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{{出典の明記|date=2023年12月10日 (日) 09:53 (UTC)}} {{物理学}} {{物理量|記号=''I''|L=4|SI=m<sup>4</sup>}} '''断面二次モーメント'''(だんめんにじモーメント、{{lang-en|moment of inertia of area}})とは、[[曲げモーメント]]に対する[[はり部材]]の変形のしにくさを表した量であり、[[慣性モーメント]]同様に ''I'' で表される。物体の[[断面]]を変えると、断面二次モーメントの値も変化するので、構造物の耐久性を向上させる上で、設計上の指標として用いられる。 一例として、[[鉄骨構造]]で最も多用される[[H型鋼]]は、H字の縦棒に相当する[[フランジ]]部分に断面を集中させることによって断面二次モーメントを向上させている。 == 定義 == 断面を含む平面に''x'' 軸、''y'' 軸があるとする。 ''x'' 軸に関する断面二次モーメント ''I<sub>x</sub>'' は、断面の微小面積要素 d''A'' と、微小要素の ''x'' 軸からの距離 ''y'' を用いて以下のように書ける。 :<math>I_x=\int_A y^2 \mathrm{d}A</math> 同様に、 ''y'' 軸に関する断面二次モーメント ''I<sub>y</sub>'' は以下のように書ける。 :<math>I_y=\int_A x^2 \mathrm{d}A</math> [[図心]]を通る ''X'' 軸に関する断面二次モーメント ''I<sub>X</sub>'' と、 ''X'' 軸から距離 ''b'' だけ移動した ''x'' 軸に関する断面二次モーメント ''I<sub>x</sub>'' の関係は、図形の断面積 ''A'' を用いると以下のようになる([[平行軸の定理]]<ref name=shibuya>{{Cite book|和書|title=現代材料力学|author=渋谷寿一|author2=本間寛臣|author3=斎藤憲司|publisher=朝倉書店|year=1986|isbn=4-254-23051-6|pages=40, 109}}</ref>) :<math>I_x=I_X+b^2 A</math> 図心を通る軸から断面の最も離れた点までの距離で、図心を通る断面二次モーメント ''I<sub>x</sub>'' を割った値を'''断面係数'''と呼び、はりに生じる最大曲げ応力を計算する際に用いる。 == 断面二次極モーメント == '''断面二次極モーメント'''({{lang|en|polar moment of inertia of area}})は、原点から微小面積 d''A'' までの距離を ''r'' として以下のように書ける。 :<math>I_\mathrm{p}=\int_A r^2 \mathrm{d}A</math> ここで、同じ原点からの ''x'' 軸、 ''y'' 軸に関する断面二次モーメント ''I<sub>x</sub>'' 、 ''I<sub>y</sub>'' を用いると次の式が成り立つ。 :<math>I_\mathrm{p}=I_x+I_y</math> 断面二次極モーメントは丸棒のねじりを計算する際などに用いられる。[[横弾性係数]]''G'' と断面二次極モーメントの積は'''ねじり剛性'''と呼ばれ、ねじり剛性''GI''<sub>p</sub> の丸棒に[[トルク]]''T'' を加えると、部材長さlの丸棒のねじれ角θは :<math>\theta=\frac{Tl}{G I_\mathrm{p}}</math> で与えられる。 次式で与えられる''Z''<sub>p</sub> を'''極断面係数'''<ref name=shibuya/>といい、断面に生じるせん断応力の最大値τ<sub>max</sub> を求める際に用いられる。 :<math>Z_\mathrm{p}:=\frac{I_\mathrm{p}}{d/2}</math> :<math>\tau_\mathrm{max}=\frac{T}{Z_\mathrm{p}}</math> ここで''d'' は直径である。 例として、直径''d'' の中実丸棒の断面二次極モーメント''I''<sub>p</sub> と極断面係数''Z''<sub>p</sub> は以下となる。 :<math>I_\mathrm{p}=\frac{\pi d^4}{32}</math> :<math>Z_\mathrm{p}=\frac{\pi d^3}{16}</math> == 出典 == {{Reflist}} == 参考文献 == {{参照方法|date=2023年12月|section=1}} * {{Cite book |和書 |author1=柴田俊忍 |author2=大谷隆一 |author3=駒井謙治郎 |author4=井上達雄 |year=1991 |title=材料力学の基礎 |publisher=培風館 |isbn=4-563-03465-7}} == 関連項目 == * [[弾性率]] * [[建築]] * [[断面一次モーメント]] * [[断面二次半径]] * [[曲げモーメント]] * [[モーメント (数学)]] == 外部リンク == * {{機械工学事典|id=07:1008095}} {{Physics-stub}} {{Architecture-stub}} {{DEFAULTSORT:たんめんにしもめんと}} [[Category:力学]] [[Category:構造力学]] [[Category:材料工学]]
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