水酸化鉛(II)のソースを表示

{{Infobox_無機化合物
|name=水酸化鉛(II) 
|画像=
|IUPAC名=水酸化鉛(II) 
|組成式=H<sub>2</sub>O<sub>2</sub>Pb
|式量=464.41
|CAS登録番号=19783-14-3
|相=固相
|水への溶解度=0.17
|温度=20
|融点=145
|融点注=分解
|出典=[http://www.st.rim.or.jp/~shw/MSDS/12080356.pdf MSDS]
}}
'''水酸化鉛(II)'''（すいさんかなまり に、lead(II) hydroxide）は、[[化学式]] Pb(OH)<sub>2</sub> で表される[[無機化合物]]で、[[鉛]]の[[水酸化物]]である[[鉛|鉛イオン]]と[[水酸化物|水酸化物イオン]]からなる物質である。単に水酸化鉛と呼ばれることも多い。[[CAS登録番号]]は19783-14-3。

== 性質 ==
常温では無色無臭。[[水]]には溶けづらい。水溶液は[[アルカリ性]]である。145{{℃}}で分解して水を失い、[[一酸化鉛]]になる。強熱すると[[金属ヒューム熱|ヒューム]]として発生するため危険とされる。鉛と同様の[[発癌性]]があり、[[鉛中毒]]を引き起こす可能性がある。

== 製法 ==
[[硝酸鉛(II)]] を水に溶かし[[水酸化ナトリウム]]を加えると発生する。水に溶けづらいため沈澱する。
: <chem>Pb(NO3)2\ + 2NaOH -> Pb(OH)2{\downarrow}\ + 2NaNO3</chem>

== 利用 ==
[[過硫酸カリウム]]を加えてpH 12–13、30–60{{℃}}で攪拌し、80{{℃}}に加熱した後に[[ろ過]]し、取り出した物質を90{{℃}}で加熱すると、[[二酸化鉛]]が生成する。
: <chem>K2S2O8\ + Pb(OH)2 -> PbO2\ + H2O\ + K2S2O7</chem>

== 関連項目 ==
*[[水酸化物]]
*[[鉛]]

== 外部リンク ==
*{{Wayback|url=http://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/kisnet/code.asp?code=5604 |title=神奈川県環境科学センター |date=20160304091320}}

{{鉛の化合物}}
{{Chem-stub}}
{{DEFAULTSORT:すいさんかなまり 2}}
[[Category:鉛の化合物]]
[[Category:水酸化物]]