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{{Otheruses|物理学用語の「散逸」|文献学用語の「散逸」|逸文}} '''散逸'''(さんいつ)とは、[[物理学]]においては[[運動 (物理学)|運動]]などによる[[エネルギー]]が、抵抗力によって[[熱]]エネルギーに不可逆的に変化する過程をいい、[[熱力学]]においては[[自由エネルギー]]の減少に相当する。 例としては、運動エネルギーが[[摩擦]]、[[粘性]]や[[乱流]]によって、また[[電流]]エネルギーが[[電気抵抗]]によって熱に変化するなどがある。 == 散逸関数 == 散逸によるエネルギーの[[時間]]当たりの減少量を'''散逸関数'''という。例えば摩擦を伴う運動に関しては、[[速度]]を ''v''、[[動摩擦係数]]を ''c'' とすると、エネルギー減少速度(''dE/dt'')は''1/2 cv<sup>2</sup>'' に比例するため、これが散逸関数となる。 電流に関しては、電流を ''I''、抵抗を ''R'' とすると、散逸関数は ''RI<sup>2</sup>'' となる([[ジュールの法則]])。 散逸関数は熱力学にも応用できる。外力とその結果の変位・流れとの間に[[線形応答]]が成り立つときは、[[変分原理]]によって[[相反関係]]が導かれる。流れの場合、[[エントロピー]]の生成速度は散逸関数を[[絶対温度]]で割ったものに等しい。力が周期的な場合は、単位時間あたりのエネルギー散逸(パワーロス)は[[複素感受率]]で表される。 == 散逸構造 == 散逸によって空間的[[対称性]]が自発的に破れて構造が形成されることがあり、これを[[散逸構造]]という。 == エネルギー散逸 == [[線形応答理論]]によると、周期的な外力<math>B(t)=B_0 \cos(\omega t)</math>が働いている時のエネルギー散逸を[[複素感受率]]で表せる<ref>宮下精二『有限温度の物理学』丸善、2004年</ref><ref>藤坂博一『非平衡系の統計力学』産業図書、1998年</ref>。 応答する物理量Aが変位を表すものであるときは、外力がする仕事は :<math>dW = B(t) \times dA(t)</math> 単位時間あたりの仕事は、複素感受率を導入すると次のように書ける。 :<math>P = \frac{\omega B_0^2}{2}Im [\chi(\omega)]</math> 応答する物理量Aが流れを表すものの場合は、仕事率が<math>B(t)A(t)</math>なので :<math>P = \frac{B_0^2}{2\omega}Re [\chi(\omega)]</math> == 出典 == {{Reflist}} == 関連項目 == * [[揺動散逸定理]] {{Physics-stub}} {{DEFAULTSORT:さんいつ}} [[Category:熱力学]] [[Category:非平衡熱力学]]
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