過塩素酸カリウムのソースを表示

{{Infobox 無機化合物
| name=過塩素酸カリウム
| 画像=
| IUPAC名=
| 別名=
| 組成式=KClO<sub>4</sub>
| 式量=138.55
| 形状=無色固体
| 結晶構造=三方晶
| CAS登録番号=[7778-74-7]
| 密度= 2.52 | 相 =固体
| 水への溶解度= 1.5 | 温度= 25
| 融点= 610 | 融点注=
| 沸点=  | 沸点注=
| 出典=
}}
'''過塩素酸カリウム'''（かえんそさんカリウム、potassium perchlorate）は化学式 KClO<sub>4</sub> で表される[[無機化合物]]である。

== 性質 ==
無色の[[結晶]]であり、[[水]]や[[アルコール]]に難溶性を示す。400 ℃ 以上に加熱すると酸素を発生させながら分解する。

== 製法 ==
[[過塩素酸ナトリウム]]の水溶液に[[塩化カリウム]]を加えて析出させる。

== 化学反応 ==
過塩素酸カリウム KClO<sub>4</sub> は強い[[酸化剤]]としてさまざまな化合物と反応する。ここでは[[グルコース]]との反応を例に挙げる。

: <chem>3KClO4\ + C6H12O6 -> 6H2O\ + 6CO2\ + 3KCl</chem>

== 用途 ==
[[雷管]]や[[爆竹]]などに使われる。[[花火]]のさまざまな部位に用いられる酸化剤としては最も一般的な部類に入る。[[ロケットエンジンの推進剤#固体燃料ロケット|固体ロケットの推進剤]]としても使用されてきたが、最近ではより効率の高い[[過塩素酸アンモニウム]]への置き換えが進んでいる。

[[甲状腺機能低下症]]の診断に使われることがある<ref>{{PDFlink|[http://jspe.umin.jp/gak_dl/guide200411.pdf 日本小児内分泌学会]}}</ref>。

== 規制 ==
[[GHS]]における[[酸化性固体]]（区分2）に該当し、各国で貯蔵や運搬に規制がある（[[国連番号]]1489）。日本では[[船舶安全法]]や[[航空法]]によってGHSに基づく規制があり、また消防法に基づく[[危険物第1類]]に指定されている。

== 脚注 ==
{{Reflist}}

{{カリウムのオキソ酸塩}}
{{DEFAULTSORT:かえんそさんかりうむ}}
[[Category:無機化合物]]
[[Category:カリウムの化合物]]
[[Category:過塩素酸塩]]
[[Category:酸化剤]]
[[Category:第1類危険物]]