部分集合のソースを表示
←
部分集合
ナビゲーションに移動
検索に移動
あなたには「このページの編集」を行う権限がありません。理由は以下の通りです:
この操作は、次のグループに属する利用者のみが実行できます:
登録利用者
。
このページのソースの閲覧やコピーができます。
'''部分集合'''(ぶぶんしゅうごう、{{lang-en-short|subset}})とは[[数学]]における[[概念]]の一つ。[[集合]]Aが集合Bの部分集合であるとは、AがBの一部の[[元 (数学)|要素]]だけからなることである。AがBの一部分であるという意味で部分集合という。二つの集合の一方が他方の部分集合であるとき、この二つの集合の間に'''包含関係'''があるという。 == 定義 == 集合 ''A'' の要素はすべて集合 ''B'' の要素でもあるとき、すなわち、 :<math>\forall x (x\in A \rightarrow x\in B)</math> が成り立つとき、''A'' は ''B'' の'''部分集合'''であるといい、 :<math>A\sube B</math> で表す{{sfn|Devlin|1993|p={{google books quote|id=hCv-vFu4jskC|page=3|3}}}}。''A'' が ''B'' の部分集合であることを、「''A'' は ''B'' に(部分集合として)含まれる(包含される、{{lang-en-short|contained|links=no}})」、「''A'' は ''B'' に包まれる(包摂あるいは内包される、{{lang-en-short|included|links=no}})」などということもある。またこのとき、''B'' は ''A'' の'''上位集合'''({{lang-en-short|superset|links=no}})であるということもある。''B'' 以外の集合で ''B'' の部分集合であるようなものは、''B'' の'''真部分集合'''({{lang-en-short|proper subset|links=no}})あるいは'''狭義'''(強い意味で)'''の部分集合'''({{lang-en-short|strict subset|links=no}})と呼ばれる。すなわち、集合 ''A'' が集合 ''B'' の真部分集合であるとは、''A'' ⊆ ''B'' かつ ''A'' ≠ ''B'' が成り立つことである。''A'' が ''B'' の真部分集合であることを :<math>A\sub B</math> で表す。 == 記法に関する注意 == <div style="float:right"> {| class=wikitable style="text-align:center; margin:1em;" |+記法の組み合わせ ! 部分集合 !! 真部分集合 |- | rowspan=3 | ''A'' ⊆ ''B'' || ''A'' ⊂ ''B'' |- || ''A'' ⊊ ''B'' |- || ''A'' ⊆ ''B'' かつ ''A'' ≠ ''B'' |- | rowspan=2 | ''A'' ⊂ ''B'' || ''A'' ⊊ ''B'' |- || ''A'' ⊂ ''B'' かつ ''A'' ≠ ''B'' |}</div> ''A'' が ''B'' の部分集合であることを ''A'' ⊆ ''B'' で表し、''A'' が ''B'' の真部分集合であることを ''A'' ⊂ ''B'' で表した。大小関係の[[不等式]]において[[不等号]]を :''x'' ≤ ''y'' かつ ''x'' ≠ ''y'' のとき ''x'' < ''y'' と書く とする記法に合わせて、包含関係においても : ''A'' ⊆ ''B'' かつ ''A'' ≠ ''B'' のとき ''A'' ⊂ ''B'' と書く とする記法は自然である。しかし、これとは異なる流儀もいくつか存在し、統一されていない。例えば、''A'' が ''B'' の部分集合であることを ''A'' ⊂ ''B'' で表し、''A'' が ''B'' の真部分集合であることを ''A'' ⊊ ''B'' で表すという流儀がある。他にも、部分集合には ⊆ を用い、真部分集合には ⊂ かつ ≠ を用いることもある。真部分集合であることを明示できる ⊊ という記号を用意する時もある。