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{{出典の明記|date=2023年10月}} {{JIS2004}} '''載'''(さい)は、[[漢字]]文化圏における[[数]]の[[単位]]の一つ。載がいくつを示すかは時代や地域により異なるが、現在一般的に行われている[[万進|万進法]]では '''10<sup>44</sup>''' を示す。 == 概要 == [[後漢]]の徐岳の著と伝えられる『[[数術記遺]]』や[[北周]]の甄鸞『五経算術』には、載までの位の[[命数法]]が記載されており、また「[[下数]]」「[[中数]](万万進)」「[[上数]]」の3つの位取り方法を記している。 載は、下数では 10<sup>14</sup>、上数では <math>10^{4 \times 2^{10}} = 10^{4096}</math>、中数の[[万万進]]では 10<sup>80</sup>、[[万進]]では 10<sup>44</sup> となる。[[元 (王朝)|元]]の[[朱世傑]]による『[[算学啓蒙]]』で載を超える[[極 (数)|極]]以上の位が加えられた。 日本で初めて命数を体系的に説明した『[[塵劫記]]』の1627年の初版では、載までを下数としていた。よって載は 10<sup>14</sup> となる。その後、1631年(寛永8年)版で載以下を万進とし、載は 10<sup>44</sup> となった。 == 命数の一覧表 == 載の位および前後の位の[[命数]]は以下のようになる。上数は数が非常に多いので、一部のみを表示している。 {| class="wikitable" ! colspan=2 | 下数 !! colspan=2 | 万進(現在) !! colspan=2 | 万万進 !! colspan=2 | 上数 |- | [[1 E13|10<sup>13</sup>]] || [[正 (数)|正]] || [[1 E40|10<sup>40</sup>]] || 一正 || [[1 E72|10<sup>72</sup>]] || 一正 || 10<sup>2048</sup> || 一正 |- | [[1 E14|10<sup>14</sup>]] || 載||colspan=2|—||colspan=2|—||colspan=2|— |- | [[1 E15|10<sup>15</sup>]] || 極(塵劫記初版) || [[1 E43|10<sup>43</sup>]] || 千正 || [[1 E79|10<sup>79</sup>]] || 千万正 || 10<sup>4095</sup> || 千万億兆京垓{{JIS2004フォント|𥝱}}穰溝澗正 |- |colspan=2 rowspan=9|—|| [[1 E44|10<sup>44</sup>]] || 一載 || [[1 E80|10<sup>80</sup>]] || 一載 || 10<sup>4096</sup> || 一載 |- | [[1 E45|10<sup>45</sup>]] || 十載 || [[1 E81|10<sup>81</sup>]] || 十載||colspan=2|— |- | [[1 E46|10<sup>46</sup>]] || 百載 || [[1 E82|10<sup>82</sup>]] || 百載 || 10<sup>6144</sup> || 一正載 |- | [[1 E47|10<sup>47</sup>]] || 千載 || [[1 E83|10<sup>83</sup>]] || 千載||colspan=2|— |- | [[1 E48|10<sup>48</sup>]] || 一[[極 (数)|極]] || [[1 E84|10<sup>84</sup>]] || 一万載 || 10<sup>8191</sup> || 千万億兆京垓{{JIS2004フォント|𥝱}}穰溝澗正載 |- | colspan=2 rowspan=4 | — || [[1 E85|10<sup>85</sup>]] || 十万載 || colspan=2 rowspan=4 | — |- | [[1 E86|10<sup>86</sup>]] || 百万載 |- | [[1 E87|10<sup>87</sup>]] || 千万載 |- | [[1 E88|10<sup>88</sup>]] || 一極(算学啓蒙) |} なお、「千載一遇」の載は<!--数の載ではなく-->[[年]](歳)のことであり、千載は千年のことである。 == 使用例 == ;n! − 1 型の階乗素数 38! - 1 = 523022617466601111760007224100074291199999999. :5載2302正2617澗4666溝111穣1760𥝱72垓2410京74兆2911億9999万9999. ;組み合わせ [[ルービックリベンジ]](4×4×4)の組み合わせ :74載119正6841澗5649溝186穣9874𥝱939垓7449京8574兆3360億通り == 脚注 == {{脚注ヘルプ}} {{Reflist}} == 関連項目 == {{Wiktionary|載}} *[[命数法]] *[[数に関する記事の一覧]] *[[数の比較]] {{日本の命数}} {{Num-stub}} {{DEFAULTSORT:さい}} [[Category:数の単位]]
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