ANDゲートのソースを表示

{| class="wikitable" align=right
|- bgcolor="#ccc" align="center"
|colspan=2|'''入力''' || '''出力'''
|- bgcolor="#ccc" align="center"
| A || B || A AND B
|- align="center"
| {{no2|L}} || {{no2|L}} || {{no2|L}}
|- align="center"
| {{no2|L}} || {{yes2|H}} || {{no2|L}}
|- align="center"
| {{yes2|H}} || {{no2|L}} || {{no2|L}}
|- align="center"
| {{yes2|H}} || {{yes2|H}} || {{yes2|H}}
|}

'''ANDゲート'''（アンドゲート）は[[論理積]]の論理ゲートである。

== 概要 ==
右に挙げた[[真理値表]]に従った動作をする。出力がHighとなるのは、ANDゲートの両方の入力がHighの場合のみである。

ANDゲートの入力の一方のみがHighの場合やどちらもHighでない場合、出力はLowとなる。換言すれば、ANDゲートは2つの入力から最小値を求めるものである。逆にORゲートは最大値を求める。

=== 3入力ANDゲート ===
入力端子が3つの'''3入力ANDゲート'''({{lang-en-short|Triple 3-Input AND gate}})も存在する。

[[File:3-Und-Gatter-Schaltsymbol DIN40700.png|thumb|200px|right|3入力ANDゲート]]
[[File:AND3 aus AND2 DIN40700.png|thumb|200px|right|3入力ANDゲート]]

== 記号 ==
ANDゲートを表す記号は3種類（[[ANSI]]、[[国際電気標準会議|IEC]]、[[ドイツ工業規格|DIN]]）ある。

{| align=center style="text-align:center"
|[[ファイル:AND ANSI Labelled.svg]]
|[[ファイル:AND IEC.svg]]
|[[ファイル:AND DIN.svg]]
|-
|''MIL/ANSI 記号''
|''IEC 記号''
|''DIN 記号''
|}

ANDゲートの入力を ''A'' と ''B''、出力を ''C'' とすると、<math>C = A \cdot B</math> という論理式を実装していることになる。

== 実装 ==
{|
| [[ファイル:NMOS AND gate.png|thumb|NMOS型ANDゲート]] || 
|}
上図はNMOSによる実装例である。'''a''' と '''b''' が入力、'''F''' が出力である。

=== 代替技法 ===
[[ファイル:AND from NAND.svg|thumb|right|NANDゲートで構成したANDゲート]]
ANDゲートがない場合でも、[[NANDゲート]]や[[NORゲート]]からANDゲートを構成できる。NANDゲートとNORゲートは「汎用ゲート」であり<ref>Mano, M. Morris and Charles R. Kime. ''Logic and Computer Design Fundamentals, Third Edition.'' Prentice Hall, 2004. p. 73.</ref>、他のあらゆる種類の論理ゲートを構成できる。XORゲートでもANDゲートを構成できるが、そのような使い方をすることは滅多にない。

== 脚注・出典 ==
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
{{commonscat|AND gates}}

{{論理演算}}
{{論理ゲート}}

{{DEFAULTSORT:あんとけと}}
[[Category:論理ゲート]]