硫酸水素カリウムのソースを表示

{{Infobox_無機化合物
|画像=[[ファイル:Potassium bisulfate.png|200px]]<br/>[[ファイル:Potassium-bisulfate-3D-balls-ionic.png|200px]]
|IUPAC名=硫酸水素カリウム
|別名=酸性硫酸カリウム、重硫酸カリウム
|組成式=KHSO<sub>4</sub>
|式量=136.17
|形状=無色結晶
|結晶構造=
|CAS登録番号=7646-93-7
|密度=
|相=固体
|水への溶解度=約 121.6
|温度=100
|融点=214
|融点注=
|沸点=
|沸点注=
|出典=
}}
'''硫酸水素カリウム'''（りゅうさんすいそカリウム、Potassium hydrogen sulfate）は[[化学式]] '''KHSO<sub>4</sub>''' の[[無機化合物]]。

== 性質 ==
かつて、[[硝石]]と[[硫酸]]を反応させて[[硝酸]]を作る際の副産物として得られたが、現在では[[硫酸カリウム]]と[[硫酸]]を等量反応させて溶液から析出させる。水溶液からは含水塩が得られる。結晶水は1または5.5だとされ、無水塩は斜方晶系または単斜方系の無色の結晶である。

210{{℃}}で分解して[[ピロ硫酸カリウム]]になり、さらに加熱すると[[三酸化硫黄]]と[[硫酸カリウム]]に分解する。水溶液は酸性。[[エタノール]]中では分解する。用途としては難溶性塩の酸性融解用融剤や白金器具の洗浄が挙げられる。<chem>KH3(SO4)2</chem> や <chem>KH3(SO4)2{\bullet}H2O</chem> などの組成のものもある。

== 合成法 ==
前述の通り、硝石（[[硝酸カリウム]]）と硫酸を加えて加熱すると硝酸とともに副生する。
: <chem>KNO3\ + H2SO4 -> HNO3\ + KHSO4</chem>

[[硫酸カリウム]]と[[硫酸]]との反応式も示す。
: <chem>K2SO4\ + H2SO4 -> 2KHSO4</chem>

== 関連項目 ==
* [[硫酸カリウム]]

== 外部リンク ==
* {{ICSC|1585}}

{{カリウムのオキソ酸塩}}
{{DEFAULTSORT:りゆうさんすいそかりうむ}}
[[Category:硫酸塩]]
[[Category:カリウムの化合物]]