鉄の星のソースを表示


{{混同|鉄惑星}}
{{特殊文字|説明=[[Microsoftコードページ932]]（[[はしご高]]）}}
'''鉄の星'''（てつのほし、{{lang-en-short|iron star}}、{{lang-de-short|Eisenstern}}、{{lang-fr-short|étoile de fer}}、{{lang-ru-short|железная звезда}}）<ref name=S>{{Cite journal|和書|author1=髙嶋秀行|author2=永原和聡|author3=中野太郎|title=原子でできた天体は、すべて“鉄の星”になるという可能性も|date=2020-02-07|publisher=ニュートンプレス|journal=Newton|volume=40|issue=2|pages=56-57}}野本憲一, 森正夫, 横山順一, 松原隆彦, 塩澤真人, 村山斉, 小松英一郎(監修)</ref>は、非常に遠い未来に出現が可能視される仮説上の天体。これが出現し得る前提として、[[陽子崩壊]]が存在しないことが必要（2020年2月現在、陽子崩壊の確たる証拠は得られていない。理論予測に反し、陽子は安定な粒子である可能性を否定できない<ref name=S/>）。高エネルギー加速器研究機構教授の松原隆彦によると、陽子崩壊が存在しないと仮定すると、あらゆる原子はいつか必ず鉄に変化する<ref name=S/>。鉄よりも原子番号が小さい元素は、[[トンネル効果]]や[[ミューオン触媒核融合]]により[[常温核融合|低温核融合]]を起こし、最終的に最も安定な[[鉄56]]に変換される。鉄よりも原子番号が大きい元素は、[[核分裂反応|核分裂]]や[[アルファ崩壊]]によりやはり鉄に変換され、最終的に恒星質量の冷たい鉄の塊が生成する。[[フリーマン・ダイソン]]は、鉄の星が出現するのは10<sup>1500</sup>年後であろうと計算している<ref name=D>{{cite journal|author=Freeman J. Dyson|date=1979-07-01|title=Time without end: Physics and biology in an open universe|journal=Rev. Mod. Phys.|publisher=American Physical Society|volume=51|pages=447–460|doi=10.1103/RevModPhys.51.447}}</ref>。なお、ダイソンは、<math>10^{10^{76}}</math>年後には鉄の星もさらに安定な中性子星またはブラックホールに変化するであろうとする<ref name=D/>。

== 出典 ==
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{{恒星}}
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