F\, \Delta x =-kx\, \Delta x</math> である。 一方、ばねが物体に仕事を行うとき、ばねから物体にエネルギーが移動する。ばねの他端は壁に固定されているので、外部からのエネルギーの流入はない。従って、ばねが行う仕事の分だけばねが蓄えている弾性エネルギーが減少する。弾性エネルギーを {{mvar|U}}、その変化量を {{mvar|ΔU}} とすれば :<math>W =-\Delta U</math> である。 これら二つの式から :<math>\Delta U=kx\, \Delta x</math> が得られる。ばねの伸びが無限小の極限 {{math|''Δx'' → 0}} で、[[微分係数]]が :<math>\frac{dU}{dx} =kx</math> となる。これを[[積分]]すれば :<math>U=\frac{1}{2}kx^2 +U_0</math> が導かれる。ここで {{math|''U''{{sub|0}}}} は積分定数であり、これは伸びが {{math|1=''x'' = 0}}、すなわちばねが自然な長さにあるときの弾性エネルギーを意味する。通常は {{math|1=''U''{{sub|0}} = 0}} と定める。 == 弾性エネルギーと応力 == 先のばねの例において、ばねの伸び {{mvar|x}} を弾性体の歪み {{mvar|ε}} へ、<!-- ばねが及ぼす力 -kx の反作用 -->物体がばねに及ぼす力 {{mvar|kx}} を、弾性体の[[応力]] {{mvar|σ}} へと置き換えれば、応力が[[偏微分係数]] {{Indent| <math>\sigma_a(\epsilon) =\frac{\partial U}{\partial\epsilon_a}</math> }} として表され、弾性エネルギーはこの積分として {{Indent| <math>U(\epsilon) =\int \sum_a \sigma_a(\epsilon)\, d\epsilon_a</math> }} で与えられる。弾性エネルギーは弾性体の変形の関数として定まるエネルギーであり、先の一次元線形弾性体の例では、ばねの伸び {{mvar|x}} の関数として与えられている。応力と歪みは一般に[[テンソル]]であり、テンソル添え字を {{mvar|a}} で表している。 応力を歪みの関数として与える関係式は[[構成方程式]]であり、弾性エネルギーと構成方程式は一方が分かれば、他方が偏微分あるいは積分として得られる関係にある。[[モデル (自然科学)|理論モデル]]としてはどちらを先に与えても等価であるが、実験的には構成方程式が先に決定され、その積分として弾性エネルギーを導かれる場合が多い。 == 弾性エネルギーの例 == 弾性エネルギーは例として伸びている「ゴム」や「ばね」などのことを言う。弓が元に戻ろうとする力で飛ぶ矢など。 == 熱力学との関係 == 弾性エネルギーは、弾性体の性質の力学的な側面だけを考えているが、弾性体の性質は温度によっても変化する。その最たる例として、温度変化による変形である[[熱膨張]]が挙げられる。弾性エネルギーは変形の関数であるが、温度と変形の関数として定まるエネルギーが[[自由エネルギー]]である。自由エネルギーの偏微分としては[[状態方程式 (熱力学)|状態方程式]]が得られる。 == 関連項目 == * [[弾性]] - [[構成方程式]] * [[仕事 (物理学)|仕事]] * [[力学的エネルギー]] {{Sci-stub}} {{DEFAULTSORT:たんせいえねるきい}} [[Category:力学]] [[Category:エネルギー]] [[simple:Elastic energy]] [[sv:Elastisk energi]]
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