準同期軌道のソースを表示

[[ファイル:ConstellationGPS.gif|thumb|準同期軌道の代表例、[[GPS衛星]]の軌道]]
'''準同期軌道'''（じゅんどうききどう、semi-geo-synchronous orbit）は、[[公転周期]]が1/2[[恒星日]]（[[地球]]だと11時間58分）の[[衛星軌道]]である。

[[対地同期軌道|同期軌道]]（[[静止軌道]]はその一種）のちょうど半分の公転周期であり、[[ケプラーの法則|ケプラーの第3法則]]より、[[軌道長半径]]は同期軌道の <math> 0.5^{2/3} \approx 0.629996</math> 倍である。地球では 26,562 [[キロメートル|km]] となる。[[軌道傾斜角]]が0だと、平均[[高度]]は[[ジオイド|平均海水準面]]から 20,184 km である<ref>{{cite paper | title=NASA Technical Standard 8719.14 (draft) | publisher = NASA Orbital Debris Program Office | date = 8 Aug 2006 | url  = http://www.orbitaldebris.jsc.nasa.gov/library/references.html/ | format = {{PDF}}}}  </ref>。

準同期軌道は[[中軌道]] (MEO) に含まれる。ただし、[[軌道離心率]]の高い[[モルニヤ軌道]]は、[[低軌道]]領域から静止軌道の外までを移動する。

準同期衛星の[[天球]]上の動きは低軌道衛星に似ており、（軌道傾斜角が90度未満ならば）常に東に動き、西から[[天体の出没|出]]て東に沈む。これは同期衛星が天球上の狭い区画を出ることがないのとは大きく異なる。しかし、天球上を通るルートは（[[昇交点移動]]を無視すれば）一定しており、これは同期衛星に似ている。

==主な準同期衛星==
*[[GPS衛星]] (Navstar)
*[[モルニヤ衛星]]

== 脚注 ==
{{reflist}}
{{軌道}}
{{DEFAULTSORT:しゆんとうききとう}}
[[Category:人工衛星の軌道]]