方位角のソースを表示

{{出典の明記|date=2016年1月}}

<!-- {{Otheruses|方位角|他の意味のazimuth|アジマス (曖昧さ回避)}} --><!-- 記事名が曖昧回避の対象になっていません -->

{{see also|アジマス (曖昧さ回避)}}
{{Astrodynamics}}

'''方位角'''（ほういかく、{{Lang-en|azimuth}}）とは、[[方位]]（方向の水平成分）の数値表現であり、基準となる方位との間の[[角度]]のことを言う。

[[航空]]分野においては、機首の方向や進行方向を示す際に用いられる。

[[水平座標系]]や[[天測航法]]、また衛星通信用地上アンテナ<!--[[衛星アンテナ]]-->の[[光軸]]方向を示す場合には、水平方向の方位角と、垂直方向の[[仰俯角|仰角]]という2つの角度を用いる。

角度の単位は測量や航法などの分野においては、標準的には[[度 (角度)|度]]・[[分 (角度)|分]]・[[秒 (角度)|秒]]が用いられる。したがって、最小値は0度であり、最大値は360度である。

==基準方位と正の角度==
[[Image:Cartesian coordinate system handedness.svg|300px|thumbnail|right|[[左手系]]北基準（左図：東は正のy方向）と[[右手系]]東基準（右図：東は正のx方向）。]]

基準方位は方位角0°の方位であり、座標軸のx軸方向である。

[[右手系]]では[[東]]を基準方位とし[[反時計回り]]を正の角度とする。

[[左手系]]では[[北]]を基準方位とし[[時計回り]]を正の角度とする。<!--まれに-->また[[南]]を基準方位とする左手系の定義例も僅かに存在する。<!--ことがある。-->

この左手系の使用は[[測量]]や[[航法]]などの分野に限れば標準的である<ref>他の多くの分野においては[[右手系]]が標準である。</ref>。[[経緯度]]（[[経度]]・[[緯度]]）の順序についても似た事情が存在する。

[[東]]、[[西]]、[[南]]、[[北]]の方向に相当する方位角の値を表に示す。
{| class="wikitable" style="text-align:center"
![[方位]]/基準!!左手系北基準!!左手系南基準!!右手系東基準
|-
|北||0°/360°||180°||90°
|-
|東||90°||270°||0°/360°
|-
|南||180°||0°/360°||270°
|-
|西||270°||90°||180°
|}

方位角の値と座標軸方向との対応を示す。
<!--<ref>座標軸と方向の対応は、0°：x、90°：y、180°：-x、270°：-y 。</ref>-->
{| class="wikitable" style="text-align:center"
|方位角||0°||90°||180°||270°
|-
|座標軸方向||<math>x</math>||<math>y</math>||<math>-x</math>||<math>-y</math>
|}

== 関連項目 ==
* [[経緯度]]
* [[真北方向角]]
<!--* [[アジマス]] - 方位角の英語は「azimuth」だが、機械工学の分野では、[[磁気テープ]]の記録・再生装置においてテープの進行方向に対するヘッドの角度のことを'''アジマス'''（azimuth）と言う。なお、こちらの用法の場合、日本語では方位角と訳さず、表音的に'''アジマス'''と呼んでいる。-->

== 脚注 ==
<references />

{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:ほういかく}}

[[Category:方位]]
[[Category:回転]]
[[Category:航法]]