真部分集合であることに言及する箇所が少なく煩雑にならなければ、混乱をさけるために逐一 :''A'' ⊆ ''B'' かつ ''A'' ≠ ''B'' :''A'' ⊂ ''B'' かつ ''A'' ≠ ''B'' のように「かつ ''A'' ≠ ''B'' 」という条件を明記する場合もある。 == 基本的な性質 == 以下、''S'', ''T'', ''U'' を集合とする。 * ''S'' = ''T'' と ''S'' ⊆ ''T'' かつ ''T'' ⊆ ''S'' は同値である([[集合#外延性の公理|外延性の原理]])。 * [[空集合]] ∅ はすべての集合の部分集合である。 * ''S'' ⊆ ''S'' 。 * ''S'' ⊆ ''T'' かつ ''T'' ⊆ ''U'' ならば ''S'' ⊆ ''U'' である。 * ''S'' ⊆ ''S'' ∪ ''T'' 。 * ''S'' ⊆ ''T'' ならば ''S'' ∪ ''U'' ⊆ ''T'' ∪ ''U'' 。 * ''S'' ⊆ ''U'' かつ ''T'' ⊆ ''U'' ならば ''S'' ∪ ''T'' ⊆ ''U'' 。 * ''S'' ∩ ''T'' ⊆ ''S'' 。 * ''S'' ⊆ ''T'' ならば ''S'' ∩ ''U'' ⊆ ''T'' ∩ ''U'' 。 * ''S'' ⊆ ''T'' かつ ''S'' ⊆ ''U'' ならば ''S'' ⊆ ''T'' ∩ ''U'' 。 * ''S'' - ''T'' ⊆ ''S'' 。 * ''S'' ⊆ ''T'' ならば ''S'' - ''U'' ⊆ ''T'' - ''U'' 。 * ''S'' ⊆ ''T'' かつ ''S'' ⊆ ''U'' <sup>''C''</sup> ならば ''S'' ⊆ ''T'' - ''U'' 。 * 以下は[[同値]]である: **''S'' ⊆ ''T'' 。 **''S'' ∩ ''T'' = ''S'' 。 **''S'' ∪ ''T'' = ''T'' 。 **''S'' − ''T'' = ∅ 。 * ''S'' と ''T'' がともに ''U'' の部分集合のとき、''S'' ⊆ ''T'' と ''U'' - ''T'' ⊆ ''V'' - ''S'' は同値である。 == 脚注 == {{脚注ヘルプ}} === 注釈 === {{Notelist}} === 出典 === {{reflist}} == 参考文献 == * {{cite book |last = Devlin |first = K. |title = The Joy of Sets: Fundamentals of Contemporary Set Theory |series = [[Undergraduate Texts in Mathematics]] |edition = Second |year = 1993 |publisher = Springer |isbn = 0-387-94094-4 |ref = harv }} == 関連項目 == *[[集合]] *[[集合論]] *[[集合の代数学]] *[[冪集合]] - 集合Bの全ての部分集合からなる集合族(<math>2^B= \{ A | A \sube B \}</math>) {{集合論}} {{DEFAULTSORT:ふふんしゆうこう}} [[Category:集合論]] [[Category:初等数学]] [[Category:数学に関する記事]] [[ro:Mulțime#Submulțimi]]
このページで使用されているテンプレート:
テンプレート:Cite book
(
ソースを閲覧
)
テンプレート:Lang-en-short
(
ソースを閲覧
)
テンプレート:Notelist
(
ソースを閲覧
)
テンプレート:Reflist
(
ソースを閲覧
)
テンプレート:Sfn
(
ソースを閲覧
)
テンプレート:脚注ヘルプ
(
ソースを閲覧
)
テンプレート:集合論
(
ソースを閲覧
)
部分集合
に戻る。
ナビゲーション メニュー
個人用ツール
ログイン
名前空間
ページ
議論
日本語
表示
閲覧
ソースを閲覧
履歴表示
その他
検索
案内
メインページ
最近の更新
おまかせ表示
MediaWiki についてのヘルプ
特別ページ
ツール
リンク元
関連ページの更新状況
ページ情報