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{{出典の明記|date=2011年7月}} [[File:Semimajoraxis.svg|thumb|right|200px|楕円の軌道長半径]] {{Astrodynamics}} '''軌道長半径'''(きどうちょうはんけい、{{lang-en|semi-major axis}})とは、[[幾何学]]において[[楕円]]や[[双曲線]]のパラメータを表す数である。 == 楕円 == 楕円では、軌道長半径とは長軸方向の[[半径]]である。軌道長半径を含む直線は中心と2つの[[焦点 (幾何学)|焦点]]、楕円周上で最も[[曲率]]の大きい2点を通過する。[[円 (数学)|円]]の場合には、軌道長半径は半径と一致する。 軌道長半径の長さ <math>a</math> は、[[軌道短半径]] <math>b</math>, [[離心率]] <math>e</math>, 半[[通径]] <math>\ell</math> と次のような関係がある。 <math display="block"> \begin{align} b &= a \sqrt{1 - e^2}, \\ \ell &= a(1 - e^2), \\ a\ell &= b^2. \end{align} </math> 1つの焦点と <math>\ell</math> を固定し、もう1つの焦点を一方向にどこまでも引き伸ばすと[[放物線]]が得られる。<math>a</math> と <math>b</math> は[[無限|無限大]]になるが、<math>a</math> の方が <math>b</math> よりも早く増加する。 軌道長半径は、1つの焦点から楕円周上への1点に至る、最小距離と最大距離の平均値となる。[[極座標系]]で1つの焦点を原点、もう1つの焦点をx軸の正方向に置くと、 <math display="block"> r(1 - e\cos\theta) = \ell </math> となり、 <math>r = \dfrac{\ell}{1 + e}</math> と <math>r = \dfrac{\ell}{1 - e}</math> の平均値は <math display="block"> a=\dfrac{\ell}{1-e^2} </math> となる。 == 双曲線 == 双曲線では、軌道長半径とは2つの分岐の間の半分の距離である。{{mvar|a}} が {{mvar|x}} 軸方向にあるとすると、 <math display="block"> \frac{\left( x - h \right)^2}{a^2} - \frac{\left( y - k \right)^2}{b^2} = 1 </math> となる。 半通径と離心率を使うと、 <math display="block"> a = \frac{\ell}{e^2 - 1} </math> と書ける。 双曲線の主軸は、軌道長半径と同じ方向である。 == 天文学 == ;公転周期 天体力学では、主星の周りを円または楕円軌道を描いて回る小さな天体の[[公転周期]] <math>T</math> は、以下の式で表せる。 <math display="block"> T = 2\pi\sqrt{\frac{\;a^3}{\mu\,}} </math> ここで * <math>a</math> は軌道長半径、 * <math>\mu</math> は[[重力定数]]と[[質量]]の積。 この式から、同じ軌道長半径を持つ楕円軌道の公転周期は、離心率に関わらず同じであることが分かる。 天文学において、軌道長半径は公転周期と並んで最も重要な[[軌道要素]]の1つである。[[太陽系]]では、軌道長半径は[[ケプラーの法則|ケプラーの第3法則]]によって公転周期と関係づけられる。 <math display="block"> T^2 = a^3. </math> ここで {{mvar|T}} は年で表した公転周期、{{mvar|a}} は天文単位で表した軌道長半径である。この式は、[[アイザック・ニュートン]]によって導かれた[[二体問題]]を記述する次の式から重力の項を単純化したものである。 <math display="block"> T^2 = \frac{4\pi^2}{G(M + m)}a^3. </math> ここで * {{mvar|G}} は重力定数、 * {{mvar|M}} は主星の質量、 * {{mvar|m}} は伴星の質量。 通常、{{mvar|M}} は {{mvar|m}} よりも充分大きいため、{{mvar|m}} の影響は無視でき、ケプラーの式が導かれる。 === 位置ベクトルからの軌道長半径の計算 === [[天体力学]]では、軌道長半径 <math>a</math> は天体の[[位置ベクトル]]から計算できる。 その値は楕円では <math display="block"> a = -\frac{\mu}{2\epsilon}, </math> 双曲線では <math display="block"> a = \frac{\mu}{2\epsilon} </math> となる。ただし、 <math display="block"> \begin{align} \epsilon &= \frac{\,v^2}{2\,} - \frac{\mu}{\left | \mathbf{r} \right |}, \\ \mu &= GM, \end{align} </math> であり、主星の質量と全体の位置エネルギーが与えられると、軌道離心率には関係なく、軌道長半径の値が決まる。 ここで、 * <math>v</math> は速度ベクトルから得られる軌道速度、 * <math>\mathbf{r}</math> は主星の位置ベクトル、 * <math>G</math> は重力定数、 * <math>M</math> は主星の質量。 == 例 == [[国際宇宙ステーション]]は、公転周期が91.74分で、軌道長半径は6738kmである。 == 関連項目 == * [[軌道短半径]] {{軌道}} {{DEFAULTSORT:きとうちようはんけい}} [[Category:軌道]] [[Category:力学]] [[Category:天文学に関する記事]]
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