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{{出典の明記|date=2018-10-18}} '''水酸化物イオン'''(すいさんかぶつイオン、{{lang-en-short|hydroxide ion}})とは、化学式が '''OH<sup>−</sup>''' と表される[[陰イオン]]のこと。<ref>[https://kotobank.jp/word/%E6%B0%B4%E9%85%B8%E5%8C%96%E7%89%A9%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3-82889#:~:text=%E6%B0%B4%E9%85%B8%E5%8C%96%E7%89%A9%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%81%99%E3%81%84%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%8B%E3%81%B6%E3%81%A4%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B コトバンク]</ref>[[水]]の[[共役塩基]]にあたり、水 (H<sub>2</sub>O) や水酸化物が[[電離]]すると生じる。かつては水酸イオンと呼ばれた。 金属イオンなどのさまざまな[[陽イオン]]と塩をつくり、[[水酸化物]]を与える。水酸化物には、[[水酸化ナトリウム]] (NaOH) など[[塩基性]](アルカリ性)を示すものが多い。水酸化物イオンの中で、水素と酸素は[[共有結合]]でつながっている。一方、[[アルコール]]や[[フェノール]]などの有機化合物が持つ OH 構造は[[ヒドロキシ基]]と呼ばれ、通常、陰イオンとしては遊離しない。 == 性質 == Oは配位原子としては硬いLewis塩基なので、硬いLewis酸と親和性が高い。 == イオン積との関係 == [[水]]の[[自己解離|イオン積]] <math>K_{\mathrm{W}}</math> は :<math>K_{\mathrm{W}} = [\mathrm{H}^+][\mathrm{OH}^-]</math>(ただし [A] は A のモル濃度) と表され、25 {{℃}}、1気圧においてその値は1×10<sup>−14</sup> (mol/L)<sup>2</sup>である。すなわち、[[水素イオン指数|pH]] と [[水酸化物イオン指数|pOH]] との関係は pOH = 14 − pH となる。同条件において、純粋な水はわずかに[[電離]]して10<sup>−7</sup> [[モル濃度|mol/L]]の水酸化物イオンと[[水素イオン]](プロトン、H<sup>+</sup>)を発生させる。 水酸化物イオンが水素イオンよりも多く存在する水溶液は塩基性であるという。 == 水酸化物イオンの化合物 == * [[水酸化ナトリウム]] (NaOH) * [[水酸化カリウム]] (KOH) * [[水酸化カルシウム]] (Ca(OH)<sub>2</sub>) * [[水酸化バリウム]] (Ba(OH)<sub>2</sub>) == 水中で水酸化物イオンを発生させる物質 == 水素化ナトリウム(NaOH) LDA(ジイソプロピルリチウムアミン((CH3)2)NLi) ==脚注 == ===出典=== {{Reflist}} == 関連項目 == * [[陽子]] * [[アルカリ性]] * [[水素イオン指数]] * [[水酸化物イオン指数]] {{DEFAULTSORT:すいさんかふついおん}} [[Category:水酸化物|*]] [[Category:水化学]]
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