ISO 31-2のソースを表示

'''ISO 31-2'''は、[[周期]]現象及び関連現象に関する[[物理量|量]]とその[[物理単位|単位]]について定めた[[国際標準化機構]](ISO)の[[国際規格]]で、[[ISO 31]]の一部である。

2006年に発行された[[ISO 80000-3]]によって置き換えられ、ISO 31-2は廃止された<ref>{{cite web|url=http://www.iso.org/iso/catalogue_detail.htm?csnumber=3626|title=ISO 31-1:1992 - Quantities and units -- Part 2: Periodic and related phenomena|publisher=[[国際標準化機構]]|accessdate=2016-02-05}}</ref>。

[[日本工業規格]](JIS)では JIS Z 8202-2:2000 が相当する。2014年に ISO 80000-3 に相当する JIS Z 8000-3:2014 が発行され、 JIS Z 8202-2:2000 は廃止された。

== 定義 ==
ISO 31-2では以下の量・単位の名前と記号が定義されている。なお、名称と定義の日本語訳はJIS Z 8202-2に拠る。

{| class="wikitable"
! colspan="2" | 量
! colspan="3" | 単位
! rowspan="2" width="25%"| 備考
|-
!名称||記号||名称||記号||定義
|-
|[[周期]]||''T''||[[秒]]||s|| ||
|-
|[[指数関数]]的に変化する量の[[時定数]]||''τ''||秒||s|| ||ある量が時間の関数<math>f(t) = A + B e^{-t / \tau}</math>で表されるときのτ
|-
|[[周波数]]||''f''||[[ヘルツ]]||Hz|| ||
|-
|[[振動数]]・[[回転速度]]||''n''||[[毎秒]]||s<sup>-1</sup>|| ||
|-
|[[角周波数]]・[[角振動数]]・[[円振動数]]||''ω''||[[ラジアン毎秒]]||rad/s|| ||
|-
|[[波長]]||''λ''||[[メートル]]||m|| ||
|-
|[[波数]]||''λ''||[[毎メートル]]||m<sup>-1</sup>|| ||
|-
|[[角波数]]・[[波長定数]]・[[位相定数]]||''k''||[[ラジアン毎メートル]]||rad/m|| ||
|-
|[[位相速度]]||''c'', ''v''
|rowspan=2|[[メートル毎秒]]
|rowspan=2|m/s
|
|''c''は電磁波の位相速度に使用する
|-
|[[群速度]]||''c<sub>g</sub>'', ''v<sub>g</sub>''
|
|
|-
|場の量のレベル||''L<sub>F</sub>''||[[デシベル|ベル]]||B|| ||10分の1の[[デシベル]](dB)の形で用いられる。<br/><math>L_F = \ln\frac{F}{F_0}</math>
|-
|rowspan=2|工率の量のレベル
|rowspan=2|''L<sub>P</sub>''
|[[ネーパ]]||Np||
|rowspan=2|<math>L_P = \frac{1}{2}\ln\frac{P}{P_0}</math>
|-
|ベル||B||
|-
|rowspan=2|[[減衰係数]]
|rowspan=2|''δ''
|毎秒||s<sup>-1</sup>|| ||
|-
|ネーパ毎秒||Np/s|| ||
|-
|[[対数減衰率]]||''∧''||ネーパ||Np|| ||
|-
|[[減衰定数]]||''α''
|rowspan=3|毎メートル
|rowspan=3|m<sup>-1</sup>
|rowspan=3|
|
|-
|[[位相定数]]||''β''||
|-
|[[伝搬定数]]||''γ''||
|}

==出典==
{{reflist}}

== 外部リンク ==
*[http://kikakurui.com/z8/Z8202-2-2000-01.html JIS Z 8202-2 (ISO 31-2)「量及び単位−第 2 部：周期現象及び関連現象」](KIKAKURUI.COM) - JIS Z 8202-2 は、ISO 31-2 を踏襲して策定されている。

{{ISO}}

{{Tech-stub}}
[[Category:ISO 31|02]]