階段関数のソースを表示
←
階段関数
ナビゲーションに移動
検索に移動
あなたには「このページの編集」を行う権限がありません。理由は以下の通りです:
この操作は、次のグループに属する利用者のみが実行できます:
登録利用者
。
このページのソースの閲覧やコピーができます。
[[File:Haar wavelet.svg|thumb|階段関数]] '''階段関数'''(かいだんかんすう、{{lang-en-short|step function}}または{{lang-en-short|staircase function}})とは、おおまかに言って、[[グラフ (関数)|グラフ]]が[[階段]]状になる[[関数 (数学)|実関数]]のことである。より正確には、[[区間 (数学)|区間]]上の[[指示関数]]が[[有限]]{{要出典|date=2021/06/08}}個あって、それらの[[線型結合]]で表される関数である。有限個{{要出典|date=2021/06/08}}のみの区分を持った、区分的に[[定数関数]]である関数とも表現できる。 == 定義 == 関数 ''f'' : '''R''' → '''R''' が'''階段関数'''であるとは、ある[[正の数と負の数|正]][[整数]] ''n'' が存在して、''n'' 個の[[実数]] ''α''<sub>1</sub>,..., ''α<sub>n</sub>'' と ''n'' 個の区間 ''A''<sub>1</sub>,..., ''A''<sub>''n''</sub> 上の指示関数 ''χ''<sub>1</sub>,..., ''χ<sub>n</sub>'' によって、 :<math>f(x)=\sum_{i=1}^n \alpha_i \chi_i(x)</math> と表されることをいう。ここに、[[集合]] ''A'' 上の[[指示関数]] ''χ<sub>A</sub>'' とは、次で定義されるものであった。 :<math>\chi_A(x)=\begin{cases}1, & \ (x \in A), \\ 0, & \ (x \notin A). \end{cases}</math> この定義において、区間 ''A''<sub>''i''</sub> たちは、次の2条件を満たすとしてもよい。 * [[素集合|互いに素]]である。すなわち、''i'' ≠ ''j'' のとき、''A''<sub>''i''</sub> ∩ ''A''<sub>''j''</sub> = ∅ である。 * [[合併 (集合論)|和集合]]が実数全体である。すなわち、''A''<sub>1</sub> ∪ … ∪ ''A''<sub>''n''</sub> = '''R''' である。 例えば、この条件を満たさずに階段関数 :<math>f = 4 \chi_{[-5, 1)} + 3 \chi_{(0, 6)}</math> が与えられたならば、条件を満たすように :<math>f = 0 \chi_{(-\infty, -5)} + 4 \chi_{[-5, 0]} + 7 \chi_{(0, 1)} + 3 \chi_{[1, 6)} + 0 \chi_{[6, \infty)}</math> と表現することもできる。 == 例 == [[Image:Dirac distribution CDF.svg|thumb|[[ヘヴィサイドの階段関数]]]] * 定数関数は自明な階段関数である。階段関数の定義において、''n'' = 1, ''A''<sub>1</sub> = '''R''' として得られる。 * [[ヘヴィサイドの階段関数]]は、しばしば応用に用いられる重要な階段関数である。''n'' = 3, ''A''<sub>1</sub> = (-∞ 0), ''A''<sub>2</sub> = [0, 0], ''A''<sub>3</sub> = (0, ∞) として得られる。 [[File:Rectangular function.svg|thumb|[[矩形関数]]]] * [[矩形関数]]は、'''R''' を5つの区間に分けて得られる階段関数である。 [[File:Floor function.svg|thumb|[[床関数と天井関数|床関数]]]] * [[床関数と天井関数|床関数や天井関数]]は、[[無限]]個の区間に分けて与えられるため、ここでの文脈においては階段関数ではない。 == 性質 == 階段関数のとる値は、有限個の可能性しかない。階段関数の定義において、区間 ''A''<sub>''i''</sub> たちを互いに素な '''R''' の[[集合の分割|分割]]にとっておけば、''A''<sub>''i''</sub> の任意の[[元 (数学)|元]] ''x'' に対して ''f''(''x'') = ''α<sub>i</sub>'' となる。 階段関数 :<math>f(x)=\sum_{i=1}^n \alpha_i \chi_{A_i}(x)</math> の[[ルベーグ積分]]は、区間 ''A''<sub>''i''</sub> の[[長さ]] ''L'' (''A''<sub>''i''</sub>) が全て有限である場合、 :<math>\int_\mathbb{R} f dx=\sum_{i=1}^n \alpha_i L(A_i)</math> で与えられる。 2つの階段関数の和や積もまた階段関数である。この演算により、階段関数全体の集合は '''R''' 上の[[体上の多元環|代数]]を成す。 == 関連項目 == * [[単関数]] * [[カントール関数]] {{DEFAULTSORT:かいたんかんすう}} [[Category:特殊関数]] [[Category:数学に関する記事]] [[Category:階段]]
このページで使用されているテンプレート:
テンプレート:Lang-en-short
(
ソースを閲覧
)
テンプレート:要出典
(
ソースを閲覧
)
階段関数
に戻る。
ナビゲーション メニュー
個人用ツール
ログイン
名前空間
ページ
議論
日本語
表示
閲覧
ソースを閲覧
履歴表示
その他
検索
案内
メインページ
最近の更新
おまかせ表示
MediaWiki についてのヘルプ
特別ページ
ツール
リンク元
関連ページの更新状況
ページ情報