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{{Chembox |出典= |画像ファイル=Kristallstruktur Indiumoxid.png |画像サイズ=200px |IUPAC名=Magnesium nitride |別称=窒化マグネシウム |Section1= {{Chembox Identifiers |CAS番号=12057-71-5 |PubChem=16212682 |CASNo_Ref = {{cascite|correct|??}} |SMILES= }} |Section2={{Chembox Properties |化学式=Mg<sub>3</sub>N<sub>2</sub> |モル質量= 100.9494 g/mol |外観=緑がかった黄色い粉末 |密度= 2.712 g/cm<sup>3</sup> |融点= 約1500°C |沸点= |溶解度= }} |Section3={{Chembox Hazards |外部MSDS= [http://espi-metals.com/msds's/Magnesium%20Nitride.htm External MSDS] |EU分類={{Hazchem F}}{{Hazchem Xi}} |EUIndex= |主な危険性= |IngestionHazard = |InhalationHazard= 刺激性という危険性がある。 |眼への危険性 = 刺激性という危険性がある。 |皮膚への危険性 = 刺激性という危険性がある。 |NFPA-H= |NFPA-F= |NFPA-R= |NFPA-O= |Rフレーズ= {{R11}}, {{R29}}, {{R36}}, {{R37}}, {{R38}} |Sフレーズ= {{S7}}/{{S8}}, {{S26}}, {{S33}}, {{S37}}, {{S43}}, {{S60}} |RSPhrases= |JP-PDSCL= |引火点= |引火点C= |引火点注= |発火点= |発火点C= |許容曝露限界= |PEL= |NOAEL= |LD50= |LC50= }} }} '''窒化マグネシウム'''(英語:'''Magnesium nitride''')とは、[[化学式]]{{chem|Mg|3|N|2}} で表される[[マグネシウム]]と窒素からなる[[無機化合物]]である。常温常圧で緑がかった黄色い粉末である。 1857年にマグネシウムを空気中で不完全燃焼させた時に発見された<ref>H. S. -C. -Deville, Caron, Compt. Rend. , 44, 394(1857)</ref>。マグネシウムを空気中で燃焼させた際にも、主生成物である[[酸化マグネシウム]]に加えて、いくらかの窒化マグネシウムも形成される。 ==特徴== [[アルカリ土類金属]]と窒素の化合物はイオン性が強く、水と反応しやすい<ref>R. Marchand, Y. Laurent, J. Guyader, P. L' Haridon,P. Verdier, J. Eur. Ceram. Soc. , 8, 197(1991).</ref>。水と反応した際には、[[水酸化マグネシウム]]と[[アンモニア]]ガスを生成する。 : <chem>{Mg3N2(s)} + {6H2O(l)} -> {3Mg(OH)2(aq)} + {2NH3(g)}</chem> == 製法 == 熱したマグネシウムと窒素を反応させる、 : <chem>3Mg\ + N2 ->[\ce{800^\circ C}] Mg3N2</chem> もしくは[[アンモニア]]。 : <chem>3Mg\ + 2NH3 ->[\ce{700^\circ C}] {Mg3N2}\ + 3H2</chem> ==用途== ;触媒 :窒化マグネシウムは、[[立方晶窒化ホウ素]]の実用的な合成で使われた最初の触媒である<ref>{{cite journal | author = R. H. Wentorf, Jr. | date=March 1961 | title = Synthesis of the Cubic Form of Boron Nitride | journal = Journal of Chemical Physics | volume = 34 | issue = 3 | pages = 809–812 | doi = 10.1063/1.1731679 }}</ref>。 ;焼結助剤 :[[窒化ケイ素]]({{chem|Si|3|N|4}})粉体の焼結助剤<ref> 0. Abe, Ceram. International, 16, 53 (1990) </ref><ref>K. Negita, J. Mater. Sci. Letters,4, 755 (1985) </ref> ;アルゴンの単離 :[[ウィリアム・ラムゼー]]が乾燥した空気を加熱した銅に通して酸素を除去し、さらに窒素を熱したマグネシウムと反応させ窒化マグネシウムを形成し除去することで、[[アルゴン]]を単離した。この発見から、彼は1904年の[[ノーベル化学賞]]を受賞した。 ==出典== {{Reflist}} ;参考資料 * 板谷清司, 岸岡昭, 木下真喜雄、「[https://doi.org/10.11451/mukimate1953.1994.202 窒化マグネシウムおよび関連化合物の諸性質]」『石膏と石灰』 1994年 1994巻 250号 p.202-210, {{doi|10.11451/mukimate1953.1994.202}}, 無機マテリアル学会 {{マグネシウムの化合物}} {{Authority control}} {{デフォルトソート:ちつかまくねしうむ}} [[Category:無機化合物]] [[Category:マグネシウムの化合物]] [[Category:窒化物]] [[Category:触媒]] [[Category:ウィリアム・ラムゼー]]
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