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'''炭酸塩補償深度'''(たんさんえんほしょうしんど、{{lang-en|Carbonate Compensation Depth, CCD|links=no}})とは、海中において[[炭酸塩]]化合物(主として[[炭酸カルシウム]])が溶存せずに堆積・沈殿し得る最大深度のこと。CCD以深では、炭酸塩は海中に溶存し炭酸塩[[海底堆積物]]が形成されない。 == 概要 == 海水中においては、炭酸カルシウムは以下の式のように溶存・固化状態が変化する。 : <math>\mathrm{CaCO_3 + CO_2 + H_2O \ \rightleftharpoons \ Ca^{2+} (aq) + 2 \ HCO_3^- (aq)} </math> 浅深度の海中に生息する石灰質[[プランクトン]]は炭酸カルシウムの殻を形成する。プランクトンの遺骸は、深海へと沈降していく。海底の深度がCCD以浅の場合、炭酸カルシウムはあまり溶解せず、炭酸塩海底堆積物が形成される{{Sfn|中西・沖野|pp=24-25, 41}}。CCD以深の海中においては、上記式の右側への反応が進み、炭酸カルシウムが海中へ溶解し、炭酸塩海底堆積物が形成されなくなる。この溶解反応は低温・低pH・高圧ほど進みやすい<ref name=":0" />{{Sfn|中西・沖野|pp=24-25, 41}}。 CCDの深さについては諸説あり、太平洋では約1500m、4,000-5,000 mなどの説があり、また大西洋では約3000m、5,000-5,500 mなどの説がある<ref name=":0">{{Cite book|title=Chigaku|url=https://www.worldcat.org/oclc/889151605|publisher=Sūkenshuppan|date=2014.1|location=Tōkyō|isbn=9784410811562|oclc=889151605|others=Ogawa, Yūjirō, 1945-, 小川 勇二郎, 1945-}}</ref>{{Sfn|中西・沖野|pp=24-25, 41}}。しかし、いずれの説においても太平洋より大西洋の方が深く、また高緯度ほどCCDは浅くなる<ref name=":0" />{{Sfn|中西・沖野|pp=24-25, 41}}。 == 脚注 == {{脚注ヘルプ}} {{Reflist}} == 参考文献 == * {{Citation|和書|author=中西正男|author2=沖野郷子|year=2016|title=海洋底地球科学|publisher=東京大学出版会|isbn=978-4-13-062723-8|ref={{Sfnref|中西・沖野|2016}}}} == 関連項目 == * {{ill2|グレートカルサイトベルト|en|Great Calcite Belt}} ‐ 炭酸カルシウムの鉱物である方解石(カルサイト)を多く含む海域。 {{炭素循環}} [[Category:海洋学]] {{デフォルトソート:たんさんえんほしようしんと}}
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