需要率のソースを表示

'''需要率'''（じゅようりつ）は、電気機器の設備容量の合計に対する最大需要電力の比率（百分率）を意味する<ref name=":0">{{Cite book|title=送配電工学|year=2003|publisher=電気学会|pages=308-309|last=道上|first=勉|isbn=4-88686-238-1|edition=改訂版}}</ref>。

== 定義 ==
需要率 = (最大需要電力 ÷ 設備容量の合計) × 100

需要家において、全ての電気機器を同時に全負荷で使用することは少ないから、一般に、最大需要電力は、電気機器の設備容量の合計より小さい<ref name=":1">{{Cite web|和書|url=https://jeea.or.jp/course/contents/12144/|title=需要率、不等率、負荷率とその活用 (電験過去問付)|accessdate=2021-04-29|publisher=公益社団法人日本電気技術者協会|last=池内|first=大典}}</ref>。したがって、需要率は、普通、100%より小さい。一般の電灯需要家では、需要率は、50%から75%程度である<ref name=":0" />。

例えば、設備容量100 kW、200 kW、300 kWの電気機器がある場合の最大需要電力が400 kWである場合、需要率は、次の計算により、66.7%となる<ref name=":1" />。

<math>\frac{400}{100 + 200 + 300} \times 100 = \frac{400}{600} \times 100 = 66.7</math>

== 関連項目 ==

* [[不等率]]
* [[負荷率]]

== 出典 ==
<references />

{{電力供給}}
{{DEFAULTSORT:しゆようりつ}}
[[Category:電力工学]]