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質量光度比
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'''質量光度比'''(Mass-to-light ratio)は、体積当たり(通常は[[銀河]]や[[星団]]程度)の[[質量]]と[[光度 (天文学)|光度]]の[[除法|商]]である。[[天体物理学]]や[[宇宙物理学]]においては、<math>\Upsilon</math>の記号で表す<ref>Mihalas and McRae (1968), ''Galactic Astronomy'' (W. H. Freeman)</ref>。これらの比はしばしば、[[太陽質量]]を[[太陽光度]]で割った定数<math>\Upsilon_\odot</math> = 5133 kg/Wを基準に計算される。銀河や星団の質量光度比は、常に[[太陽]]の値<math>\Upsilon_\odot</math>よりもずっと大きい。これは、部分的には、これらの天体の質量のほとんどは恒星の内部にはないためであるが、質量の多くの部分が[[暗黒物質]]であることも示唆される。 光度は、[[測光 (天文)|測光学]]によって求めた値を距離の[[逆二乗則]]や[[減光]]の効果で補正して求める。一般に、天体が発している放射の完全なスペクトルが得られなくても、モデルに外挿して求めることができる。このようにして求めた光度は、放射光度と呼ばれる。 質量は、しばしば[[ビリアル定理]]を用いた計算や[[重力レンズ]]から得られる。 銀河の典型的な質量光度比は、2から10<math>\Upsilon_\odot</math>であり、最も大きなスケールである[[観測可能な宇宙]]の質量光度比は、[[Λ-CDMモデル]]に従えば、約100<math>\Upsilon_\odot</math>に達する。 ==出典== <references /> ==外部リンク== * {{cite web|last=Merrifield|first=Michael|title=γ ? Mass to Light Ratio|url=http://www.sixtysymbols.com/videos/masstolight.htm|work=Sixty Symbols|publisher=Brady Haran for the University of Nottingham|year=2009|accessdate=2013-06-07}} {{デフォルトソート:しつりようこうとひ}} [[Category:暗黒物質]] [[Category:天体物理学]] [[Category:天文学に関する記事]]
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